
プレイレポート
“次世代ハイスピードTPS”を謳う「Exiledge」には,ローグライクやオープンワールドを思わせる要素も[CJ2025]
本作は“次世代ハイスピードTPS”を謳うタイトルで,ChinaJoy 2024でもプレイレポートを掲載したのだが(関連記事),今回のプレイからは,さらにユニークな部分が見えてきたので,その模様をお伝えしよう。
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「Lost Soul Aside」はスピーディかつ多彩な攻撃が魅力。試遊レポートを動画とともにお届け[CJ2025]
![「Lost Soul Aside」はスピーディかつ多彩な攻撃が魅力。試遊レポートを動画とともにお届け[CJ2025]](/games/568/G056818/20250801061/TN/004.jpg)
ChinaJoy 2025に先駆けてSIE上海が開催した「China Hero Project」タイトルの試遊会に,新作アクションADV「Lost Soul Aside」が出展された。もともとはPS4用ソフトとして発表されるも開発が難航し,ようやく2025年8月29日のリリースにこぎ着けた期待作をレポートしよう。
なお,試遊は撮影不可となっていたため,記事で使用している画像はSIEから提供されたものとなっている。試遊したシーンではないものも含まれているが,その点を了承のうえ読み進めてほしい。
本作の主人公の目的は,謎の巨大建造物に潜入して,「アザーキン」と呼ばれるモンスターを倒すこと。基本は,銃器による攻撃でモンスターと戦うのだが,それとは別にさまざまなスキルを使うこともでき,さらには「ザラ」と呼ばれる強大な力を持った存在を呼び出せる。
昨年の試遊では,いきなりのボス戦を体験できたのだが,今回はチュートリアルの後,岩に囲まれたような場所からゲームがスタートし,モンスターの小隊と戦うことに。銃撃やスキル,ダッシュによる回避などを駆使して,小隊長らしき,やや大きめのボスを倒すと,宝石のようなアイテムが出現した。
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アイテムにインタラクトすると,「耐久力が上がる」「装弾数が増える」といったようなパワーアップが3つ表示され,その中から1つを選ぶことになる。最近流行しているローグライクゲームでよく見るシステムだ。
そのまま進んでいくと,施設の通路のような場所に入り,そこを抜けると,一面の砂漠が広がった。マップを表示させると,広大なフィールドのあちらこちらに敵や施設が表示される。中には,「強敵に注意」的なメッセージがついたものもあり,ここからは好きな場所に行って戦うなり,探索するなりといった,オープンワールドゲーム風の展開となるようだ。
ボタン1つでバイクのような乗り物が呼び出せるので,長距離の移動も苦にはならない。場所によっては,敵を倒して解放するとファストトラベルポイントとなる場所もあるようだ。
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そんな感じでバイクに乗って目的地まで走り,そこでモンスターを倒せば,また3つのパワーアップから1つを選ぶことになる。今回は時間が足りず,1つの拠点を解放するだけで終わってしまったが,これを繰り返して,やがては強敵に挑むことになりそうだ。
パワーアップの効果は,主人公が死ぬか,ステージをクリアするまで持続するとのことなので,シューティングRPGというわけではない。ただ,“ステージ”と表現すると小さく聞こえるかもしれないが,今回試遊した場所,つまりスタート地点も砂漠もすべて1つのステージに含まれるという。
このように,ローグライクやオープンワールドの要素も取り入れたTPSということで,プレイ感は独特のものになりそうだ。
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今回プレイした限りでは,ボス敵ではないモンスターの多くは遠距離攻撃手段がないのか,主人公に向かって突進してきた。そのため,ダッシュを使ってそれらを回避するという,近接戦闘のようなシーンが多くなったのも印象的だった。TPSだが,撃ち合いが発生することは少ないのかもしれない。
ちなみに,主人公にはメレーアクションも用意されているが,それなりのダメージも与えられるが,今回プレイした限りでは,銃撃のほうが使いやすい印象だった。
20分足らずのプレイ時間だったので,本作のシステムをまだつかみ切れていないというのが正直なところだが,“次世代”を謳うだけあって,これまでにない組み合わせにチャレンジしていることが伝わってきた。年に1度のChinaJoyが進捗報告のようになっている本作だが,リリース時期も含め,新しい情報が増えていくことに期待したい。
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4Gamer「ChinaJoy 2025」記事一覧
「ChinaJoy 2025」公式サイト
- 関連タイトル:
潜阈限界(Exiledge)
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