
プレイレポート
「Rust」のモバイル版や,ウェブコミック「一人之下」を題材にした対戦格闘ゲームなど,TencentがBiliBili World 2025に新作を出展
BiliBili Worldのゲーム関連ブースは,ほかのイベントと違ってメーカーごとのブースが少ない。タイトルごとにバラバラになっていて,メーカー名のプロモーションはほとんど行っていないように見える。「この会社のブース」という感じで複数タイトルがまとまっているのは,インディーパブリッシャぐらいだ。
そのため,取材する側も調べてみてから「あれもこれも,このメーカーだった」と気付くことも多い。本稿では,Tencentが出展していた3つの新作を紹介していこう。
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失控进化
ポストアポカリプス世界で,クラフトを駆使しながら,野生の猛獣やほかのプレイヤーたちとサバイバルを繰り広げるFPS「Rust」のモバイル版だ。
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モバイル化にあたり,操作をシンプルに最適化しているだけでなく,短時間で遊べるように新たなモードを追加するなど,もともとのRustになかった要素も用意されているという。
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現在中国では,事前登録者の受け付けと,βテストが行われている。グローバルリリースも予定しており,この夏に何か発表があるとのことだ。
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「失控进化」公式サイト
異人之下
日本では「一人之下」として少年ジャンプ+で配信され,アニメ化もされた中国のウェブコミック「異人之下」を題材にした,対戦格闘ゲームだ。
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プラットフォームはPC/モバイルで,コマンド入力はなく,ボタン1つで技が出る。アニメ調のグラフィックスで再現されたキャラクターたちが,派手に動き回るのが魅力だ。会場では3vs.3のチーム戦が体験できた。
公式サイトではさまざまなPVが公開されているので,動いているところを見たい人はチェックしてみよう。
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「異人之下」公式サイト
洛克王国:世界
2022年に発表された(関連記事)PC/モバイル向けのオープンワールドRPGだ。15周年を迎えた中国の人気IP「洛克王国」を題材にしている。
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洛克王国は,精霊(モンスター)を連れて冒険するブラウザゲームであり,現在は3200種類もの精霊が存在するという。そんな同作の世界を3Dで描くのが「洛克王国:世界」であり,ブースには多くの洛克王国のファンが来場していた。
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ゲームシステム的には,フィールド上に生息している精霊に向けて,手持ちのボールに入った精霊を呼び出して戦闘を行う。精霊はさまざまな属性を持ち,相性による得手不得手がはっきりとしている。精霊が使える4つの技や,手持ちのほかの精霊(6体連れ歩ける)を駆使するのが戦闘のポイントだ。フィールド上の精霊は,ボールを投げて捕獲することもできる。
最大4人のプレイヤーで協力して戦うコンテンツが用意されているほか,正式リリース時にはほかのプレイヤーとの対戦も実装されるとのことだ。
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……などと説明してみたが,なんというか,めちゃくちゃ見覚えのあるゲームシステムである。洛克王国を知らず,中国語が読めなくても,多くの日本人はプレイできると思う。
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Rewinding Cadence
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