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  • ハピネット
  • 発売日:2026/08/27
  • 価格:通常版:9020円(税込)
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英雄の国・ミスティアインの運命やいかに。「ブリガンダイン アビス」メディア向け体験会レポート。プロデューサーへのミニインタビューも
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印刷2026/06/08 13:41

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英雄の国・ミスティアインの運命やいかに。「ブリガンダイン アビス」メディア向け体験会レポート。プロデューサーへのミニインタビューも

 某日都内にて開催された「ブリガンダイン アビス」PC / PS5 / Xbox Series X|S / Switch2)のメディア向け体験会レポートをお届けする。

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 本作は,ハピネットが2026年8月27日に発売予定のシミュレーションRPGだ。
 1998年に初代PlayStation向けとして発売された「ブリガンダイン 幻想大陸戦記」に端を発する「ブリガンダイン」シリーズの最新作であり,今作はその4作目にあたる。

 物語の舞台となるのは戦乱の歴史に彩られたファンタジー世界,メルティーテ大陸。先ごろ邪悪な「アビスローア帝国」が倒されたばかりのこの地に,また新たな火種が生まれようとしていた。「ソルジュナート王国」の宰相・ケイオスルスが王を弑(しい)して,「新生アビスローア帝国」の建国を宣言したのだ。

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 同国が開始した侵略戦争に対し,周辺地域の勢力はそれぞれ武器を手に取り反攻を始める。このいずれかの勢力を指揮し,新生アビスローア帝国(以下,帝国)に立ち向かうのがプレイヤーというわけだ。

 本稿では,メディア向け体験会でプレイできた本作の序盤のプレイを紹介するとともに,会場に居合わせた本作のプロデューサー,齋藤 勝氏へのミニインタビューを掲載する。本作の内容が気になっている人は,ぜひ参考にしていただきたい。




戦乱の大陸を舞台に,モンスターを率いて戦う「ブリガンダイン アビス」


 冒頭で紹介したとおり,帝国の侵攻に抗う勢力は複数あり,プレイヤーはそのいずれかを選択する。ストーリーモードで選べる勢力は,以下の6つだ。

  • ドラゴンとそのテイマーたちが暮らす「グラン・ドラグニカ」
  • ユニコーンと共に草原を渡る傭兵団「スカーレットウィル」
  • かつてアビスローア帝国を倒した英雄の国「ミスティアイン」
  • 妖精たちの隠れ里「ピュリファーノ」
  • 東方の武力集団「サムラ族」
  • 禁忌であるキマイラ化を研究する秘密組織「パンデミュオン」

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グラン・ドラグニカ
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スカーレットウィル
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ミスティアイン
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ピュリファーノ
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サムラ族
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パンデミュオン

 一方ミッションモードではこれに加えて18の勢力が選択でき,合計24にもなる。こちらは勢力ごとに勝利条件が異なっており,多彩なプレイが楽しめるとのこと。
 なお体験会では,メディアごとにプレイする勢力をくじ引きで決める方式となっていた。4Gamerはストーリーモードを「ミスティアイン」,ミッションモードを滅びゆく砂漠の国「アーカーシャ」でプレイすることになったので,この両勢力でのプレイを紹介していく。


王太子クレストの成長を描く,ミスティアインのストーリーモード


 ストーリーモードは選択した勢力の「部隊」を指揮して戦う傍らで,重厚な物語を読み進めていくゲームモードだ。
 部隊は隣接した領土を「攻撃」したり,資源を「探索」したりできるが,本拠地の守りもおろそかにはできない。なにせ本拠地を取られたら,滅亡してしまうのだから。実際,ターンが進むにつれ無数の勢力が行動し,弱いものから消えていくこととなる。

 プレイヤーが操作する6勢力も例外ではなく,今回の試遊では1ターン目に「ピュリファーノ」が滅亡し,大いに驚かされた。そして滅亡した勢力のキャラクターは他勢力に仕官し,生き残った勢力には領土に応じた「メル(お金)」や資源などの収入が分配される。これを使って拠点や部隊を強化しつつ,やがて訪れる「イベント戦」に備えるのだ。

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 今回選択した「ミスティアイン」は,旧帝国を滅ぼした国として帝国に狙われており,大将軍であるザイルザートは王太子クレストと共に,女王ミストファーネを守って戦わねばならない。
 「ミスティアインの大盾」の異名どおり,ザイルザートはあらゆる状態異常を防ぐ特殊能力を持っており前線で殴り合えるキャラクターである。一方,クレストは打たれ弱い「メイジ」クラスということで運用には注意が必要となる。対照的なコンビといえよう。

女王ミストファーネ
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大将軍ザイルザート
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王太子クレスト
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 本作における部隊は,人間の指揮官である「リーダー」と,部下となる「モンスター」から構成されている。
 リーダーを倒せば残ったモンスターは消えるので,追い込まれても集中攻撃でリーダーを倒せば,一発逆転が可能だ。しかし経験値を稼ぎたいなら,モンスターを全滅させてからリーダーを倒したほうが効率がよく,どちらを選ぶべきかは悩ましいところ。

 もちろん,こちらもリーダーが倒れたら部隊は全滅なので,敵の集中攻撃は絶対に阻止しなければならない。勢力が滅亡しない限り,倒れたリーダーも再出撃できるのが救いだが,とはいえモンスターを使い捨てにするような戦い方も悪手である。モンスターは倒されると「死亡」扱いとなり,高価なアイテムで復活させるか,代わりのモンスターを雇ってレベル1から育て直すはめになるからだ。

モンスターの編成画面。モンスターにはそれぞれコストがあり,指揮官が持つ「指揮コスト」が許す範囲内で部隊に加えられる
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 モンスターには耐久力に優れた「サンドゴーレム」や,仲間にバフをかけられる「マーメイド」,空を飛んで攻撃魔法を使う「デーモン」,味方を回復できる「ユニコーン」など,個性的な面々が揃っている。
 適材適所を意識した運用が求められるが,ここにさらなる深みを与えてくれるのが,本作ならではの「支援」「展開」という2つのコマンドである。

 「支援」は,そのターンで行動していないモンスター1体をリーダーと合体させ,モンスターそれぞれが持つ「支援特性」を発動させるというもの。
 支援特性にはさまざまなものがあり,例えば水上での移動力を上昇させるものや,通常は回復しないMPを,ターンごとに回復するものなどが確認できた。これによりリーダーを強化できる一方で,場に出ているモンスターは1体減ることになるわけで,とにかく合体させればよいわけではないが,うまく活用したいところである。

 そして「支援」で合体したモンスターを盤面に戻すのが「展開」である。
 戻したモンスターはすぐに行動できるのがポイントで,例えば移動力の低いモンスターを「支援」で合体させたのち,リーダーが前線に到着してから「展開」させれば,電撃戦が可能となる。
 つまり,キャラクターの強化と輸送が1つのシステムに統合された形であり,これにより煩雑になりがちな部隊展開がリーダーを中心として,スピーディかつ分かりやすく整理されている。実に興味深いシステムといえるのではないだろうか。

「サンドゴーレム」の「サンドナックル」は,食らった相手を一定確率でノックバックさせる。相手が持つ技の射程が短ければ,反撃を封じ込められる
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ブルーのヘックスが「支援」の対象と,できる範囲を示している。これだけの広範囲にいるモンスターと移動力関係なしに合体できるのだから,輸送手段としても非常に優れている
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 またマップ上に配置された柵や城壁といった障害物を破壊して,さまざまな進軍ルートを模索できるのも面白いところ。あるマップでは敵がガッチリと守りを固めた拠点を,木の柵を破壊して突入することで被害を軽減するといった立ち回りも可能だった。

画面右上の防御塔は,近づく者に矢を射かけてくる厄介な敵だ。しかし,その南には防御塔の射程外,かつ木の柵が置かれているだけという守りの薄い場所があり,ここを突破するのが得策だ。なお柵や城壁は独自のHPを持ち,とくに強力なものは壊そうとする者にデバフをかけてきたりもする
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 「ミスティアイン」のシナリオは,ザイルザートとミストファーネら上の世代が,クレストたち新世代の成長を見守るプロットとなっており,当初は自身の力不足から鬱々としているクレストが,同世代の仲間を得て徐々に前向きになっていく成長物語に感じられた。2つの世代が織りなす物語がこの先どうなるのか,製品版が楽しみだ。

ザイルザート(左)は機密を敵勢力に漏らして戦乱の原因を作ったセッカ(右)を許し,世界を守る騎士,そしてクレスト護衛の任を与える
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当初は思い悩むばかりだったクレストも,セッカが護衛となったことで成長していく
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砂漠の国を守り抜く,アーカーシャのミッションモード


 ミッションモードの目的は勢力によってさまざまで,「アーカーシャ」の場合は本拠地に毎ターン攻めてくる敵を迎撃するというものとなっていた。ストーリーモードのように領土を広げていくわけではないので,部隊の配置を思い悩むこともなく,ただただ連続でバトルをこなしていく。

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 リーダーがバフやデバフを操る支援系で,部下であるモンスターに強力な個体が揃っているという,一風変わった編成なのも面白く,ストーリーモードとはまた違った戦略が求められる。

「アーカーシャ」編では,国母クレオローザ(左)や砂賊ジャンビーヤ(右)たちが本拠地を守って戦う
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アーカーシャは侵攻できず,ひたすら防衛戦が続いていく。純粋にバトルを楽しむに最適なモードといえる
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すべての勢力でプレイしてみてほしい――プロデューサー・齋藤 勝氏ミニインタビュー


 ここからは,本作のプロデューサーである齋藤 勝氏へのミニインタビューをお届けする。

プロデューサーの齋藤 勝氏
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4Gamer:
 「ブリガンダイン」シリーズとしては6年ぶりの新作になりますが,まずは制作の経緯を教えていただけますか。

齋藤 勝氏(以下,齋藤氏):
 2022年に発売したSteam版「ブリガンダイン ルーナジア戦記」がワールドワイドで高評価をいただいたことから,続編の企画がスタートしました。

4Gamer:
 キャラクターメインのシミュレーションRPGといえば,戦闘にフォーカスした,いわゆる戦術級のタイトルが多い印象です。一方,本作には本拠地の強化や国盗り,国家レベルでの部隊指揮といった,戦略級の要素が盛り込まれています。これは意図的なものでしょうか。

齋藤氏:
 そこは「ブリガンダイン」シリーズの伝統ですね。とはいえ開発の初期段階では,戦略級の要素は廃し,マップもヘックスではなくスクエアでいこう,という案もありました。これは3人の王子を軸にした物語で,個人的には面白そうに思ったんですが……「ブリガンダイン」にはやはり国盗り要素がないと,ということで現在の形になったわけです。

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4Gamer:
 「支援」と「展開」のコマンドがユニークで,奥深いと感じました。

齋藤氏:
 当初は「支援」ではなく「集合」という名称で,部下のモンスターをすべて集めるコマンドだったんです。ただ,一度に多くのモンスターを輸送できてしまうと,ちょっと強すぎてプレイが大雑把になってしまい……。
 そこで開発がかなり進んだところで,扱えるモンスターを1体にして,リーダーに支援特性を付与する現在の効果に変更になりました。こうすれば,モンスターを従えて戦う「ブリガンダイン」シリーズらしさが出るんじゃないか,という発想です。

4Gamer:
 “開発がかなり進んだところ”というと,もう少し具体的には?

齋藤氏:
 開発中盤までは「集合」だったので,それ以降ですね。まさに大ナタでしたが,開発のアドグローブさんが色々とアイデアを出してくださって,本当に助かりました。

4Gamer:
 なるほど。結果として面白いシステムになったと思います。

齋藤氏:
 ええ。例えば強いモンスターをあらかじめ「支援」で合体させておき,リーダーが危険になったときに切り札として出すなんて使い方もできます。あるいは合体させた状態で敵陣の裏手に回り,「展開」で奇襲するなんてことも可能で,色々な使い方ができるコマンドになりました。
 支援特性でモンスターを選ぶ手もありますね。クラーケンなら攻撃時に一定確率で敵をバインドできますし,ドラゴンなら移動力が1つ増えるといったように,支援の特性はモンスターごとに異なります。使わずにクリアすることもできますが,プレイヤーの皆さんで色々試行錯誤してみてください。

4Gamer:
 ストーリーモードでは6つ,ミッションモードでは24もの勢力が登場しますが,とくにおすすめの勢力などはありますか。

齋藤氏:
 ストーリーモードは勢力ごとの難度にあまり差がありませんし,どのシナリオも面白いので,全部を遊んでみてもらいたいです。
 いずれも山本 真さんがシナリオを手がけていまして,展開的には「ピュリファーノ」が白眉だと感じますが,個人的に好きなのは「ミスティアイン」ですね。これはおじさん主人公を入れたくて作ったシナリオでして,僕と同じくらいの歳の男性なら,きっと共感してもらえるんじゃないかと思っています。またラスボスも,これまでは全勢力で共通でしたが,今回は勢力ごとに違いがあります。

 一方で,ストーリーモードではあっという間に滅んでしまう勢力にもスポットを当てたくて用意したのがミッションモードです。例えば「アーカーシャ」なんかがそうですね。今回はどの勢力にも個性的なキャラクターが登場しますので,彼らの行く末を見守りたい人にはおすすめのモードとなっています。
 ただプレイ時間は勢力ごとにさまざまで,20〜30分で終わってしまう勢力もあれば,数日かかる勢力もある。勝利条件も,例えば商人勢力なら借金の返済,吸血鬼の勢力なら敵から血を集めることなど,勢力によって異なるのが特徴です。

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4Gamer:
 ちなみにこれまでのシリーズをプレイしていなくても,本作からプレイして問題はないでしょうか。

齋藤氏:
 もちろんです。ストーリー的にも,これまでのタイトルと直接的なつながりはありません。共通しているのは「ブリガンダイン」という単語のみで,これもタイトルによっては書物だったり鎧だったりするものなので,初めての人も安心して遊んでいただけます。
 またシミュレーションRPGに慣れていなくても,作中のシステム解説が充実していますので,それを読みながら進めていただければスムーズにプレイできるかと思います。敵勢力のAIは高度ですが,資金面はけっこう潤沢で取っ付きやすいので,この手のジャンルの入門としても適していると思いますよ。

4Gamer:
 分かりました。最後に,本作の発売を楽しみにしている人に向けてメッセージをいただけますか。

齋藤氏:
 ボリュームたっぷりで,スルメのように遊んでいただけるゲームです。ストラテジーが好きな4Gamer読者さんは,ぜひ手に取ってみてください。よろしくお願いします。

4Gamer:
 ありがとうございました。

会場では限定版の展示も行われていた。下は特典の一つである「十六むさし」で,中央の駒1つと周囲の駒16個で戦う非対称型の対戦アナログゲーム。江戸時代から伝わる伝統的な遊びとのことだが,帝国に周辺勢力が立ち向かう本作の設定にも合致するところがある
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