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正確なエイム力と,素早い状況判断がカギを握る2Dアクションシューティング「Project Revenant」をプレイ[BIC2025]
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本作は,横スクロールアクションにエイム要素を追加したシューティングゲームだ。プレイヤーは360度自由に射撃できる。
主人公のエージェントが持つ銃にはマガジン容量が設定されており,適当に撃つとすぐにリロードが必要となる。弾を撃ち続けるというより,1発1発正確に敵の弱点を狙っていく。
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敵が攻撃する時は,ゲージなどが表示され,それが溜まると銃弾やグレネードが飛んでくる。タイミングよく回避ボタンを押して避けることも可能だが,画面の左右端の敵が同時に攻撃を構えてきたりするので,すべて避けるのはかなりテクニカルだ。
敵の攻撃は,どれも一撃必殺となっているので,1つのミスも許されない。できればゲージが溜まりきる前に倒しきりたい。
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シールドを持っている敵もおり,頭部から腰にかけて撃った弾は弾かれてしまう。こういう敵は,足を狙えば早く倒せる。
しかし,このシールドを持つ敵の後ろに敵が現れ,攻撃を構えてくると,処理を考えなければならない。
シールド兵の足を狙うには,弾数を使う。足を狙ってすぐ倒しても,弾切れでリロードが入ったら,そのまま攻撃されてしまうのだ。
ジャンプで敵の頭上から攻撃したり,後ろに回り込んだりと,とっさの判断が要求される。
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主人公は銃以外にも,スキルを使用できる。スキルには,キーを押して任意のタイミングで発動できるものと,基礎能力を変化させるパッシブ能力の大きく2種類のカテゴリが用意され,それらから2つ装備できる。
任意で発動するタイプには,フラッシュバンを前方に投げて敵の攻撃を一時中断するようなものがある。パッシブは2丁拳銃を装備し,撃てる弾数は増えるがリロード時間が延びるものや,弱点に連続ヒットさせると火力上昇効果がスタックしていくものなどがあった。
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実際にプレイしてみると,敵の攻撃がかなり激しく,何度も倒されてしまった。敵が時限式のグレネードを飛ばしてきたり,シールドを持っていたり,ジャンプ攻撃をしてきたり,バリエーション豊かな攻撃をしかけてくる。
精密なエイムが必要なので,ターゲットのほうをよく見てしまうのだが,その間に自キャラクターに敵が飛んできていたり,見ている方向と反対側でゲージがフルになった敵が攻撃してきたりと,かなり忙しい。
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ただ,チェックポイントが細かく用意されているので,何度もリトライ可能だ。敵のパターンを覚えつつ,対処方法を攻撃から回避にしたり,敵を倒す優先順位を変えたりと,短い時間のプレイだったが,試行錯誤と上達をかなり楽しめた。
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冒頭に書いたように,本作は2023年にリリースされた「Revenant」のリメイク作品だ。もともと大学のゼミのチーム課題として2022年から制作されたものだという。
「Revenant」を完成させたタイミングで卒業,チームも解散した。だが,その1年後に「やり残したことがある」ということで開発チームのリーダーだった유 환진(ユ・ファンジン)氏が当時のメンバーに声をかけてリメイクを開始したそうだ。
現在の開発メンバーは6名で,うち3名が大学時代のメンバー。企画1名,キャラクターアート2名,背景アート1名,プログラマ2名という編成だ。
リメイクでは,前作よりもスタイリッシュになったところが推しポイントだそうだ。もともと隠れて撃つというスタイルだったのを,回避や攻撃を駆使して戦うスピーディーなアクションに変更した。
コンシューマ展開にもかなり意欲的で,開発機などはすでに手に入れており,コントローラのジャイロ操作にも対応しているとのこと。
来月開催される「東京ゲームショウ2025」にも出展予定で,ユ氏によれば,韓国ではキーボードとマウスの操作が選ばれがちなので,コントローラに慣れているプレイヤーの多い日本で,どのようなフィードバックがもらえるか楽しみにしているそうだ。
また,前作をリリースしたあとに日本語訳をしてくれた人がいたという。日本語対応後,7万ダウンロードのうち3割が日本のプレイヤーだったので,その反応もあり,今回は日本語を含む多言語にできる限り対応したいと述べた。
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