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モラトリアムの終わり,“夢の中”からの卒業と祝福の瞬間――「『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Blessing Moment-」ゲネプロレポート

 2025年10月31日から11月9日まで,品川プリンスホテル ステラボールにて,Happy Elementsがおくる「あんさんぶるスターズ!!」(以下,「あんスタ!!」)を原作とした舞台「『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Blessing Moment-」の東京公演が上演された。
 11月14日から23日までは,AiiA 2.5 Theater Kobeにて兵庫公演が行われる。

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 本作では一部公演のマルチアングル配信も実施されており,10月31日18:00の東京初日公演,11月23日13:00の兵庫公演,および同日18:00の大千秋楽公演が,U-NEXTにてストリーミング配信される。
 いずれもライブ配信+見逃し配信付きだ。詳しくは公式サイトの「Streaming」ページをチェックしよう。

 本稿では,東京公演初日のゲネプロ公演のレポートとともに,囲み会見の模様もお伝えする。ストーリーの核心的なネタバレは避けているが,記事や写真には公演内容の一部が含まれるため,観劇予定の人はご注意いただきたい

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異なる道を歩み出す「Ra*bits」と「Valkyrie」。
卒業を控えた2ユニットが繰り広げる祝福の物語


 本舞台は,原作アプリで展開されていたストーリー「モーメント*未来へ進む返礼祭」をベースとして展開される。
 3年生メンバーの卒業を控えた「Ra*bits」と「Valkyrie」が今後どうなっていくのかに加え,かつての「Valkyrie」をめぐり,斎宮 宗と影片みか,そしてほんの少しだけわだかまりを残した「Ra*bits」の仁兎なずな。この3人の関係性のその後についても描かれていく。

■今では夢の中のように感じる,“あのころ”の夢ノ咲学院

 幕が開き,今となっては懐かしい「夢ノ咲学院のアイドルユニット」である彼らが登場した瞬間,驚くほど一気に“あのころ”に引き戻された。
 ずっと大事にしまい込んでいた思い出の小箱を空けたときのようにノスタルジックな気持ち。華やかなステージを見ながら,ふいに(開幕早々だというのに!)涙が出そうになった。

 キラキラと輝いていた青春の日々,楽しいけれどそれだけではなく,ときには傷つけあったり涙を流したりした彼らの痛みまで蘇ってくるかのようだ。

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 「Ra*bits」はただかわいいだけのユニットではないし,「Valkyrie」は格調高いだけのユニットでもない。その裏には極めて複雑な物語や歩んできた軌跡があることが,ステージからしっかりと伝わってきた。

 実は,この2組のユニットが「あんステ」上で共演するのは,2018年に上演された「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』〜Memory of Marionette〜」以来のことだ。
 あれからもう7年近くが経っているにも関わらず,その空気感を丸ごと再現してみせたのは,キャストや制作陣の力だろう。

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■「Ra*bits」について

 最初の春,夢ノ咲学院へ入学したばかりの1年生の真白友也,紫之 創,天満 光がユニットを組もうとしたところへ,3年生の仁兎なずなが“保護者役”のような形で加わって結成されたのが「Ra*bits」だ。

 お互いに支え合って1年間活動をしてきた彼らだが,卒業を控えたなずなは,アイドルを一度退くことを決めている。つまり「Ra*bits」は,ユニットのあり方を変えなければならない瞬間がすぐそばまで来ているのだ。

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 この舞台をとおして「Ra*bits」を見て,しみじみと感じたのが,「どんなに今が楽しくても,決して時間を止めることはできない」という寂しさだった。
 ある意味,本作で描かれる時間は最後のモラトリアムだ。

 大学という未知の進路に進むなずなも,3人で活動することへの不安がありながらも,胸を張って“に〜ちゃん”(なずな)を送り出そうとする1年生にとっても。
 だが,どんなに怖くても,必死で前を向いて進もうとする彼らの姿に強く胸を打たれた。

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 おそろいの衣装に身を包んで元気よく歌う姿は愛らしく癒やされるが,彼らの胸の中には,創が言う「泣くのはステージを降りてから」というなずなの教えがある。
 どんなに不安でも,アイドルとしてファンを前にしている限り,彼らは決して暗い顔を見せないのだ。そんな1年生たちがこらえきれず流した涙や,彼らを優しく受け止めるなずなの姿には,こちらまで泣けてきてしまった。

 しかもこの子兎たちは,自分たちのユニットのことだけではなく,「Valkyrie」の危機にも彼らを助けようとする行動力を見せる。友也の勇気や,ヒーローのような光の姿も感動的で,アイドルとして,いち学生としてきらめく青春の中にいる彼らを眩しく感じた。

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■「Valkyrie」について

 3年生の卒業はどのユニットにとっても重要な出来事だが,「Valkyrie」にとっては,区切りどころか大事件と言っていいだろう。
 卒業して海外へ渡る宗と,在校生のみかは一緒に暮らしていることもあり,生活環境ごと変わってしまうからだ。

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 みかにとっての師匠でもある宗は,みかに“独り立ち”を望んでいる。けれど,いつまでも宗の作品の一部でありたいみかは,自分が「Valkyrie」を汚すくらいなら「美しく死にたい」と願っている。
 すれ違う2人だが,この舞台を見て,お互いを想う深い愛情にあらためて心を揺さぶられた。

 宗もみかも,ステージでの鬼気迫る表情からは想像できないほど,相手を見つめる目は優しい。傷ついた過去から執念で蘇った,あの夏の舞台とは別人のように穏やかになった宗は,「みかによって救われた」と語っているし,そのみかは,“捨てられた”自分を拾ってくれた宗を「神さま」のように崇め,愛し続けている。

 ここで描かれるのは,人形だったみかが,宗によって人間として生まれ変わることに伴う2人の痛みだ。
 宗がみかを「芸術家になれ」と突き放すのは,誰かに抱えられなければ動けない人形ではなく,自分の足で立って生きる,自分と対等な人間であってほしいと願ったからだと感じた。その言葉にも,それに応えることにも,これまで以上に強い覚悟が必要だっただろう。

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 本舞台における「Valkyrie」のステージをことさら美しく感じたのは,彼らにそうした経験や成長があったからにほかならない。
 宗には“舞台裏の事情に想いを馳せるなどもってのほか”などと言われそうだが,人々が歴史に残る芸術に惹かれるのは,作品に込められた人間の感情を背後に感じるからではないだろうか。

 もしその芸術家のことを知らなくても,作品を目の当たりにすれば必ず何かを感じることができる。「Valkyrie」のパフォーマンスには,そうした芸術が持つ感動の力に通じるものを感じた。

■青春の只中,輝くアイドルたち

 【返礼祭】をテーマにした「あんステ」の舞台は,今作が初となる。原作における【返礼祭】に関するストーリーはどれもファンの人気が高く,それぞれのユニットにとって大切なものだ。
 だからこそ期待値もかなり高かったと思うが,本作はその期待を遥かに,本当に遥かに上回る素晴らしい舞台だと太鼓判を押したい。

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 また,先ほど書いた2つのユニットそれぞれの卒業と祝福を描きながらも,ユニットをまたいだ関係性や,ユニット外にいるはずの誰かとの絆の交わりも尊く感動を呼ぶ。

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 もちろん,舞台後半に行われるライブパートも最高だ。「Ra*bits」の可愛らしさはメーターを振り切っているので,これから見る人には「気をしっかり持つように!」とアドバイスしたい。

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 一方の「Valkyrie」のステージもあまりにも素晴らしく,しばらく忘れられなくなり,どうしてもまた見たいと切望することになると忠告しておく。そのステージは“共に地獄へ”などと口にする2人だからこそ作り出せる,天国のように美しく気高く,愛に溢れた景色だ。

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 悲しみがあるからこそ,愛おしさが増していく。卒業は決して終わりではない。涙を乗り越えた分だけ,アイドルたちはますます輝きを増していくのだろう。本作は,そう感じられる舞台だった。

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ゲネプロ前の囲み会見の様子をお届け!
「Ra*bits」と「Valkyrie」キャストの意気込みや稽古の様子は?


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――7年ぶりの本公演への出演ですが,以前と比べて変わった部分を教えてください。

大崎捺希さん(仁兎なずな役/以下,大崎さん):
 雰囲気はすごくいいです! 7年ぶりという喜びもありますし,みんな成長している気がします。なにより(山崎)大輝がすごく楽しそうにしていて,稽古場としても楽しい雰囲気でした。
 「Ra*bits」が踊っていると,(猪野)広樹くんもニコニコしてくれてるんですよ。

奥井那我人さん(天満 光役/以下,奥井さん):
 こうしてまた,7年前と変わらないメンバーで作品に関われて嬉しいです。僕は初めてみんなと会ったとき19歳だったのですが,みんな内面が大人になったなと思いました。
 前はもっとわちゃわちゃしていた気がしますが,こうしてまた一緒に過ごして,わちゃわちゃ感を取り戻したなと思いました。

宮崎 湧さん(真白友也役/以下,宮崎さん):
 稽古が大変でした……! キャストが少人数なのでやることが多くて,でもすごく有意義で実のある時間を駆け抜けた1か月だったと思います。苦労したぶん,それが本番で背中を押してくれる時間になるなと。
 (7年前から)時間がたって肉体的にも精神的にも熟成していきましたが,那我人に幼心をくすぐってもらえて,「Ra*bits」らしさが出来上がりました。

熊谷魁人さん(紫之 創役/以下,熊谷さん):
 変わったところということですが,僕はあまり変わっていないように思いました。「大人になった」とは言いつつ,「Ra*bits」って休憩時間にみんなでふざけるんですよ。そんなところは「僕たちって子どもだな」と思いますね。
 でも,そういうところが「Ra*bits」の良さだし,本番でもそういう面を出していけたらと思っています。

猪野広樹さん(影片みか役/以下,猪野さん):
 7年ぶりに,誰も変わらず同じメンバーで会うことができて嬉しかったです。今回のお話は“さよなら”をするお話ですが,7年間待ってくださった皆さんにも,この役にも,ひとつのお別れが言えるような覚悟を持って稽古に挑みました。
 すごく楽しくて,有意義なセッションをできた稽古期間でしたが,久々の初日ということで,ここ数年で一番緊張しています……!(笑)

山崎大輝さん(斎宮 宗役/以下,山崎さん):
 変わっていない部分も多々ありますが,変わった部分を挙げるとすれば……みんなも言っていたように,話し合いなどをとおして,それぞれの推進力みたいなものを感じることができましたね。それは1人1人が力をつけて,7年ぶりにまたこの場所へ戻ってきたからなのかなと。
 そこはすごく変わったところだと思います。逆に変わらない部分は,ハッピーハロウィーンって感じですね(笑)。

――役作りや稽古でこだわった部分や,大切にした部分を教えてください。

大崎さん:
 原作で「Ra*bits」の声優を務めている皆さんと「Ra*bits会」を開かせていただいたんです。そのなかでキャラクターやユニットのことなどをいろいろお話して,深みをどう表現するかなどを教えていただきました。
 僕たち舞台版ならではの「Ra*bits」に期待していただけると嬉しいですね。

奥井さん:
 印象強かったのはダンスです。今までに歌ったことのある楽曲の振り付けが丸ごと変わったんですよ。そこも楽しみの1つですし,新曲も皆さんと一緒に盛り上がりたいと思っています。

宮崎さん:
 大層な言い方ですが,「誰かの正義の裏側には,別の正義がある」ということを大切にしました。各々が持っている正義がぶつかりあって生まれる心のうねりを,広樹くんと稽古から一緒に作ってもらいました。
 この時間の裏側ではどんな気持ちがあるのか? と,心の機微をしっかり板の上に載せられるよう,大切にお芝居を作りました。

熊谷さん:
 前作ではなかったライブパートで,いかに「Ra*bits」がお客さまを巻き込んでかわいさをお届けできるかというところです。歌唱指導やダンスの先生にもその意識が大切だと教えていただきましたし,ダンスや歌唱には,すごくこだわりましたね。

猪野さん:
 今回はメインキャストが6人しかおらず,それぞれに焦点がすごく当たるので,全員が主役だと思っています。みんなが舞台上で輝いたらいいなと思って稽古を進めました。スタッフさんも含めて,全員でセッションしながら作れたと思います。

山崎さん:
 初めて(「あんステ」に)出させていただいた7年前の公演から,ちゃんとつながるように作りたいと思っています。さらに,今回初めて見に来てくださる方のためにも,この作品の中でもしっかりと「起承転結」を作ることを意識していますね。

――時間軸が先に進んだ作品において,お互いのユニットの関係性をどのように作っていきましたか。

猪野さん:
 宗は「MoM」でひとつ成長した部分があり,今回もみかの自立を促しますが,みかは宗のもとを飛び出すことに恐れを感じています。みかの葛藤や暗い部分も含めて表現できたらいいなと思っていたので,2人で相談し,セリフの意味や裏にある愛について話しながら作りました。
 先ほどお話に出た「起承転結」については,僕たちの中ではしっかり作れたかなと思います。

山崎さん:
 本当は,(前作と今作の)間にもちゃんと物語があります。でも,初めてこの作品を見る方にも違和感がないよう,間口を広げたかったんです。「なずなも含めて,僕たちの間には過去にこういうことがあった」というのを表現するため,みんなで知恵を出し合ってディスカッションしていきました。

大崎さん:
 僕たち「Ra*bits」は一緒にいた時間が長かったので,役としてはもちろん,俳優として積み重ねてきた思い出も熱量に込めて,役や作品に落とし込もうと思っていました。

奥井さん:
 時間が進んでいるからこそ,演じるキャラクターの成長を作るのを難しく感じました。でもキャスト自身もそれぞれ成長していますし,僕自身も成長できた部分がたくさんあったので,ぜひ本番を見ていただけたらと思います!

宮崎さん:
 に〜ちゃんの卒業という,心の柔らかいところをギュッとされるようなトピックがテーマなんですよね。僕たちも数年間一緒にやってきた思い出を,板の上で走馬灯のように乗せられて,一瞬にかけられる瞬間があればいいなと思いながら作りました。

熊谷さん:
 「特別なことがない,なんでもない日の繰り返しが集まって太陽みたいに輝いてる」というしののん(創)のセリフがあります。僕も本当にそうだと思っていて,僕ら自身がやってきた年月が「Ra*bits」の1年になっていると思うので,キャストたちの絆を作品に乗せられたらと思いました。

――稽古場での印象的なエピソードはありましたか。

大崎さん:
 先ほどもお話しましたが,僕たち(「Ra*bits」)が歌と踊りの練習をしているとき,広樹くんがすごくニコニコしながら見てくれてたことです。

猪野さん:
 かわいくて心が洗われるんですよね。今回のライブパートの衣装もさらに可愛いです。「Valkyrie」はこう……格式が高いので,かわいいとかはないんですが。

山崎さん:
 うん。

猪野さん:
 (「Ra*bits」は)萌え,ですね。久しぶりにこの言葉を言いました(笑)。

――大崎さんは「Valkyrie」のパフォーマンスを見ていかがでしたか。

大崎さん:
 前回は「旧Valkyrie」として一緒にパフォーマンスをしましたが,やっぱりかっこいいですよね。今回も心臓をガッと掴まれて目を離せないような,鬼気迫るパフォーマンスだと思います。

――先ほど「Ra*bits会」の話がありましたが,声優陣とどんな話をされましたか。

大崎さん:
 声優の皆さんも,ちょうど「スタフォニ」(2025年11月開催「あんさんぶるスターズ!! Cast Live Starry Symphony - Superbloom -」)の稽古中ということで,お互い頑張ろうとお話しました。また,役のこともたくさん話させていただきました。

――「Valkyrie」のお2人も「Valkyrie会」をしてみたいですか。

猪野さん:
 やるならパリくらいに行って格式を上げたいですね(笑)。

山崎さん:
 そうだね。僕は以前,自分の番組で高橋広樹さん(原作での斎宮 宗役)に来ていただいたことがあって,「どうやったらいいですか?」っていろいろお聞きしたんです。
 そうしたら,「君の思うようにやりたまえ!」ということだったので,それはそうだなと(笑)。胸を張って,今日を迎えました。

――最後に,開幕に向けての意気込みを聞かせてください。

大崎さん:
 この日が来るのを待っていました。悲しいですがそれだけじゃなく,ここから前を向いていけるような,皆さんの心を動かせる素敵な作品になっていると思います。気合を入れて届けます!

奥井さん:
 全26公演,1つ1つの公演を大切にして,今できるすべてに「ありがとう」の感謝の気持ちを込めて,全身全霊でお届けしてまいります。応援よろしくお願いします!

宮崎さん:
 幕が開くのが本当に楽しみです。8年分の作品への感謝の気持ちを,お客さまの日々の喧騒をかき消せる燃料にして,精一杯駆け抜けてまいりたいと思います。嫌なことを全部忘れて劇場に足を運んでいただいた皆さんに,見ていただくのを楽しみにしています。

熊谷さん:
 【返礼祭】は,ファンの皆さんにとっても,僕たちにとっても本当に大切なものですし,思い出深い作品になるだろうと思います。全力で「かわいい」をお届けするので,ぜひ劇場で楽しんでいただけたらと思います。

猪野さん:
 なんやかんやありますが,すべてはお客さまのためにあります。しっかりと地に足をつけて格式高く,全26公演乗り越えたいと思います。よろしくお願いします!

山崎さん:
 この物語を待ちわびてくださったお客さまもたくさんいらっしゃると思います。この【返礼祭】をもって原作は「!!」になりますが,その架け橋となるストーリーとして,何かを予兆するような僕らの「Blessing」を作っていきたいと思います。

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