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「BitSummit the 13th」ボードゲームコーナーまとめ。ゲムマでお馴染みの作品から,開催地の特色を生かしたものまで,多彩なゲームが登場[BitSummit]
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ボードゲームもまた,そうしたコンテンツの1つである。インディー発のタイトルが世界的に評価されることも多く,1人〜少数の開発者でゲーム性を練り上げるインディーゲームとも相性がいい。
2025年のドイツ年間ゲーム大賞では,日本のゲーム開発チームであるOKAZU brandが「ボムバスターズ」で大賞を受賞する(関連記事)など,今まさに勢いのあるジャンルなのは間違いない。今回は,そんなボードゲーム関連ブースの模様をまとめてお届けしていく。
「BitSummit the 13th」公式サイト
お馴染みのゲームから地元作品まで彩り豊かなボドゲコーナーをチェック
1階に配置されたボードゲームコーナーは,2024年よりもやや広くなっていた印象で,ボードゲームファンにはお馴染みの出版社も多く顔を出していたようだ。試遊ブースも広く取られており,今回は特に楽しくゲームを遊ぶ様子が多く見られた。
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これはボードゲームブースに限った話ではないが,今回は1階と2階に主要なブースが散らして配置されており,目的を定めず回遊するような楽しみ方が推奨されていたように思う。その影響もあってか,どのブースも時間を問わず賑わっていた。
以下からは,取材したブースをいくつかピックアップして紹介していく。公式サイトや,4Gamerが過去に取材をした記事などがあった場合はそれらを合わせて掲載するので,興味を持った人は参考にしてほしい。
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いろいろとブースを巡っていると,発想に驚かされるゲームに出会うこともある。個人的に一番おもしろかったのが,Ryusei Gamesによる「手探り人狼」だ。
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本作はワンナイト(投票1回のみ)で勝敗が決まる正体隠匿系ゲームで,袋から取り出したコマによって役職と投票可能数が決まる仕組みになっている。
なかなか面白いのは,役職によってコマの形状が微妙に異なるということだ。手触りで形を判別すれば狙った役職を引けるほか,どの役職が袋の中に存在しないかの把握もできる。袋の中身が減ると取ったコマがバレやすくなるので,どのコマをどのタイミングで取るかも重要な駆け引き要素になる。
箱から役職やアイテムを取る発想は「マフィア・デ・クーバ」に近いが,そこに“手探りで形状や数を探る”という仕組みを取り入れることで,より手軽に遊びやすく調整されている。サクッと楽しめる正体隠匿系を探している人には,ちょうどいい作品になるかもしれない。
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去年に引き続き,京都市のブースもボードゲームコーナーに登場。今回は京都の“いけず文化”をモチーフにした正体隠匿ゲーム「京都人狼」が出展されていた。
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コンセプトは「一見すると褒めているようにも聞こえるが,実は否定的な本音を隠している人間」を探り当てるというもの。プレイヤーのうち1人は推理役となり,ほかのプレイヤーは推理役の特徴を語る“京都人”になる。
ほとんどの京都人は推理役の良い部分を語っているのだが,数名は暗に欠点を述べている。うまく隠された本音を探り当てるという,京都のイメージに沿った体験ができるというわけだ。良い部分を語る側も,微妙にぼかした言い回しをするとなかなか楽しそうである。
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ボードゲームはインディーの影響力が強いジャンルで,人気作の多くはイベントで発表&販売される。4Gamerでは,去年のBitSummitにおけるボードゲームコーナーの模様や,直近で行われた大型イベント「ゲームマーケット」のレポートも掲載しているので,このジャンルに興味を持った人は合わせてチェックしてみてほしい。
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- ライター:蒼之スギウラ
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「BitSummit the 13th」公式サイト
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