
プレイレポート
「OPUS: Prism Peak」「NO STRAIGHT ROADS 2」などを楽しめる。TGS 2025の集英社ゲームズ出展タイトルを紹介[TGS2025]
ブースでは,日本初のプレイアブル出展となる「OPUS: Prism Peak」(PC / Mac / Switch2 / Switch)やアクションアドベンチャーゲーム「NO STRAIGHT ROADS 2」など5タイトルの試遊が可能だ。出展タイトルは以下のとおり。
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試遊可能タイトル
- OPUS: Prism Peak
- NO STRAIGHT ROADS 2
- ATMOSFAR
- unVEIL the world -アンベイル ザ ワールド-
- ANTHEM#9
本稿では,その中から「OPUS: Prism Peak」「NO STRAIGHT ROADS 2」「unVEIL the world -アンベイル ザ ワールド-」の3タイトルを紹介しよう。
なお,「ATMOSFAR」と「ANTHEM#9」については,gamescomとBitSummitでのプレイ記事を参照してほしい。
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“移動すること”の楽しさを。レトロな飛行艇で空の島々を旅する「ATMOSFAR」は,ほどよい緊張感と温かな雰囲気が絶妙な探索アドベンチャー[gamescom]
![“移動すること”の楽しさを。レトロな飛行艇で空の島々を旅する「ATMOSFAR」は,ほどよい緊張感と温かな雰囲気が絶妙な探索アドベンチャー[gamescom]](/games/918/G091853/20250821036/TN/014.jpg)
空港経営シム「Airport CEO」で高い評価を得た,スウェーデンの小規模スタジオの新たな挑戦。無数の島が空に浮かぶ惑星を舞台とした「ATMOSFAR」は,懐かしくも新しい冒険世界とマシン,そして“移動すること”の楽しさと体験を大事に作られた,PC向け探索アドベンチャーだ。
[プレイレポ]ドッジボールのようなボスバトルを楽しめる「BAKUDO」など,集英社ゲームズの「BitSummit the 13th」出展タイトルを紹介
![[プレイレポ]ドッジボールのようなボスバトルを楽しめる「BAKUDO」など,集英社ゲームズの「BitSummit the 13th」出展タイトルを紹介](/games/915/G091572/20250711021/TN/017.jpg)
集英社ゲームズは,京都市勧業館みやこめっせにて2025年7月18日から20日まで開催されている「BitSummit the 13th Summer of Yokai」にブース出展している。本稿では,試遊可能な3タイトルのうち,国内初プレイアブルの「BAKUDO」とアップデートが行われた「ANTHEM#9」を紹介する。
OPUS: Prism Peak
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本作は,台湾のインディーゲームスタジオSIGONOが手がけるアドベンチャーゲーム「OPUS」シリーズの最新作だ。これまでに,「OPUS 地球計画」「OPUS 魂の架け橋」「OPUS 星歌の響き」の3タイトルがリリースされており,せつなくも,心温まる物語が展開されるのが特徴だ。
「愛,魂,自己実現」をテーマにした本作の主人公は,40歳の中年男性ユージンだ。子どものころに,祖父から写真撮影の楽しさを教えてもらった彼は,故郷を出て報道カメラマンの職に就いていた。しかし,働いていた会社は倒産,妻との離婚も経験するなど山あり谷ありの人生を歩んでいた。
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そんな折,カメラの師ともいえる祖父が他界。葬儀に参列するために車を走らせるユージンだったが,その途中で不幸にも事故に遭ってしまい,突如として不思議な世界「ボウの地」に迷い込む。ユージンは現実世界への帰り道を探すべく,ボウの地で出会った謎の少女と共に冒険を繰り広げることになる。
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雄大な自然が広がるボウの地には,人の言葉を理解する動物が生息している。ユージンたちは,現実世界に帰るべく山への道のりを動物たちに聞きたいが,彼らも記憶をなくしている。どうやら山への道のりを知っているのは,「王」と呼ばれる者だけでそれは鉄道の終点にある「名もなき街」にいるのだという。
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TGS 2025の試遊では,物語のイントロダクションとマルコフ駅の探索を体験できる。マルコフ駅のプラットフォームには,犬がいるのだが,前述のとおり,ボウの地の動物たちは記憶をなくしており,とても話を聞ける状態ではない。
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これを解決するのが,ユージンの持つカメラだ。理屈は分からないが,ボウの地の動物たちは,ユージンが撮った写真を見せることで記憶が戻り,話せる状態になる。記憶を失った動物たちを撮影していくことがゲームのカギとなるわけだ。
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そのほかにも,切符を手に入れるためにいくつか撮影のお題が出されるシーンもあった。撮影は基本的にカメラを構え,フォーカスを合わせてシャッターを構えて撮るだけ。3Dゲームのフォトモードにあるようなカメラに関する細かな設定を求められることはなかった。
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今回のバージョンはゲーム序盤ということもあり,シナリオには多くの謎が残った。祖父はユージンを呼ぶ際に,解読不能な謎の別名で読んでいるシーンが物語の冒頭で描写されるが,そこで使われている言語がボウの地で使われているものとそっくりなのだ。
ほかにも,ボウの地で出会った犬がユージンが故郷で別れた女性に似ているなど,現実世界とボウの地に何かしらのつながりがあることを匂わせる。このあたりも製品版で明らかになっていくのだろうか。
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「OPUS: Prism Peak」は2025年秋の発売が予定されている。興味のある人は以下のリンクからウィッシュリストに登録しよう。
NO STRAIGHT ROADS 2
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「NO STRAIGHT ROADS 2」はマレーシアのデベロッパMetronomikが開発するリズム×アクションアドベンチャーだ。発売時期は2026年を予定しており,2020年に発売された前作から約6年ぶりの新作となる。
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音をテーマにしたタイトルではあるが,本作はいわゆる音ゲーと呼ばれるようなリズムゲームではなく,三人称視点の3Dアクションが展開される。敵が繰り出す攻撃をドッジロールで避けたり,攻撃が当たる直前に楽器を演奏して敵をスタンさせたりしながらゲームを進めていく。
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攻撃はライトアタック[□]とヘビーアタック[△]の組み合わせで行う。操作キャラクターは,前作に登場したメイデイとズークに加えて,新キャラクターのケイシーが加わっており,3人をうまく切り替えながら戦闘するのが攻略のカギだ。
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新キャラクターのケイシーは,キーボードを武器にしたロングレンジキャラクターで,攻撃ボタンを押すと音色と共にビームを繰り出す。また,[□]ボタンを長押しすると,キーボードに乗って移動しながら音符をばらまくことができ,音符は任意のタイミングで起爆させられる。
近接攻撃主体のメイデイやズークとはかなり違った手触りのキャラクターで,戦略の幅が広がりそうだ。
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前作同様にボスバトルは個性的なギミックが満載だ。試遊に登場するラマ・イラマは,グリーンバックの撮影スタジオを舞台に戦うボス。彼女はクロマキー合成を駆使しているのか,ステージのビジュアルやコスチュームをコロコロと切り替えてこちらを幻惑してくる。
これを突破するためには,ステージ上に設置されたカメラを壊す必要がある。カメラを壊すとクロマキー合成が解かれ,ラマ・イラマがスタンするので,その隙に攻撃を叩き込むのだ。
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試遊した感想としては,個性的なボスや本格的なアクションはそのままに新キャラクターを追加し,前作から正統進化を遂げた印象だ。なお,TGS 2025バージョンは,回復アイテムが未実装のため,HPがゼロになってもゲームオーバーにならない設定になっている。試遊時間をオーバーしない限りは,必ずラマ・イラマの討伐までは達成できるはずなので,会場に行く人は,心ゆくまで本作を楽しんでほしい。
unVEIL the world -アンベイル ザ ワールド-
集英社ゲームズとNetEase Gamesが共同で開発する本作は,iOS / Android向けにリリース予定のスマートフォン向けRPGだ。
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物語の舞台は巨大な塔がそびえ立つ世界。この塔の頂上には伝説の楽園“エデン”があると伝えられており,主人公の少年ラジと少女ユタはエデンを目指して冒険を繰り広げることになる。
TGS出展バージョンでは,20分の制限時間を設けられて試遊する形で,本作のイベントシーンやバトルを楽しめた。
まずプレイして特徴的だったのが,マンガを意識したようなカメラワークだ。本作は,スマホの縦持ちでプレイするゲームで,イベントシーンもその画面比に則って最適化されている。
冒頭で描かれるラジが塔をグイグイと登っていくシーンでは,縦の動きを取り入れたカメラワークや描写が多く,塔の高さがより際立つものになっている。また,キャラクターにアップになるシーンも非常に多く,ラジやユタの表情が豊かに描かれるのも印象的だった。効果音が吹き出しが挿入されることもあり,スマホ向けのマンガを見ているような演出だ。
このあたりのこだわりについては,過去に実施したプロデューサーへのインタビューでも言及されているので,こちらも合わせて確認してほしい。
漫画を読むように遊べるRPG,「unVEIL the world」インタビュー。出水ぽすか氏が描くキャラへ命を吹き込むために行ったこととは【PR】

集英社ゲームズとNetEase Gamesが共同開発する「unVEIL the world アンベイル ザ ワールド」は,漫画「約束のネバーランド」の出水ぽすか氏がキャラクターデザインを担当することでも話題を呼んでいる。まだ謎が多い本作について,開発者に話を聞いた。
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本作の戦闘はターン制のカードバトルで,配られるカードを使って進めていく。
配られるスキルカードにはさまざまな種類があり,バトルに参加しているキャラクターによって異なる。スキルカードは使うとアクション回数を1ポイント消費し,アクション回数を使い切ると,相手にターンが移る。
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また,同じカードは重ねることでカードを強化できる。例えば,ラジの星1スキルカード「石投げ」は「単体に攻撃力の100%分のダメージを与える」能力を持つが,ドラッグして重ねることで,星2のスキルカード「不滅の炎」へと姿を変える。
不滅の炎は「範囲内の敵に攻撃力150%分のダメージを与える」カードで,複数の敵に効率良くダメージを与えられる。
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スキルカードは毎ターン補充されるため,カードを重ねてガンガンダメージを与えていきたいが,調子に乗っていると回復カードばかりが溜まっていざという時に動けないということもあるので,各ターンでどのカードを使って,どのカードを持ち越すのかというリソース管理が重要になってくる。
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TGS 2025バージョンの終盤では,ラジがアウラス「アレクサンドラ」を召喚するシーンも確認できた。アウラスはラジたちよりも強力なスキルカードが使用できるほか,カードを使用してポイントを溜めると強力な「奥義」が放てるようだ。
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「unVEIL the world -アンベイル ザ ワールド-」は,2025年秋配信が予定されており,現在各プラットフォームでは事前登録を受付中だ。マンガのようなデモシーンは一見の価値があるので,TGS会場に足を運ぶ人は,試遊の選択肢に入れてみるのはいかがだろうか。
「集英社ゲームズ」公式サイト
- 関連タイトル:
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