
イベント
スマホのカメラで怪異を見つけ出せ。幽霊がすごい勢いで迫ってくるホラー系脱出ゲーム「Alley of Abyss」を紹介しよう[BIC2025]
![]() |
本作では,謎の幽霊にさらわれ,不可解な閉鎖空間の路地裏に閉じ込められてしまった主人公を操作し,“怪異らしきもの”をスマートフォンのカメラで撮影しながら,この場からの脱出を目指していく。
怪異らしきものを撮った写真は,霊媒師の祖母に送信し,それが現実に「存在しうるもの」か,「存在しえないもの」かを見てもらう。“らしきもの”と曖昧に形容したのは,判別の必要があるためだ。
![]() |
![]() |
![]() |
こうした怪異の判別に正解すればクリアに1歩近づくが,間違えると3枚のお札(ライフポイントに相当)のうち1枚を失う。
お札が残っている限り,失敗しても最後に報告が完了した場所から再開できるが,3枚とも失ってしまうとゲームオーバーになる。
![]() |
![]() |
ただ,怪異らしきもの(以下,怪異)といっても,そもそもどんな怪異なのかの正体も分からない以上,自力で見つけるのは非常に難しい。
探索する路地裏も暗く,道の先が見えづらい。スマホのフラッシュライトで少しは明るく照らせるものの,その光量は心もとない。
そこで重要になるのが,祖母からもらった右腕の「数珠」だ。これは怪異が近づくと淡く光り出す性質があり,その光の強さをヒントに1つずつ怪異を見つけられる。とはいっても,数珠は怪異にかなり近づかないと光らないので,暗い空間をくまなく探す必要がありそうだった。
![]() |
![]() |
路地裏で10個の怪異を見つけ出すと,“この空間”から出られる条件の1つを満たせるという。さらに,ゲーム内には何かしらストーリーも用意されていて,それを追うこともクリア条件となるそうだ。
![]() |
閉鎖空間では怪異以外に,主人公に直接襲いかかってくる存在もいる。その1つが,主人公をさらった本人(?)である謎の幽霊だ。
幽霊はさまよいながら主人公を探しており,見つかると捕まえようとしてくる。幽霊が近くにいると,呼吸が苦しくなる演出が入るので,急いでその場から離れなければならない。捕まるとお札を1枚失う。
![]() |
今回のプレイで見かけたもう1つの襲撃者は,プラグが外れているにも関わらず点灯しているテレビから這い出てくる化け物だ。貞〇ではないのだが,ノイズにまみれて四つん這いで襲ってくる姿は,恐怖そのものであった。しかも,逃げる方向に瞬間移動するという,いやな特技も披露してくれる。これに捕まっても,やはりお札を失ってしまう。
![]() |
本作を手がける,AIXLAB ディレクターのJung Wonyong氏に話を聞いてみたところ,同社はもともと映像の制作会社だったらしく,そのあとVRゲームにチャレンジして,今回初めて一般のPCゲームを制作したそうだ。コンセプトとしては,日常的な恐怖をテーマとし,誰もが持ち歩くスマートフォンを核に据えることで,より身近な恐怖を狙ったという。
なお,現状は幽霊との遭遇頻度が高いようで,緊張感を与えつつも,プレイヤーの邪魔にならない出現条件などを検討しているそうだ。
![]() |
本作は今後,ますは今年10月〜11月ごろに,Smilegateのゲームプラットフォーム「Stove Indie」で展開し,来年初頭をめどにSteamでのリリースを目指していくという。対応言語は韓国語のほか,英語,日本語,中国語で想定中とのこと。ホラーゲーム好きは,続報に期待しよう。
Stove Indie「Alley of Abyss」DEMO紹介ページ
4Gamer「BIC2025」記事一覧
「BIC2025」公式サイト
- 関連タイトル:
Alley of Abyss
- この記事のURL: