
プレイレポート
聖地から引き離された子供の精霊を導く「Kumarn: The Wandering Spirit」は,タイの民間伝承を取り入れたホラーアドベンチャーだ[gamescom]
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本作は,村の祠でかつて手厚く崇拝されていたが,聖地から引き離されてしまった子供のような精霊“クマーン”が,忘れられた寺院や幽霊の出る村,洞窟,墓地などを旅しながら,自分がいるべき場所を見つけ出すというストーリーのホラーアドベンチャーだ。
キュートさとホラーが同居するゲームの雰囲気は,WereBuff Studioの開発者が話していたように,「リトルナイトメア」シリーズにインスパイアされたものになっており,プレイヤーは倒せない相手から隠れながら移動したり,パズルを解き明かしたり,あるいはプラットフォームをジャンプしたり,バランスを取ったりしながら乗り越えていく。
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本作では,ずんぐりむっくりの小さく可愛らしいシマウマが,序盤にクマーンのお供として加わってくれる。「なぜタイで(アフリカ原産の)シマウマなのか?」という疑問が出てくるが,タイでは現代になってシマウマが交通安全の信仰対象となり,バンコク首都圏のノンタブリーでは,シマウマの像や人形だらけの祠も存在するらしい。なんでも,英語の“ゼブラ・クロッシング”(シマウマ模様に塗り分けられた横断歩道)に由来するものだとか。
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今回のデモでは,そのシマウマに出会って,崩れかけた不気味な寺院の中を進み続けるという,序盤の短いゲームシーンをプレイできた。キルされてもステージの直前からプレイし直すだけでストレスはないが,すぐに走り出さないと逃げ切れないなど,シビアなゲームプレイも用意されていた。
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途中で巨大な,とは言ってもちょうど人間くらいの大きさと思われる亡霊に遭遇し,何度となく追われることになった。この亡霊は非業の死を遂げたという踊り子“ピー・ナーン・ラム”で,タイの都市伝説が取り入れられているという。ほかにもタイ国外ではあまり知られていない民間伝承がモチーフのネタがあり,日本人にとっては新鮮な不気味さを体験できるゲームになりそうだ。
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そんなタイのゴーストストーリーを満喫できそうな「Kumarn: The Wandering Spirit」だが,英語以外の多言語化や詳しい発売時期などはアナウンスされていない。それでも気になるという人は,Steamストアページでウィッシュリストに追加し,続報に期待しよう。
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Kumarn: The Wandering Spirit
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