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3Dグラフィックスが目を引くTPS「OMEGA Protocol」は,KOCCAゲーム人材院の学生による卒業制作だった[BIC2025]
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本作は,人類が滅亡したあとの地球を舞台としたSF TPSで,出展されたデモ版では,主人公の女性キャラ(設定的にアンドロイドだろうか)が,廃墟となった病院を探索しながら,遭遇する敵と戦うという内容になっていた。
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基本的な操作は,W/A/S/Dキーでの移動とマウスによるエイム,右クリックで狙いをつけ,左クリックで銃撃というオーソドックスなものだ。Shiftキーを使ったダッシュ,Ctrlキーでのしゃがみやカバーアクションのほかに,Spaceキーで(指定可能な)次のカバーポイントまで自動で移動する,というアクションも用意されていた。
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武器は,通常のアサルトライフルのほかにグレネードランチャーも登場し,進行上の障害物を破壊できるなど,複数の武器を使い分けて戦えるようだ。ところどころにある,赤い容器を銃撃すると爆発するのは,もはやシューターの世界共通の文法といったところ。
デモ版のプレイはそれほど長くなく,およそ10分。最初のボスに遭遇したところで終了となった。
ブースの担当者に少し話を聞いたところ,本作はKOCCA(The Korea Creative Content Agency / 韓国コンテンツ振興院)に属する,いわば国立の専門学校であるKOCCAゲーム人材院の第6期卒業制作として開発中なのだそうだ。SHIFT UPが開発し,Sony Interactive Entertainmentが発売する「Stella Blade」を目標とする,銃で戦うゲームを作りたかったとのことで,なるほど,世界設定やグラフィックス,とくに背後から見た構図などから,そのリスペクトっぷりがうかがえる。
プレイヤーが使える武器には,戦闘での逆転につながるような要素もあるらしく,状況に応じた武器の選択が重要になるようだ。
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ゲームエンジンは「Unity」を使用しており,4人のスタッフで6か月をかけて制作中とのことだった。なお,現時点では本作のリリース予定はないそうだが,11月の開催が予定されている「G-Star 2025」への出展に向けて今後も開発を進め,完成度が高まればパブリッシングの予定もあるとのこと。発売へこぎ着けられるのかが気になるところで,今後の動向に注目したい。
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