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謎のディスプレイブランド「AMZFAST」は,若きゲーマーが作ったブランドだった。安さと異例の「5年保証」で日本市場に挑む
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印刷2026/06/04 12:00

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謎のディスプレイブランド「AMZFAST」は,若きゲーマーが作ったブランドだった。安さと異例の「5年保証」で日本市場に挑む

COMPUTEX 2026でのAMZFASTブース
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 中国のExpress LUCKグループが展開するゲーマー向け製品ブランド「AMZFAST」(アメージングファースト)。
 国内販売ルートがAmazon.co.jpのみで,大きなプロモーションも展開していないため,知る人ぞ知るという雰囲気のあるブランドだが,そのコストパフォーマンスの高さは驚異的だ。
 たとえば,49インチウルトラワイド液晶ディスプレイの「AMZG49C7U」(Amazonアソシエイト)の場合,税込価格は8万4999円(※本稿執筆時点)。「十万の位が抜けてない?」と言いたくなるほどである。

49インチウルトラワイド液晶ディスプレイが,10万を大きく切る8万4999円
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 ここまで極端ではないが,そのほかの製品も,同クラスのスペックを有する他社製品と比べて安価だ。

Leo NG
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 とはいえ,ここまで安いと「本当に大丈夫なのソレ?」と心配したくなる人もいるだろう。そこで,Express LUCKグループとAMZFASTは,どういう方針でビジネスを展開しているのかについて,同社のLeo NG氏(Assistant Regional Marketing Manager,Marketing Dept,Express LUCK)に聞いてみた。


ブランド設立のきっかけはゲーマーだった社長の子息の提言


4Gamer:
 まずはAMZFASTが,現在の日本でどのような事業を展開しているのか,その概要を教えてください。

Leo NG氏:
Express LUCKの公式Webサイトより。祖業はテレビの製造だ
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 Express LUCKグループは,中国でも大手のテレビメーカーで,テレビやディスプレイの製造で,29年の経験があります。
 グループ傘下には5〜6ほどの異なるブランドがあり,世界各国で展開しています。その中でAMZFASTは,主にゲーミングディスプレイに特化したブランドで,現在は日本で販売しており,欧米でも順次展開を進めています。
 なお,ほかのブランドでは,テレビやハイエンド,ローエンドのディスプレイも扱っています。

4Gamer:
 もともとテレビ製品を中心に事業を拡大されてきたわけですが,ゲーミングディスプレイに本格的に取り組み始めたのは,いつ頃でしょうか。

Leo NG氏:
Alex Chan(陳 澤彪)氏(AMZFAST ブランド最高経営責任者,CEO)。ご本人に聞いたところ,自身も「Counter-Strike」のプレイヤーとのこと
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 当社は,ディスプレイ市場でも10年以上の実績があります。それが3年ほど前,グループ社長の息子さんであるAlex Chanがゲーム好きだったこともあり,彼がゲーミング分野に特化した新しいブランドを立ち上げました。
 これまでグループが培ってきた技術力と生産力を,ゲーミングディスプレイに集中させようと,AMZFASTを作り出しました。

4Gamer:
 Express LUCKグループやAMZFASTが,製品そのものやブランドに対して込めている理念や,ユーザーに伝えたいメッセージはありますか。

Leo NG氏:
 グループ全体として,特定のメッセージを掲げているわけではありませんが,AMZFASTというブランドとしては明確な考えがあります。
 最新の技術や良い製品を,より多くのゲーマーが手に取りやすい価格で提供したい,ということです。

4Gamer:
 ゲーミングディスプレイ市場には,世界中から多くの企業が参入しており,競争も非常に激しいと思います。その中でAMZFASTはどのように差別化しているのでしょうか。

Leo NG氏:
 それも私たちの理念とよく似ています。手頃な価格の製品を,ゲームが好きなすべてのユーザーに届けたい,と。ですから価格面に加えて,最新の規格を備えていることも私たちの理念です。

4Gamer:
 つまり,非常に高価でハイエンドな製品を追求するというより,若いゲーマーに向けて,比較的手頃な価格で良い製品を届ける,という理解でよろしいでしょうか。

Leo NG氏:
 そのとおりです。とくにPCゲームでは,現在のPC性能はかなり高くなっており,高画質のゲームも十分に動かせます。そのため多くのユーザーが次に重視するのは,ディスプレイ側の表示の革新です。

 「ROG」などの有名ブランドは非常に高性能ですが,価格もかなり高くなります。一方で当社は,その半分程度の価格帯で,それに近いクラスの体験を提供できると考えています。

安さだけでなく,最新の規格やスペックもフォローしていくのが重要と語るLeo NG氏。開発中の有機ELディスプレイ「AMZG32C3UL」もそのひとつだ
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4Gamer:
 AMZFASTの製品は,日本ではAmazon.co.jpで販売されていますが,今後はリアル店舗で販売して,ユーザーが実際に製品に触れたり,デモを見たりできるようにする計画はありますか。

Leo NG氏:
 まずAmazonで販売を始めたのは,若いゲーマーにアプローチしやすいからです。
 ただ,私たちの目標は,より多くのゲーマーに製品を届けることなので,オンラインだけでなく,実店舗の展開も今後検討していきたいと考えています。

4Gamer:
 日本では9月に「東京ゲームショウ2026」が行われます。そこに出展する計画はありますか。

Leo NG氏:
 実は2025年9月の時点で参加申請は始めていました。ただ,ブランドがまだ新しかったこともあり,東京ゲームショウには参加できませんでした。
 2026年も参加は難しいと思いますが,来年以降は可能性があると考えています。

4Gamer:
 少し話題を変えますが,ご自身は普段,ゲームをプレイされますか。

Leo NG氏:
 私自身もゲームはしますよ。
 ただ,そこまで熱心な(eスポーツ)プレイヤーというわけではありません。普段はPlayStation 5のゲームを遊んでいます。とくに好きなのは「モンスターハンター」シリーズですね。最近は「プラグマタ」をプレイしています。
 小島秀夫さんのゲームも好きなのですが,「DEATH STRANDING 2」は,まだプレイしていません。1作目をまだクリアしていないので,2作目にはまだ進めていないのです。

4Gamer:
 最後に,日本のゲーマーや消費者に向けて,何か伝えたいメッセージはありますか。

Leo NG氏:
 日本のユーザーの中には,中国製品に対して「品質があまり良くないのではないか」という印象を持つ方もいるかもしれません。しかし,私たちには長年の製造経験があります。
 とくに日本市場向けには,製品に5年保証を付けています。ほかの国では通常2〜3年保証ですが,日本ではより安心していただくために5年保証を提供しています。
 価格の手頃さだけでなく,安心感も含めてぜひ検討していただきたいですね。

34インチウルトラワイド液晶ディスプレイ「AMZG34C8QL」(※国内ではAMZG34C8 Pro,Amazonアソシエイト)は,日本でも人気の製品とのこと。税込価格は3万7980円と,手の届きやすい値段だ
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