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「パンツァードラグーン ツヴァイ:リメイク」試遊レポ。グラフィックスは健闘,遊び応えやゲーム進行のタイムラインはきちんと再現[TGS2025]
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印刷2025/09/30 14:27

プレイレポート

「パンツァードラグーン ツヴァイ:リメイク」試遊レポ。グラフィックスは健闘,遊び応えやゲーム進行のタイムラインはきちんと再現[TGS2025]

 東京ゲームショウ2025のレイニーフロッグブースに,「パンツァードラグーン ツヴァイ:リメイク」PC / PS5 / Xbox Series X|S / Switch / PS4 / Xbox One)が展示されていたので,試遊レポートをお届けしよう。

 本作は,1996年にセガサターンで発売された全方位型レールシューターシリーズの第2作「パンツァードラグーン ツヴァイ」をリメイクしたものだ。開発はMegaPixel Studioが手がけており,パブリッシャはポーランドのForever Entertainmentが担当する。

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 プレイヤーはドラゴンにまたがる主人公を操り,進行方向を含む全方位に向けてロックオンレーザーやショットを放ちながら,次々と襲いかかる敵を撃ち落としていく。シリーズの中でも「パンツァードラグーン ツヴァイ」は,ドラゴンの成長システムを導入した点が特徴で,プレイスタイルやルート分岐により,姿や能力を変えていく相棒と共に戦えた。

今回はプレイの前に2つの形態を選べた
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 オリジナル版は,今となっては伝説的名作といえるだろう。そもそも当時の「パンツァードラグーン ツヴァイ」のグラフィックスは,セガサターンのソフトの中でもトップレベルのものだったという「印象」がある。もっとも,現在の絶対的な基準で見れば,ポリゴン数は少なく,背景も細部までは作り込まれていなかった。

ロックオンレーザーでの攻撃が基本
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 しかし,全体的なアートワークやゲーム中のエフェクト,効果音,BGMが合わさることで,それは実際に「美しく」見えていた。そして,当時のアナログテレビ(CRT)の環境――縦横比4:3の画面,残像の少なさ,深い黒と自然な光,さらには解像感の甘さ,スキャンライン,アパーチャーグリルのスリット構造が,映像に「質感や厚み」を与えていたのも大きい。

地上か空中か? ルート選択ももちろんある
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 だが,そうしたフィルターを外してしまえば,シンプルなグラフィックスが姿を現す。だからこそリメイクを手がける側は,当時の「印象」と戦うことになる。リマスターならまだいい。オリジナルと比較して「ああ,確かにこうだった」と納得できるから。ただ,リメイクとなれば,現在の基準でクオリティを求めてしまうため「物足りなく」なる人も出てきてしまう。

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 こういった背景を踏まえていえば,リメイク版のグラフィックスはそれなりに健闘しているとは思う。それは確かなのだが,かつての印象にはやはり届かないというのが正直なところだ。ただし,低価格帯のソフトに過大なものを求めるのも心苦しいものがある。

ゲージを溜めて使用するバーサク。これで窮地を乗り切れる
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 大まかな遊び応えや,ゲーム進行のタイムラインについては,2020年に発売された第1作のリメイク版「パンツァードラグーン:リメイク」同様,しっかりと再現しているようだ。ただ,4:3から16:9に広がった縦横比率によるスピード感の変化,カメラ操作時のワンテンポ遅れるような感覚,そして通常ショットの違和感などが,プレイフィールの変化として感じられた。

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 特に通常ショットは弾速が遅く判定が小さいためか,相手の弾を消す用途に使いにくい印象だった。これはぜひとも改善してほしいポイントだ。

ゲーム性が変わってしまう
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 今回の展示バージョンは“Work in progress(開発途上)”であり,開発元もフィードバックを求めている段階だ。最終的な完成度はまだ高まる余地がある。「パンツァードラグーン:リメイク」を基準に考えるなら,今回も遊べることは遊べるのだろうとは思う。
 ただし,「パンツァードラグーン ツヴァイ」は熱狂的ファンも多いため,「アリかナシか」では評価が分かれることになりそうだ。

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