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北欧世界で仲間たちと絆を結び,父の仇を討つ。「NORSE: Oath of Blood」はヴァイキングの世界をテーマにした「XCOM」[gamescom]
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印刷2025/08/26 14:53

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北欧世界で仲間たちと絆を結び,父の仇を討つ。「NORSE: Oath of Blood」はヴァイキングの世界をテーマにした「XCOM」[gamescom]

 gamescom 2025で,Tripwire Interactiveがパブリッシングを行うArctic Hazardの新作「NORSE: Oath of Blood」PC / PS5 / Xbox Series X|S)のライブデモを,THQ Nordicのビジネスブースで見せてもらったので,レポートしよう。

 今年5月に制作がアナウンスされた「NORSE: Oath of Blood」は,中世ノルウェーのヴァイキングをテーマにしたターン制タクティカルストラテジーだ。

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 主人公である戦士のグンナーは,部族のヤール(領主)だった父親グリプルを冷酷な男,ステイナーによって殺されてしまう。クランが散り散りになり,自らも追放されて僻地に流れ着いたグンナーは,ここを拠点として元クランメンバーや新たな仲間を集めてクランを再興し,周囲のライバル勢力と戦いながらステイナーを追い詰めていく。

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 Arctic Hazardのディレクターであるフィリップ・スティーブンス(Philip Stevens)氏によると,本作は彼らが敬愛する「XCOM」にインスパイアされつつも,よりしっかりとしたストーリーを練り上げることで,ヴァイキングの生きざまを描き上げているという。

「NORSE: Oath of Blood」のデモを見せてくれた,Arctic Hazardのフィリップ・スティーブンス氏
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 その脚本は,気鋭のイギリス人作家であるギャイルス・クリスチャン(Giles Kristian)氏が手がけており,キャラクターたちの関係や共闘,さらに父のレガシーをどのように再構築していくのかという“サーガ”に焦点が当てられているという。これがうまく機能すれば,従来のターン制タクティカルストラテジーではあまり見られなかった,強いナラティブ性を前面に押し出したドラマが楽しめそうだ。

 公開されているトレイラーを見てもわかるように,カットシーンのキャラクターモデルやアニメーション,さらにはゲームプレイでの環境アートなどまで「NORSE: Oath of Blood」のグラフィックスは美しい。その表現を支えているのが,フォトリアルなデジタルヒューマンを制作できるフレームワーク「Metahuman」だ。



 今回のデモでは,6人のキャラクターが森の中を疾走する姿が斜め見降ろし型視点で展開されるシーンが印象的だった。また,樽を壊したり,樹木の上に括りつけられたバッグに矢を射かけて落としたりして,食料や金銭を回収していく姿も確認できた。当時の北欧地域では,何かの理由で持ち物を運べない場合には,野生動物に荒らされるのを防ぎ,人の目につきにくい効果もある木の上に吊り下げて隠すようなことは一般的に行われていたらしい。

 「NORSE: Oath of Blood」では,敵の集団に出会うとゲームのフロア部分がマス目化してターン制のアクションが始まる。キャラクターのクラスは5つあり,回復などで仲間のサポートもできるリーダー(職業名があるようだったが聞き取れず),アーチャー(こちらも専門用語があった),さらにタンク系のレッカー(Wrecker),オールマイティな剣士というドランガー(Dranger),そして特攻戦士バーサーカーを混成させて自由にパーティを作り上げられる。それぞれに複雑なスキルツリーが用意されており,経験を積んで固有能力を身に着けていけるようだ。

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 岩場や水辺,雪道など,さまざまな環境が用意されており,フォトグラメトリーで落ち葉や雨の濡れ具合などもリアルに表現されている。見た目だけでなく,敵味方のキャラクターが実際にぬかるみで足を取られたり,氷で足を滑らせてターンを失ったりといったこともあるようで,ルート選択は重要になりそう。また,バトルでは相手をノックバックさせて,焚火の中に叩き込んだり,倒木の陰に入って攻撃を防いだりといったように,地形やオブジェクトを利用できるようだ。

 スティーブンス氏によると,現時点では仲間になるキャラクターは40人ほどで,ほかにバトルや遠征には参加しない農夫や職人たちもいて,新しい故郷の開拓を行っていくようだ。それぞれに細かいストーリーが用意されており,前述のようにスキルツリーで自分好みの育成ができる。

 なお本作では,バトル中にキルされたキャラクターが戻ってこないパーマデスが採用されている。メインキャラクターとなるのは主人公のグンナーを含む3人で,彼らのいずれかがキルされるとゲームオーバーとなる。

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 年内のリリースを見込んでいる「NORSE: Oath of Blood」は,Steamストアページ(外部リンク)によると日本語にも対応。PC版はEpic Gamesストア(外部リンク)やGoG.com(外部リンク)でも販売が行われるとのことだ。

 スティーブンス氏が「とにかくストーリーを満喫できるストラテジーとして楽しんでほしい」と話していたように,キャラクターのアップグレードなどやり込み要素が多く,じっくりとプレイできる作品になりそうだ。気になる人はウィッシュリストに追加して続報を楽しみにしよう。


「NORSE: Oath of Blood」公式サイト

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