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「The Séance of Blake Manor」で,複雑なミステリーを解き明かしていくクレバーな探偵アドベンチャーを体験[gamescom]
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2017年から「The Darkside Detective」シリーズをリリースし続けるなど,超自然的なテーマをベースにした2Dアドベンチャーで長く経験を積んできたSpooky Doorwayの新作は,クレバーな探偵ゲームだ。
1897年,アイルランド西部の景勝地コネマラ。そこにあるブレイク邸宅で,富豪の娘エヴェリン・ディーンが失踪した。事件解明の依頼を受けたのは,私立探偵のデクラン・ウォードだった。
この邸宅では,外見上はパーティーのようなイベント(実際には降霊会)が行われている。参加者も従業員も客の失踪については意に介しておらず,ウォードは手遅れになる前にエヴェリンを救い出し,事件の犯人を突き止めなければならない。
テーマの根底にあるのは,アイルランドの土俗的な信仰を起源とするハロウィーンに絡むもので,この邸宅で何世紀にもわたって起き続けた悲劇と,それにより苦しむ霊の悲しき物語が秘められているという。
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プレイ中は,客や従業員にインタビューしてヒントをつかみ,集めた情報をノートに記述し,それらをつなぎ合わせて謎を解き明かす。
ウォードが追い始めたのは1つの事件ではあるが,デモを紹介してくれたSpooky Doorwayのデイヴ・マカベ(Dave McCabe)氏によると,小さなミステリーが34種類も用意され,それぞれが関連したり,交差したりしながら複雑なストーリーを紡いでいくとのこと。
なかには説明のつかない怪奇現象も常時発生しているが,どのようなミステリーに,どんな順番で挑むのかはプレイヤー次第,といったサンドボックス的なデザインになっているようだった。
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ゲームプレイの大きな特徴となるのが,なんらかのアクションを行うたびに「時間が数分過ぎていく」というゲームメカニックだ。ドアを開けても,ヒントが隠されていそうな引き出しの書類を読んでも,最低1分から細かく時間が加算され,ゲーム内時間が流れていく。
これにより,ヒントを得る中で,「時間がないから証拠はないけど予想して……」などとプレイの駆け引きが生まれる。また,実際に邸宅内で発生するイベントの中には,事前に情報を得て,適切な時間にその場にいなければならないようなものもある。
ゆえにプレイヤーは“1分ごとの緻密な計画を立て続ける”という,これまでにない非常にクレバーな探偵体験を味わえるようだった。
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ドット絵の「The Darkside Detective」シリーズとは異なり,本作ではコミックブック風に統一されたフラットなテクスチャーの3D世界と,2Dカットシーンが混ぜ込まれたアートスタイルを採用している。
現時点での言語サポートは英語のみ。ゲーム内では複雑な会話や状況の理解も求められそうなだけに,日本語化が進められないと,多くの国内ゲーマーにはハードルの高い代物になるかもしれない。
それでも,複雑なパズルをつなぎ合わせてミステリーを解決するというアドベンチャージャンルのファンには,注目の作品になるのは間違いなさそう。続報が気になる人はSteamストアページを張っておこう。
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「The Séance of Blake Manor」公式サイト
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