今から10年前。あのころのゲーム業界はいったい,なにが人気だったのかな?
4Gamerの当時の人気記事から振り返ってみました。
今回は
【2015年・春の3月〜5月ランキング】です。ある人は懐かしみ,またある人は温故知新。10年前の“今”を見てみましょう。
前回の季節分については
コチラから。
★「18才以上は絶対に遊ぶべき」★
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スパイク・チュンソフトが2015年5月21日に発売した,
「ウィッチャー3 ワイルドハント」のプレイレポートです。
ウィッチャー3は,死霊と戦う壮年の怪物狩り「ゲラルト」を主人公とした,ダークでシリアスなオープンワールドRPGです。その完成度の高さに多くのゲーマーが魅了され,この10年,あらゆる界隈で感想やコラボがこすられまくりました。まさに世界的名作な1本と言えます。
そんなウィッチャーは現在,シリーズ最新作「The Witcher IV」が発表されています。主人公はゲラルトの弟子で,シントラの仔獅子と称される女性「シリ」。原作小説でも主役級の人物です。ウィッチャー3でも姿を見せますので,18歳以上はこの機会に絶対遊んでみて!
■2015年3月の発売&配信ゲーム
・Bloodborne
・龍が如く0 誓いの場所
・影牢 〜もう1人のプリンセス〜
・世界樹と不思議のダンジョン
・バトルフィールド ハードライン
・ファークライ4
・HELLDIVERS(ヘルダイバー)
・Cities: Skylines
★「今度のYOKAIはU・S・A!」★
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レベルファイブが2015年4月7日,ニンテンドー3DS用ソフト
「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」を同社発表会でお披露目しました。
妖怪ウォッチ旋風がさめやらぬなか,ちょいオタな少女「未空イナホ」ちゃんを新主人公に加えた物語の舞台は,なんとU・S・A。アメリカ合衆国です。宇宙人っぽいUSAピョンも出てきます。はぇー,JAPANなYOKAIってAMERIKAにもDORON!! するんですねえ。
「妖怪ウォッチ」シリーズの動向としては,2015年12月1日時点で,ダウンロード版の販売実績を含めて累計1000万本を突破していました。初代の発売から数えると,約2年半での偉業です。あのころ妖怪まみれだった新社会人さんは,実家にまだ妖怪メダルがあるのかな?
■2015年4月の発売&配信ゲーム
・ICARUS ONLINE
・Grand Theft Auto V
・DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN
・地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR
・討鬼伝 極
・ゼノブレイドクロス
・ダイイングライト
・トロピコ 5
★「リアル海戦シム,抜錨」★
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Wargamingのオンライン海戦アクションゲーム
「World of Warships」のクローズドβテストについて,所感を述べた記事です。
本作は(だいたい)戦間期〜第二次世界大戦中に建造された艦艇を操作して戦う,多人数参加型の海戦シミュレータです。艦これブームの余波もあって,注目度は上々。これ以前に戦車の「World of Tanks」もガルパンの追い風を受けていましたし,機運に恵まれていました。
ゲーム中は,あらゆる細かな艦艇操作を駆使して,じっくりネットリと戦略的勝利を狙っていきます。個人的には「鋼鉄の咆哮 ウォーシップコマンダー」くらい操作が簡易化されたタイトルしか遊んだことがなかったので,見事に新たなジャンル体験をさせてもらいました。
■2015年5月の発売&配信ゲーム
・黒い砂漠
・ウィッチャー3 ワイルドハント
・Splatoon(スプラトゥーン)
・FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster
・Farming Simulator 15
・月英学園 -kou-
・ボーダーランズ ダブルデラックス コレクション
・ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッド
★「白夜と暗夜の2つの視点」★
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任天堂が2015年6月25日に発売した,
「ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国」のインタビューを掲載しました。
本作は,言わずと知れた「ファイアーエムブレム」シリーズの作品で,2つのバージョンが同時発売され,(王道と邪道的な)2つの立場と視点の物語が描かれました。キーワードの“もしも(if)”のとおり,白夜と暗夜の違いで,人物描写が反転していたりします。
ちょうど前作の「ファイアーエムブレム 覚醒」(2012年)から,シリーズの表現もいろいろと変わっていた時期。プレイヤー自身が主人公という試みも新鮮でしたし,今にして思うと,立場ごとの人物の見せ方に「ファイアーエムブレム 風花雪月」(2019年)の片鱗を感じます。
■2015年・春の4Gamer的な人気タイトル
・黒い砂漠
・ダイイングライト
・ウィッチャー3 ワイルドハント
・World of Warships
・Bloodborne
★「PS Vitaをいじりまくれ」★
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PS Vitaこと携帯ゲーム機「PlayStation Vita」に,[L2/R2]トリガーを追加できるグリップを試そう,というテストレポートです。
このころは,PS3からPS4に移行が進んでいた時期。PS VitaにはPS4コントローラ(DUALSHOCK 4)にあった[L2/R2]トリガーに相当するボタンがなかったため,課題解決のためのアクセサリーもいろいろと投入されていました。いわば,これより前時代の「モンハン持ち」対策ですね。
なお,PS Vitaはあらかじめ,こうした問題を解決するための「背面タッチパッド」を備えていたわけですが。すみません,今だから言うんですが,あの背面タッチをうまく利用できていた人って多くないですよね? 大半は間違えて触れて,「ちゃうねんちゃうんねんそうじゃないねん!」ってなって機能を切ってましたよね? なーんてね。
■2015年・春のアニメ
・Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
・SHOW BY ROCK!!
・響け!ユーフォニアム
・血界戦線
・俺物語!!
・うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
・アルスラーン戦記 THE HEROIC LEGEND OF ARSLAN
・ガンスリンガー ストラトス -THE ANIMATION-
・シドニアの騎士 第九惑星戦役
以上,10年前の秋の4Gamer人気記事でした。
次回は8月下旬に
【2015年・夏の6月〜8月ランキング】をお届け予定です。今後も四半期に合わせて過去のゲーム業界(など)を振り返り,ちょっとしたタイムスリップと歴史体験をお楽しみください。