
プレイレポート
ハンティングアクション「モンスターハンターアウトランダーズ」を試遊。スマホに最適化された要素や,本作独自の要素を紹介[TGS2025]
初日に行われた発表会の模様は別の記事でまとめているが,本稿では実際にプレイした感想をお伝えしよう。
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スマホで「モンハン」のアクションを楽しめる。「モンスターハンターアウトランダーズ」の最新情報が発表されたステージをレポート[TGS2025]
![スマホで「モンハン」のアクションを楽しめる。「モンスターハンターアウトランダーズ」の最新情報が発表されたステージをレポート[TGS2025]](/games/667/G066758/20250926016/TN/010.jpg)
TiMi Studio Groupは9月25日,TGS 2025のLevel Infiniteブースで,ステージイベント「プロデューサーと見る!狩猟の島の最前線」を開催した。本イベントでは,TiMi Studio Groupの黄 冬氏と,カプコンの砂野元気氏が登壇し,新作スマホアプリ「モンスターハンターアウトランダーズ」の最新情報を公開した。
本作は,カプコンから「モンスターハンター」のライセンスを受け,Tencentの主要スタジオであるTiMi Studio Groupが開発中のハンティングアクションゲームだ。2025年11月からクローズドβテストを実施する予定で,公式サイト(外部リンク)を通じて応募を受け付けている。
試遊版では,プレイヤーの分身となる主人公の冒険者のほか,太刀使いのミドリ,ヘビィボウガン使いのペペ,双剣使いのラヤ,弓使いのマドレからキャラクターを選択できた。
これらの冒険者キャラクターは,人数が足りないときに連れていけるだけでなく,プレイヤーキャラクターとして操作できる。そのためか,個人的には既存の「モンスターハンター」シリーズと比べて,美少女感が強めのデザインになっていると感じた。
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筆者が選択したキャラクターは,ヘビィボウガン使いのペペ。はじめに過去作との違いを感じたのは,弾の種類を選択する機能が見当たらなかったことだ。
状況に合わせてアイテムが切り替わる「オススメアイテム」という機能が共通システムとして実装されていることからも,戦闘中の選択をできるだけ減らそうという工夫が感じられた。
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また,狙いをつけるシステムは,共通システムの「ロックオン」に統合されていた。これは,モンスターの特定の部位を一覧から選択し,そこを狙い続ける機能だ。頭でも尻尾でも好きな場所を狙えるので,部位破壊の報酬が入手しやすかった。
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このように攻撃面のシステムが比較的シンプルになっている一方で,敵の攻撃の予備動作を見て,それを回避するようなアクション要素はスマートフォンでも健在だ。
ペペが空中射撃を得意とするキャラクターだからかもしれないが,ジャンプやダッシュ,ガードなど,豊富な防御手段が用意されていた。
戦闘以外では,探索要素として用意された豊富なミニゲームが印象に残った。筆者は,タイミングよくタップする,リズムゲーム風の「スイングハンガー」に挑戦したが,狩猟の息抜きとして,なかなかに楽しめるものだった。
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試遊版では,ほかにも卵をゴールまで運ぶ「エッグハント」,石を高く積み上げる「精神一刻」をプレイできるようだ。
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最後に,本作の新要素である「クラフト」を紹介しよう。これは,好きな施設を生産し,マップ上に設置する機能だ。段差など,物理的に不可能な場所を除き,設置場所を自由に選べる。
今回は,任意の場所までワイヤーをつないで移動する「ジップライン」,任意の方向にプレイヤー自身を射出する「カタパルト」,上昇気流を作り出す「ブロワー」が体験できた。
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たしかに移動手段を選べる点は新しいのだが,筆者は移動手段にこだわりがないので,正直なところクラフトの魅力はあまり伝わってこなかった。モンスターのエリア移動をクラフトで追いかける形になるため,クラフトを再利用することはなく,施設として残るメリットもいまいち感じられなかった。
ゲームバランスとの兼ね合いは難しそうだが,クラフトを使ったコンボなど,単なる移動手段にとどまらない何かがあったほうが,新要素としてのインパクトは強い。将来的には移動手段以外のクラフトも登場するようなので,どんなクラフトが実装されるのか今後の展開に注目したい。
「モンスターハンターアウトランダーズ」公式サイト
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