
プレイレポート
岡本吉起氏のYouTube企画から生まれた「OUTRANKERS」。プレイしてみて分かった手触りとゲームの詳細をレポート
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本作のアウトラインをあらためて説明すると,3人編成の3チームによる「奪い合いアクションバトル」だ。
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プレイヤー自身の操作するキャラクター1体+AI操作によるキャラクター2体の編成で,ほかの2チームを相手に3分33秒のバトルを行う。特徴的なのは,敵を倒すことではなく「エルピス」という素材を一番多く自チームの拠点へとストライク(納品)したチームが勝利するという点。より詳しいルールについては,以下の動画を見てほしい。
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また,対戦格闘のように相手に直接ダメージを与えることで勝敗が決まる形を避けようとしたとも語る。今の時代の優しいプレイヤーにフィットするよう,エルピスを最も集めたチームが勝つ形に,勝利条件をシフトさせたという。
続いて,開発中バージョンを用いてプレイした手触りをお伝えしていく。
プレイをしてまず感じたのは,”かなり忙しいゲーム”だということ。最も確実にエルピスを得る方法はエネミーを倒すことだが,さほど広くないマップの中ではどうしたってライバル(ほかのチーム)と遭遇する。
当然,次の行動を求められるが,ライバルに追いかけられたり,時間は過ぎていったりで,悠長に考えている時間はない。エルピス集めに夢中になっていると,拠点であるE-スフィアをライバルに破壊され,ポイントをごっそり失うなんてこともあった。
![]() エネミーを倒すとエルピス(紫色の結晶)が出現。これを集めて拠点まで持ち帰るのが目的 |
![]() 集めたエルピスを自チームの拠点にストライク。ストライク後,一定時間は移動速度が上昇するなどのバフ効果が得られる |
![]() 全体マップ。拠点同士が隣り合っているため必然的に三つ巴になりやすい。エネミーは外周に出現する |
しかも1分ごとにレアエネミーの出現や支給品の投下といったハプニングが発生するため,状況は逐一変化していく。大量のエルピスを放出する「エルピシア」がマップ中央に出現することもあり,そうなるとすべてのプレイヤーが集まっての乱戦(というか足の引っ張り合い?)になりがちで,自分の順位を確認する余裕もないほどカオスな状況となる。
実際,自分が1位となったのが分かったのはゲーム終了後だった……というほどに,順位が目まぐるしく変化していた。
![]() プレイヤーのHPが尽きると一定時間行動不能となり,拠点から再出撃となる。HPは一定時間ダメージを受けずにいると回復する |
![]() 戦況を音声で知らせる実況機能を搭載。「E-スフィアが破壊された!」「エルピシアが咲いた!」といったハプニング発生の把握にも役立つ |
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まとめると,対戦中の立ち回りはもちろん,戦前のチームやスキルの編成なども含めて,“自分らしい勝ち筋を見つける”のが楽しいタイプのゲームなのではないかと感じた。
手軽にプレイできるオート操作機能も用意されているほか,近いユーザーランク同士がマッチングされるということで,「対戦ゲームを忌避しないすべての人」が楽しめる設計だと言っていいだろう。
![]() チーム編成画面。キャラクターやスキルなどを「おまかせ」で選んででくれる機能もある |
![]() プレイヤーと共に戦うAIの作戦も細かく設定可能だ |
なお,応援アンバサダーのアンジェラ芽衣さんは,9月に行われたβテストに参加して,ランキング上位に食い込むなど,いち早く本作の魅力にハマったそう。本作の発表会でリンのコスプレ姿を披露した清水れいさんは,キャラクター性にも惹かれた様子。そこで,お二人それぞれの視線から,「OUTRANKERS」の魅力を聞いてみた。
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アンジェラ芽衣さん:
私は対戦ゲームが苦手なんです。人を殴るのに抵抗はあるし,チーム戦のFPSで残り1人になってみんなに見られながら行動することになるのがめっちゃ苦手なんです。
それが,「OUTRANKERS」ではAIやチームといった要素がそのつらさを分散してくれているし,なにより相手を倒すことが目的じゃないのがいいんです。
私が推しているミザリィは足が遅くてパワーが強いキャラクターなので,最初にある程度エルピスを集めたら,1プレイ中に一度だけ瞬時に拠点に戻れる緊急回避を使って,まずはポイントを獲得するといった戦略を考えながら遊ぶ楽しさもありました。
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清水れいさん:
キャラクターが可愛いのはもちろんなんですけど,やっぱり戦うだけじゃなくて育成要素があるっていうのがいいなって思っています。自分がコスプレをするから,というのもあるんですけど,どのキャラクターにもいろんな衣装,それこそセクシーなのもあるので,それを集めるのも一つの楽しみですね。
ちなみに私の最推しはラスターです。現実で遭遇したら,ちょっと引いちゃうタイプですけど,そこはファンタジーなので(笑)。
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最後に,体験プレイのレポートで説明しきれなかった各要素について資料とプレゼンでの説明を元に解説していく。複雑に絡み合う多数の要素が一つの世界を作り出している“本気度”を感じ取ってほしい。
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●ストーリーと世界観
舞台は今から数百年後の地球。未曾有の厄災によって地上は汚染され,残された人類は地下へと移り住み暮らしていた。そこでの唯一の資源として存在するのがエルピス。危険を伴うエルピス回収ゲーム「アビスシフト」に参加を義務付けられたのは,監獄シティに暮らす罪人(ランカー)達。その様子はリアルタイムで配信され,地下都市最大の娯楽となっている。
1人プレイ用モードとして,メインストーリーとランカーストーリーが用意される。前者はこの世界にまつわる物語が,後者はランカーごとに掘り下げた物語が楽しめる。
いずれもシーズンごとにストーリーが追加され,より深く「OUTRANKERS」の世界を知ることができる。また,シーズンチャレンジを達成することで,報酬が得られる。
![]() オフラインで楽しめるストーリーモードのトップ画面。物語全体や各キャラクターについてのバックグラウンドを知ることができる |
![]() 「ザコエネミーを倒す」などの条件を達成すると消費素材が入手できる |
罪人として投獄されているランカーには「差し入れ」が可能。ゲーム中で入手したアイテムを差し入れることで親密度がアップし,新たなランカーストーリーが開放されるといった特典がある。
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●スキルとギアによるキャラクターカスタマイズ
キャラクターそれぞれが持つスキルは,スキルツリー形式で育成可能。消費アイテムを使ってツリーを開放していくと,スキル性能の向上+付加効果が得られる。どれを開放するかによってプレイヤーごとにキャラクターの個性が出るようになっているのだ。
さらに,ツリーの最終段階を開放するとブロンズ→シルバー→ゴールドへと育成ランクがアップし,スキルの性能が大きく強化される。
![]() 1キャラクターごとに個性的な3つのスキルを所持 |
![]() スキルツリー画面。開放することでスキルの性能強化をする「アビリティ」が入手できる。 |
![]() アビリティ装着画面。キャラクターの能力を底上げするようなものが多い |
ギアはゲームの進行を補助する要素でガチャにて入手する。素材を消費して育成することで「エルピスの獲得効率アップ」といった効果を強化できる。また,一部のギアにはキャラクターの追加コスチュームが付属する。
●シーズン制
本作ではシーズン制が採用されている。1シーズンは原則7週間となり,その期間内でプレイヤー同士がランキングを競う。シーズン更新時にはランキングがリセットされ,新キャラクターが登場。同時に既存キャラクターの調整や技追加なども行われる。
また,新キャラクターがすぐに使えるようになるシーズンパスの販売も予定されている。
![]() 対戦に勝利してより高みを目指そう |
![]() シーズン1の追加キャラクター,クラリス。一定時間姿を消したまま行動できるスキルを持つ |
●練習場
対戦格闘ゲームにおけるトレーニングモードのような練習場が用意される。好きなキャラクターを選んで,スキルの効果を確認したり,スキルを連続して使うことでの追加効果を練習したりなど,プレイヤー自身の腕を磨くことができる。
![]() 好きなキャラクターやエネミーを選んで練習が行える |
![]() キャラクターが持つスキルを複数重ねがけすると効果がアップするといったテクニカルな要素もある |
このように「OUTRANKERS」は,従来の対戦ゲームとはちょっと異なる持ち味の,忙しくも奥深い戦略的なバトルを楽しめるタイトルになりそうだ。
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- ライター:馬波レイ
- カメラマン:中村ユタカ

(C)Deluxe Games Inc.
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