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ビジュアルノベル「飢えた子羊」の続編「泣き叫ぶ雁」を試遊。史実と幻想が入り交じる物語を,前作以上のボリュームで描く[TGS2025]
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印刷2025/09/27 23:10

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ビジュアルノベル「飢えた子羊」の続編「泣き叫ぶ雁」を試遊。史実と幻想が入り交じる物語を,前作以上のボリュームで描く[TGS2025]

 2P Gamesは,東京ゲームショウ2025に新作PCゲーム「泣き叫ぶ雁」を出展していた。本稿では,試遊版をプレイした感想をお伝えしよう。

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 本作は,Zerocreation Gameが開発中のビジュアルノベルだ。2024年4月にリリースされ,累計販売本数120万本を超える大ヒットを記録した「飢えた子羊」の続編にあたる。アニメ調のグラフィックス,中国史に基づくストーリー,重めのテーマという前作の作風を引き継いでいる。

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登場人物は一新され,独立した物語になっているので,泣き叫ぶ雁を先にプレイすることもできる

 前作の主人公「良」が,ヒロイン「穂」を含む4人の少女を護送したのは明朝末期の1632年だが,「泣き叫ぶ雁」はそれから13年後の1645年を舞台とする。史実では,1644年に明朝は滅亡し,1645年に清朝による揚州大虐殺が起こっており,本作のテーマも「虐殺」とのこと。
 新たな主人公「方 知宥」は揚州の書生だ。幼馴染の芸妓「蘇 怜煙」が3年前に自殺してから,正気と記憶を失い,人が獣に見える「獣視病」を患っている。

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 試遊版は,物語のプロローグを収録し,「獣視病」の様子を確認できた。回想シーンとして,知宥と怜煙の交友も描かれている。
 主人公が盗賊から書生に変わったため,会話の内容は前作よりもやや知的で,中国文学,とくに四大奇書の知識があると,より楽しめそうだ。

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水滸伝をもとに「金瓶梅」を書いた蘭陵笑笑生にならい,知宥は西遊記をもとに「獅駝国」という本を書こうとする。獅駝国とは,西遊記に登場する妖怪の国である

 怜煙の容姿が映し出されたところで,試遊版は幕を閉じた。プロローグ後の展開は,Steamストアページからうかがえる。
 ある日,知宥は酔った勢いで,自身の作品の舞台である「獅駝国」に迷い込み,残虐な行為を繰り返す妖怪たちを目にする。生きる希望を失っていた知宥だが,怜煙にそっくりな少女「小雁」との出会いにより,悪夢のような10日間を,共に生き延びることを決意するという。

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 史実と幻想が入り交じる物語を,前作以上のボリュームで描く本作。固有名詞の漢字は難しいが,文体が平易なため,時代小説としては抜群に読みやすいのもポイントだ。リリースを楽しみに待ちたいと思う。


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