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サンゴ礁の再生をテーマにした都市建設シム「Life Below」で,海洋生物のための楽園を築き上げよう[gamescom]
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印刷2025/08/24 16:12

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サンゴ礁の再生をテーマにした都市建設シム「Life Below」で,海洋生物のための楽園を築き上げよう[gamescom]

 gamescom 2025の会期中,ノルウェーのMegapopが開発するPC向け都市建設シム「Life Below」のデモを,パブリッシャとなるKasedo Gamesのブースでチェックしてきたので紹介しておこう。

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 「Life Below」は,ジャンルを“都市建設シム”としながらも,都市を建設するゲームではない
 目的は,環境が荒れて海洋生物が暮らしづらくなってしまった海中世界に,さまざまなアビリティを持つサンゴを再生し,魚たちを呼び戻すという,エコシステムの保全をテーマにしたシミュレーションだ。

 ストーリーは,クラゲとクリオネをかけ合わせたような神秘的な生物の主人公「タレッサ」が,環境破壊により生命力を失った守護者「レディ・ガイア」を守るため,奔走していくというもの。

 その脚本は,ファンタジー作家の巨匠,故テリー・プラチェットの一人娘であり,「トゥームレイダー」などのゲーム作品に参加し,自らも実力を示すリアナ・プラチェット(Rhianna Pratchett)氏が担当する。MegapopのCEOであるヨーゲン・タラルドセン(Jørgen Tharaldsen)氏によると,プラチェット氏はダイバーであり,アクアリウム愛好家でもあるらしい。まさにテーマにピッタリな人選なのだろう。

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 本作のゲームプレイは,電力を担う「Moon Coral」の設置から始まり,活動に応じて海中温度やPh値などへ影響を与えるサンゴを適度な場所に設置し,そのエリアをサンゴ礁へと変えていく。さらに資源を生み出す貝類も置くなどし,バランスのいい生態系に仕立てていく。

 環境を整え,異なるタイプの「誘い具」(Lure)を設置すると,それを目的にクマノミからカニ,アンコウ,シュモクザメまで,40種を超える魚たちが集まってくる。その結果,かつての自然の豊かなエコシステムを再構築されていくという手はずだ。

 もちろん,海中世界には脅威も多く,温度が高過ぎて藻が大発生してしまったり,魚介類どころかサンゴまでをも破壊するウニが大発生してしまったりとトラブルもある。今回のデモではクラゲの大発生を見させてもらったが,特定の方向から大群で押し寄せてくる様子は,「Vampire Survivors」のようなギミックを思わせた。

 これらの災害は,あらかじめミニマップで到来とその方角を予見できる。そこでクラゲを捕食するウミガメをうまく誘導するなど,対策を講じていく。なお,守護者レディ・ガイアは万全の状態ではないため,災害でダメージを受けすぎるとゲームオーバーになってしまう。

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 プレイヤーはレディ・ガイアを守りつつ,そのスキルツリーを拡大していくことにより,温度変化や酸性水への耐性といった能力を獲得し,より強い生命力を取り戻していけるようになる。

 すると同時に,周辺のバイオームへの活動領域も広がる。極地のように極端に海水が低くなっている場所や,反対に海底火山で生き物の営みが難しい場所など,異なる環境でサンゴと海中生物の群生が復活するよう,ひたすら試行錯誤を重ねていくわけだ。

 こうしたバイオームの1つひとつはそれほど広大ではないが,マップ全体では少なくとも20か所が連結しているようだった。

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 内容的に,子供たちにぜひプレイしてみてもらいたい「Life Below」だが,都市建設シミュレーションは複雑なバランスが必要になるゲーム性であるため,タラルドセン氏は「10歳くらいが最低ラインでしょうか」と考えている様子だった。ただし,親子で一緒に遊ぶことで知的好奇心をそそることもできそうなので,開発チームは「より広いゲーマー層にアピールしていきたい」と願っているようである。

 Steamストアページでは現在,gamescom 2025に合わせて体験デモも公開されている。また,本作は東京ゲームショウ2025への出展も決まっているそうなので,日本のゲーマーが触れる機会も多そうだ。

左から「Life Below」を開発する,MegapopのCEOのヨーゲン・タラルドセン氏(左),プロジェクトマネージャーでゲームデザイナーのリーセ・ハーゲン・リエ氏
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