イベント
世界にひとつだけの香り作り! 北村 諒さん&駒田 航さん「Sweets Room+5」収録レポート&キャストインタビュー
Happy Elementsがサービス中の「あんさんぶるスターズ!!」(以下,「あんスタ」)の配信番組「Sweets Room+5」は,MCの北村 諒さん(鳴上 嵐役)とゲストが,スイートでカワイイものを協力して作りながら,仲を深めていくコンセプトで展開されている。2025年4月24日に実施された「『あんスタ』10周年生配信『Bright me up!!』」内では,「Sweets Room+5 “特別出張版”」のVTRが公開された。収録は高円寺駅近くの「金熊香水 高円寺ラボショップ」で行われ,ゲストは駒田 航さん(椚 章臣役)だ。プロデューサーの皆さんは,鳴上 嵐と椚 章臣が登場するイベントストーリーにも深く関わっていた“香水”というキーワードに,すぐピンときたのではないだろうか。
![]() |
今回作る“カワイイもの”は,なんと……香水!
撮影場所となった「金熊香水 高円寺ラボショップ」は,ビルの2Fにある落ち着いた空間だ。木目の温かさが印象的な棚には,ずらりと香水の瓶が並ぶ。「あんスタ」10周年やお二人の関係について,開幕からトークは絶好調だった。
![]() |
はじめに調香するのは,10周年楽曲「BRIGHTEST STARS!!」をイメージした香水だ。北村さんも駒田さんも調香は初体験とのことで,金熊香水の調香師である五味耕作さんをアドバイザーに迎え,レクチャーを受けながら制作を進めた。楽曲の作曲者,桑原 聖さんからのメッセージも参考にしながら,作りたい香水のイメージをホワイトボードに書き出していく。
![]() |
![]() 北村 諒さん |
![]() 駒田 航さん |
五味さんから説明されたTOP・MIDDLE・LAST(トップノート・ミドルノート・ラストノート)という「香りのピラミッド」を意識し,番号が振られた香料のなかから適したものを選び,調合する。計量には1000分の1g単位まで測れるデジタルスケールを使用し,それぞれの香りを実際に嗅ぎながら,相性や配合量を調整していった。
香りのイメージをどう香りに反映させるかという話し合いも盛んに交わされ,「BRIGHTEST STARS!!」という香水が少しずつ形になっていく。調香とは,感覚を研ぎ澄まし,概念を現実世界に顕現させるクリエイティブな作業なのだ。
さらに香りの深みを出すため,最後に特別な香料をトッピングして完成。世界にひとつだけの「BRIGHTEST STARS!!」という香水が誕生した。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() 理想の香りを追い求めて,調香を進めていく! |
![]() トッピングは,一滴ずつ慎重に…… |
香りが完成したあとは,パッケージデザインにも挑戦することに。さまざまな香水瓶の形を参考にしながら,思い浮かんだデザインをホワイトボードに描き出していった。実際の商品化には制約が多いものの,まずは自由な発想で企画を楽しむお二人。アイドルたちのパワーを感じさせる,おしゃれなデザインが完成した。
![]() |
筆者もトッピング前の香水を少し試させていただいたが,アクア系の爽やかさが際立つ,清潔で真っすぐな香りだった。年齢や性別を問わず愛されそうな印象だ。おそらく,完成品はさらに深みを増しているに違いない。
続いて,「Sweets Room+5」本編の収録へ。ふたつ目の香水は「Knights」の楽曲「Heart Collector」をテーマに調香する。引き続き五味さんのサポートを受けつつ,イメージを固めながら調合を進めた。一度香水作りを経験している北村さんと駒田さんは,すっかり手順にも慣れ,「Heart Collector」の世界をビーカーのなかに鮮やかに表現していった。
![]() |
![]() |
![]() |
カメラが回っていない間も,北村さんと駒田さんは五味さんに熱心に質問を投げかけていた。香りのことに留まらず,香水の原料など多岐にわたる話題に広がり,お二人の強い好奇心と真摯な姿勢が伝わってきた。3人のやり取りのなかで具体的な香りが固まっていく興味深いプロセスは,ぜひ配信本編でご覧いただきたい。
なお,この収録で制作された2種類の香りを含む楽曲イメージの香水「Parfum Musique(パルファム・ミュジーク)」,各アイドルイメージの香水「Parfum idol(パルファム・アイドル)」の発売も決定している。詳細は,pattythree公式X(リンク)をチェックしよう。
「Parfum series」商品紹介ページ
収録後のキャストインタビュー。アイドルたちを身近に感じられる調香体験に大満足!
4Gamer:
お二人とも,番組の収録お疲れさまでした。本日の感想をお聞かせください。
北村 諒さん(以下,北村さん):
香水作りは初めての体験でしたが,想像していたよりも奥が深かったですね。それに,駒田さんと一緒に作業できたのも楽しかったです。
駒田 航さん(以下,駒田さん):
香水やディフューザーなど,香りのするものは普段から好きなんですが,「作る」という経験はなかなかできないので新鮮でした。調香の工程も本格的で,何より北村くんの感性が面白かったから,クリエイティブな作業を一緒にできたのがすごく楽しかったですね。
4Gamer:
普段は香水を使われていますか?
駒田さん:
たまに使いますが,常に身につけているわけではないですね。
北村さん:
僕は普段から香水を使っています。でも,持っているのは1種類だけで,使い分けはしていないです。
4Gamer:
今回の香水作りを踏まえてお聞きしたいのですが,2021年のゲーム内イベント「芳香*忍ばせたフレグランス」で,鳴上 嵐センター曲「Mystic Fragrance」がありましたね。ストーリー内で,椚先生がかつてつけていた香水や,鳴上 嵐が新たに作った香水について,どんなイメージを持たれますか。
駒田さん:
嵐ちゃんが作った香水は,甘さのある香りかなと思いきや,モデルらしいシュッとした雰囲気もあるので,実は派手すぎず,落ち着いた香りに仕上がるかもしれません。
椚先生は,ウッディーな大人の香りが似合いそうですが,ご本人は「自分も年をとった」なんて話をしつつ,意外とフレッシュな香りを選びそうな気がします。例えば,落ち着いたキンモクセイやベルガモット系など。
4Gamer:
すごく似合いそうですね。
駒田さん:
ですよね。色合いもアースカラーっぽいですし。
北村さん:
先生のイメージは本当にそんな感じです。植物の香りのような,深く癒される香りがしっくりきます。嵐ちゃんについては,意外と甘くて華やかすぎる香水はつけていなさそうで,個人的にはちょっとスパイシーな香りなんじゃないかと思っています。
4Gamer:
キリッと大人っぽい感じでしょうか。
北村さん:
はい。憧れに近づきたいという思いが込められていて,甘いフルーティーな香りのなかにも,背伸びしたスパイスをひとさじ加えているようなイメージですね。
4Gamer:
香りのイメージから,“鳴上 嵐”というキャラクター像が浮かび上がってきますね。では次の質問です。10周年生放送の収録もありましたが,「あんスタ!!」に関わってきたこの10年間で,とくに印象的だったことはありますか。
駒田さん:
椚先生の収録時にストーリーを読み返してみると,アイドルたちの人間性がどんどん成長していることを感じます。キャラクターもユニットも増えていて,自分の収録ではすべてリアルタイムで追えているわけではないので,前後の関係性を読み解くのも面白いですね。
例えば,「嵐ちゃんが椚先生に告白していた」というエピソードを踏まえたストーリー展開など,細かい人間模様を大事に演じることが必要だと感じます。この10年間,物語の展開だけでなく,新しい要素がどんどん加わってきていて,常に新鮮な「あんスタ!!」に触れられるので,マンネリ感がないですね。
北村さん:
僕は「一緒に成長している」という感覚をすごく感じます。ゲームのなかでも学年が上がったり,卒業したり,みんな歳を重ねていく。それによって,「彼らが存在している」という実感が強くなっていますね。10周年楽曲もそうですが,常に攻めの姿勢で,新しいことに挑戦し続けているなと感じています。
4Gamer:
攻め続ける姿勢と,新しい要素がどんどん加わる面白さが,「あんスタ」らしさのひとつなのですね。では最後に,番組をご覧になる皆さんへ,メッセージをお願いします。
北村さん:
この番組をとおして,香水作りを体験してくれる方もいらっしゃると思います。アイドルたちをイメージした香水も発売されますし,彼らをより身近に感じながら,みなさんの日常に彩りを添える存在になれたらうれしいです。これからも「あんさんぶるスターズ!!」を楽しんでください!
駒田さん:
推しを応援したり,身近に感じる手段のひとつとして,「香り」という新しいアプローチがあるのは,自分にとっても発見でした。楽曲やキャラクター,ユニットのイメージを踏まえて作られた公式の香水を楽しめるのはもちろん,自分自身の感性で彼らを表現できるって,とても楽しい体験です。金熊香水さんでは,誰でも気軽に調香体験ができるので,ぜひみんなで“調香師”を目指しましょう!
4Gamer:
ありがとうございました!
「あんさんぶるスターズ!!」公式サイト
(C)2014-2019 Happy Elements K.K
(C)2014-2019 Happy Elements K.K
(C)2014-2019 Happy Elements K.K
(C)2014-2019 Happy Elements K.K
(C)2014 Happy Elements K.K