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Rejet新作発表会「Rejet ShowCase 2025」レポート。不朽の名作移植や完全新作CD発売など,ファン待望の情報が満載だった生放送を振り返る
2025年4月26日,都内某所にて,女性向けコンテンツの制作を行っている「Rejet」の新作発表会「Rejet ShowCase 2025」が開催された。
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Rejetは,本日開催した生放送番組「Rejet ShowCase 2025」にて,同社の最新タイトル情報を発表した。Nintendo Switch向けに3作品の移植を発表したほか,新作CDや人気シリーズの続編情報も公開されている。
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本イベントでは,MCとして出演した声優の鳥海浩輔さん,吉野裕行さんに加え,Rejetの代表取締役社長の岩崎大介さんも解説役として登壇した。本稿では,人気作品のNintendo Switchへの移植や,新作CDの発売決定などが明かされた発表の内容をレポートしていく。記事末には,出演者お二人のコメントを記事末に掲載したので,最後までチェックしてほしい。
Rejetは,これまでに「DIABOLIK LOVERS」「ディア♥ヴォーカリスト」など,数多くの人気作を制作,販売している。音楽CDやシチュエーションCDをはじめ,ゲームやグッズなど,開発範囲は多岐にわたっており,ほかにはないストーリー展開が特徴だ。
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配信開始時刻になると,スクリーンにはカウントダウン映像が投影された。カウントが0になるとオープニングムービーが流れ,「ShowCaseへようこそ!」と,MCである鳥海浩輔さん,吉野裕行さんが登場! さらに,Rejetの代表取締役社長であり,“岩D”こと岩崎大介さんも「よろしくお願いします」と声をかけ,本配信は幕を開けた。
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長くファンに愛されるRejetも,今年で17年目となり,これまでに数々の作品がリリースされている。「DIABOLIK LOVERS」逆巻シュウ,「幽幻ロマンチカ」メリィなど,スクリーンには大勢の“カレ”が映し出されたのだが,なんとすべて鳥海さんが演じてきたキャラクターということで,彼のRejetでの活躍ぶりを目の当たりにした。吉野さんも「BLACK WOLVES SAGA」オージェ・フォン・ガバルディなどを演じており,3人の“カレ”が投影されていた。
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今回の発表会は,2025年に発売される作品たちの“ShowCase(ショーケース)”ということで,計6つの告知が行われた。1つ目の作品のキーワードは“ROCK′N ROLL”で,2024年10月に3rd Seasonの制作決定が発表された「CARNELIAN BLOOD」のPVが配信された。
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ここでは,CD発売日と3rd LIVEの決定が告知され,CDに収録されるドラマパートでは,未だ明かされていない“謎”に迫っていくと発表された。収録時間は前作の倍である60分と,非常にボリューム満点だ。
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配信内では,EROSIONによる新曲「Aim&Night」のMVや過去のライブ映像も流され,作品の雰囲気が存分に伝わってきた。加えて,YouTube公式チャンネルやサブスクリプションにて楽曲も公開されているため,今回の発表をきっかけに作品を追い始めても楽しめるようになっているとのことだ。Rejetが贈る“ロック”の世界に,足を踏み入れてみてはいかがだろうか。
2つ目の作品のキーワードは“神様”で,2016年に発売された「もし、この世界に神様がいるとするならば。」のNintendo Switch移植が決定した。発売から約10年が経つ名作の進展に,当時ゲーム制作発表を配信で観ていた筆者の記憶も蘇った。
「(Switch移植を機に)さまざまな人に遊んでもらいたい」ということで,作品の公式サイトも一新。作品のビジュアルやオープニング映像もリニューアルされている。
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本作の題材でもある“日本神話”をふんだんに取り入れた作品パッケージについて岩崎さんは,「昔は“日本神話”要素を隠していた」「作品を再解釈し,ユーザーにも分かりやすくした」と語っており,当時遊んでいたファンだけでなく,新規プレイヤーも楽しめるよう力を入れていることがうかがえる。
そして,「もし神」を遊ぶうえでのポイントでもある“豪華声優陣”や“膨大なシナリオ”,生のオーケストラ演奏にて奏でられる“音楽”など,数々のこだわりについても解説してくれた。
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“完全新作”と銘打たれたのは,3つ目に発表された「OVERNIGHTZ」で,臨場感高まるダミーヘッドマイクを使用したシチュエーションCDシリーズだ。2025年秋より3枚連続で販売される本作は,MCのお二人も出演しており,鳥海さんは今回の発表会の前にも収録していたそうだ。
「Rejetにしか作れない作品を作ろう」とのことで制作された「OVERNIGHTZ」だが,スクリーンには各キャラクターの立ち絵やスチルも投影され,美しくも,Rejet特有の雰囲気が顔を覗かせる。“貴女は、人間犬”,“貴女は、人間蓄音機”,“貴女は、人間花”となかなかに強烈なキャッチコピーも印象的だ。
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攻略対象が比較的多めな作品が数多く存在するなか,3人の作品はなかなか珍しく感じる。岩崎さんによると人数にも理由があるそうで,「なぜ3人なのかはまだ言えない」「3人だけど,6人分近くのボリュームはある」と述べていた。すでに収録を終えた鳥海さんも「ボリュームはあります!」と口にしていることから,シナリオの厚みに関しては十分に期待できそうだ。
Rejetを語るうえで外せないのは,人気シリーズ「DIABOLIK LOVERS」の存在だろう。ポケドラやDLsite comipoにて一部のCD作品のダウンロード配信も開始されている本作の新たな展開として,新作キャラクターソング「DIABOLIK LOVERS SONG OF EMBLEM」のリリースが発表された。
通称“家ソン”とも呼ばれる最新作では,逆巻アヤト,無神コウ,月浪カルラ,そして新たに自らの家を持ったキノの4人が,各家を代表して歌唱する。彼らは,残りのメンバーの想いを背負って歌う……とのことで,逆巻シュウを演じる鳥海さんも,アヤトの成長ぶりに感動する様子を見せた。
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また,PVで流れた楽曲は新曲であり,逆巻家の“家ソン”だということが明かされている。岩崎さんも「PVを見返してもらいたい」と口にしているため,ぜひ彼が歌うアンサーソングを何度も堪能しよう。
続いて,MCのお二人に縁があるゲーム作品の発表が行われた。「DIABOLIK LOVERS」からは,「DIABOLIK LOVERS DARK FATE」と「DIABOLIK LOVERS LUNATIC PARADE」が一つになり,Switchにて展開される。そして,吉野さんも出演している「BLACK WOLVES SAGA -Weiβ und Schwarz-」もこのたび移植される。長く愛される2作品の告知には,喜びや驚きを隠せなかったファンも多かったはずだ。
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「『もし神』の移植,ずっと待っていました」「俺たちのRejetが帰ってきた」「家ソン楽しみすぎる」など,生配信のコメント欄には多くの声が寄せられていく。そして,ついに“ShowCase”も終わりの時間が近づき,最後には出演者からの感想やメッセージが伝えられた。
とくに,岩崎さんからは,今まで協力してくれた方々や,“カレ”を長く愛してくれているファンへの感謝の言葉が送られ,つねに新たな価値観を提供し続けてくれるRejetの今後がより楽しみになる発表会だった。
「最後は恒例のやつで締めましょう」ということで,イベントなどでも行われている「I Love Rejet!」の掛け声で配信が締めくくられた。ここで出演者たちは降壇すると思いきや,鳥海さんがその場に残り,「最後にこちらをご覧ください」と声をかけ,画面は映像へと切り替わった。
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ラストで告知されたのは,Rejet恒例のリアルイベント「RejetFes.2026 Answer」の開催発表で,実に5年ぶりのイベント実現には筆者も驚きを隠せなかった。本イベントは,2026年1月31日と2月1日にKanadevia Hall(旧:TOKYO DOME CITY HALL)で行われる。続報がとても待ち遠しい。
ファンにとって久しぶりとなる新作発表は,年月が経過しても,当時と変わらぬワクワク感や喜びを視聴者に届けてくれたように感じる。また,新たな一歩を踏み出したRejetの展開が,いちユーザーとしても楽しみだ。
公式コメント到着!
鳥海浩輔さん:
多くの方に視聴していただき、本当にありがとうございました。色々な新しい展開・発表を気心の知れた吉野さん、岩崎さん、そして皆さんとできた時間はとても楽しかったです。
Rejet作品には初期から携わらせていただいておりますが、今まで演じてきた「カレ」らの並んだ絵は壮観でした(笑)。
新作含め、引き続きRejet作品の応援をどうぞよろしくお願いいたします。
吉野裕行さん:
Rejetショーケースをご覧いただきありがとうございました。
色々な情報が解禁され、とても待ち遠しく思ってるのではないでしょうか?
私も久しぶりにRejet作品に触れる機会となりました。Rejetが生み出す独特の世界観や拘りは今も健在であることを再確認しなんだか嬉しかったです。
岩崎さんは今も攻め続けてるんだなぁ。。。
新たにリリースされる「OVERNIGHTZ」で描かれる、「様々なもの」と織りなす物語が皆さんにどううつるのか!? それも非常に楽しみです!
引き続きRejet作品をお楽しみください〜!
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「もし、この世界に神様がいるとするならば。」公式サイト
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