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「Call of Duty: Black Ops 7」のゾンビモードをCoD Nextで体験してきた。装甲車でのマップ移動やカスタマイズにも注目
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印刷2025/10/02 19:33

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「Call of Duty: Black Ops 7」のゾンビモードをCoD Nextで体験してきた。装甲車でのマップ移動やカスタマイズにも注目

 日本時間の2025年10月3日から,シリーズ最新作「Call of Duty: Black Ops 7」PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One)のオープンβテストが開催される。
 βテストに合わせて,ActivisionとTreyarchが恒例となるCoD Nextイベントをネバダ州ラスベガスの多目的商業施設Area 15にて開催した。ゾンビモードのマップ「アッシュ オブ ザ ダムド」(Ashes of the Damned)を一足早くプレイしたので,その内容を紹介しよう。

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 11月14日の正式発売を前にしたオープンβテストは,アーリーアクセスの権利を持っている人は10月3日から,そうでない場合は10月6日プレイ可能になる。
 オープンβテストのゾンビモード(Zombies)では,本格的なサバイバルマップである「アッシュ オブ ザ ダムド」をプレイできないが,「アッシュ オブ ザ ダムド」の広大なマップの一部である「ヴァンドーンファーム」部分に限定された,より小さなサバイバルマップを体験できる。「Call of Duty: Black Ops 7」のゾンビモードの一端をチェックできるはずだ。


 なお,この「アッシュ オブ ザ ダムド」については,Activision Blizzard Japanがその詳しい情報を公開している(関連記事)。

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ストーリー:  ダークエーテルのオリジナルサーガと最新作がつながる


 「アッシュ オブ ザ ダムド」は,2025年8月の「Call of Duty: Black Ops 6」のシーズン5アップデートに合わせてリリースされた,ゾンビマップ「レコニング」のクライマックスで起こったストーリーのその後を描く。
 レクイエムの長官であるエドワード・リヒトーフェンが,リバティフォールズの一角に,ヤヌス計画のヘッドクオーター(ヤヌスタワーズ)を建設して,さまざまな実験を開始していたが,そのゾンビミューテーションの実験が大暴走してしまったというのが,今回のストーリーの下敷きになっているのだ。

シネマティックトレイラーの映像。西部劇のガンマンのような身なりをした新しい悪役は何者なのか?
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 この実験の失敗で,ダークエーテルの崩壊を招き,異なる時代の異なる場所が1つに合わさったような広大なエリアがダークエーテルにできてしまった。そしてなんらかの理由で,レクイエムのフィールドオペレーション指揮官であるグリゴリー・ウィーバー,ストリート育ちの女戦士マヤ・アギナルド,退役軍人であるマッケンジー・カーヴァー,そして生物学研究科学者のエリザベス・グレイの,4人のプレイヤーキャラクターたちがダークエーテルの世界に引きずり込まれてしまう。

「アッシュ オブ ザ ダムド」のプレイアブルキャラクターは新旧合わせて8体。このどれかを選んで4人チームを作るか,何ならソロプレイでもいい
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 さらに,“ダークエーテル・サガ”のオリジナルキャラクターたちである,リヒトーフェンに加えて,アメリカ人のタンク・デンプシー,ロシア人のニコライ・ベリンスキ,そして日本人のタケオ・マサキを合わせ,総勢8人が何者かによってこの世界に呼び込まれることになるのだが,この人物が誰なのかはまだ明かされていない。
 「アッシュ オブ ザ ダムド」は,この8人のプレイヤーキャラクターの中から,最大4人のメンバーでセッションを楽しめ,アップデートを通して彼らの新たな物語が紡がれていく。

「ヴァンドーン農場」(通称,ファーム)は,オープンβテストではサバイバルモードのプレイアブルマップとして公開される予定だ。この農家でいったい何があったのだろうか
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ゲームプレイ: ラウンドベースの面白さがさらに強化


 「アッシュ オブ ザ ダムド」は,前作同様に“ラウンドベース”を採用している。ラウンドベースとは,1ラウンドにつき一定数のゾンビが波状攻撃を仕掛けてきて,ラウンドが進んでいくと敵のタイプも強化されていく方式だ。ある程度のラウンドに達すると,CoDシリーズでは“エリートゾンビ”と呼ばれる強力なユニークゾンビが出現するようになる。

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 ご存じのように,ゾンビと戦ううえで必須なのが「エッセンス」「サルベージ」という,CoDシリーズのゾンビモードにおけるゲーム内通貨だ。エッセンスは,ヘッドショットやメレーアタック,スコアストリークなどで効果的に入手できる。また,武器や弾丸の購入に加えて,プレイヤーキャラクターの能力を強化する「パークアコーラ」「パックアパンチ」,そして閉ざされたドアを開けることに利用可能だ。一方のサルベージは,より機械的な道具の修理などに使うもので,こちらもゾンビを倒すことで獲得できる。

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 「パークアコーラ」(Perk-A-Cola)は,まさにプレイヤーの「PERK」を強化するドリンク剤であり,最大HPが増加する「ジャガーノグ」や武器のリロードが加速する「スピードコーラ」などが存在し,マップのところどころにある自動販売機で入手可能だ。
 「Call of Duty: Black Ops 7」では9種類めのドリンク剤として「ウィスプ・ティー」(Wisp Tea)が加わった。これは,プレイヤーが一定のダメージを受けたときにウィスプが召喚されて,周囲のゾンビを30秒ほどにわたって薙ぎ払ってくれる効果がある。

 「パックアパンチ」(Pack-A-Punch)のほうは,手持ちの武器をアップグレードする謎の機械であり,19世紀末に鉱山で迷ってしまった鍛冶屋のジェベディア・ブラウン(Jebediah Brown)が開発したという設定だ。
 プレイヤーの手持ちの武器をより良いバージョンにアップグレードするもので,ゾンビモードが公開された「Call of Duty: World at War」の時代から存在する,同シリーズにはなくてはならないフィーチャーの1つだ。

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 また,「Call of Duty: Black Ops 3」の「ゴブルガム」もカムバック。プレイヤーに特定の能力を与える,5つ入りの丸いチューイングガムで,その中の3つは画面右隅に表示されて,プレイヤーが使用したいときに口に投げ入れることができる。
 本作では,あまったゴブルガムを握りつぶし,エッセンスに変えてしまうという新しいシステムがあるのはうれしいところだろう。
 41種のゴブルガムが前作からそのまま引き継がれ,さらに6種類が加えられている。その中には仲間に蘇生してもらったときにすべてのPERKをキープできる「Aftertaste」や,ドロップアイテムが増える「Power Vacuum」など,過去シリーズに登場したものもあるという。

新たなフィールドアップグレードとして加わる「Toxic Growth」
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 さらに,新しい弾丸MODとしては,発砲した弾丸が相手にあたるたびに花火を打ち上げる「Fire Works」,さらにフィールドアップグレードでは,毒気のある蔦の壁を作ってゾンビにダメージを与えながら行く手を阻む「Toxic Growth」などが追加されている。
 こうした,弾丸MODやフィールドアップグレード,そしてパークアコーラを強化する「オーギュメント」(Augments)は前作から66種も増え,今回は192種類にも及んでいるという。


マップ: ラウンドベースとしては過去シリーズ最大規模に


 「アッシュ オブ ザ ダムド」のマップは8の字で構成されている。8の字のいずれかの頂点からパスを選んで進んでいくと考えると分かりやすい。最初のスタート地点は「ヤヌスタワープラザ」(通称,プラザ)だが,何らかのカルト儀式で大量殺人が行われていたような「ヴァンドーン農場」(通称,ファーム)に行くか,多くの人々が溺れた過去があるという「ブラックウォーター湖」(通称,レイク)に行くかはプレイヤー次第だ。

「ブラックウォーター湖」は,BO3のモンティ邸宅をベースにしていると思われる。背景に謎のピラミッドが浮遊しているのにも注目だ
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 その次は8の字の交差点にあたる「アッシュウッド」で,さらにハイウェイ沿いのダイナーを中核にする「エクジット 115」と,宇宙基地のある「ザーリャ・コスモドローム」を含め,アッシュウッドからは4つの方向に進んでいける。8の字を横に倒すとインフィニティマークになるが,まさに生き残れるだけマップをグルグルしながら無限の旅を続けるようなイメージなのだろうか。
 アッシュウッドとファームの間には,大型船舶が座礁している「シップ」という場所があるようだ。だが,エリアを区切る門はないらしく,筆者はプレイに熱中して通り過ぎてしまった。金属質の壁に穴を開けたようなトンネルの中を通り抜けた記憶はあるので,おそらくそこだろうが,何があるのかは分からない。

 この6つの地点(PoIs/Points of Interests)をつなぐのが,「フォッグ」と呼ばれる道なき道だ。フォッグでは,後述する装甲車のワンダービークル「オールド・テッシー」で疾走していく。道中では,「ラベジャー」(Ravagers)という新種のゾンビが待ち構えており,オールド・テッシーにすがり付くようにして鋭い爪で車のボディやプレイヤーキャラクターを攻撃してくる。
 オールド・テッシーが潰されると,走って次のエリアまで逃げなければならなくなる。ラベジャーは手強すぎて,せん滅することはほぼ不可能なようだった。そもそも,フォッグのエリアではエッセンンスやサルベージが出現しないので,次々と現れてくるラベジャーたちと戦うことにそれほど意味はない。ともかく生き延びて次のエリアに行くことが,ワンダービークルが動かなくなった際の対処法だ。

少し見づらいが,8の字になったマップの主要エリアの間は,“フォッグ”と呼ばれるパスでつながれている。開発メンバーの言いぶりでは,「シップ」はエリアとは換算されていない様子だった
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ラベジャーたちに囲まれるとオールド・テッシーもダメージを受ける。運転手以外は協力して振り落とそう
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 新しいゾンビタイプとしてフィーチャーされているのはラベジャーだけではない。エリートゾンビとして「ザーサ」(Zursa)というAPEXプレデターが出現。ヒグマがゾンビ化してしまったという狂暴なものであり,さらにその体には「ゾンビー」(Zombees)という,プレイヤーを集団攻撃してくるゾンビ化したハチの巣を溜め込んでいる。ザーサは,ラウンド17くらいに達したら出現するが,仲間と協力し合っても簡単に勝てる相手ではなさそうだ。

狂暴そうなザーサ。ダークエーテルのAPEXプレデターだ
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ワンダービークル: オールド・テッシーをカスタマイズしてゲームを進めよう


 「アッシュ オブ ザ ダムド」を語るうえで外せないのが,ワンダービークルの「オールド・テッシー」(Ol’ Tessie)だ。日本語にすると「テス婆さん」と言った感じの愛称表現だ。第1エリアでT.E.D.D.の首を見つけ,それを乗り捨てられていた,オンボロのピックアップトラックに装着すると,T.E.D.D.の魂が宿ったかのように動き出し,プレイヤーたちの移動手段になる。
 オールド・テッシーはチームの誰かが運転する間,もう一人が助手席から身を乗り出し,別の2人は群がってくるラベチャーたちと後部の荷台で戦う。ラベチャーに攻撃されると火を噴いて動かなくなってしまうこともあるが,サルベージを使って修理することも可能だし,プレイヤーがフォッグで乗り捨てても,時間が経つと次のエリアに戻っている。

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 プラザでT.E.D.D.の首を見つけることはそれほど難しいことではないが,こうしたオールド・テッシーのアップグレードを行うというクエストそのものが,「アッシュ オブ ザ ダムド」を進行させていくうえでの必須条件になっている。
 そもそも,オールド・テッシーで閉ざされた門を突破しないと次のエリアへ進めない。だが,例えばアッシュウッドでは,あるところに「パックアパンチ」のプロトタイプ機のようなものが置かれており,これを見つけてオールド・テッシーのリア部分に装着することで,ジェットエンジン及び「モバイル・パックアパンチ」としてのアップグレードを施せるのだ。

ジェットエンジン件パックアパンチを取り付けたオールド・テッシーのリア部分
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 オールド・テッシーのカスタマイズ要素についてはすでに公開されていて,三頭のアボミネーション(過去のエリートゾンビ)の首をフロント部分に付ければ車体そのものが強化されるだけでなく,それぞれの口からレーザービームを吐き出してくれる。さらに,「World at War」のオリジナルゾンビモードに登場したWunderwaffe DG-2をターレットとして荷台に設置できるようになれば,相当なラウンドに達した後でもフォッグエリアでの移動がラクになりそうだった。

 なお,最初のプラザ以外のエリアには自家発電施設のようなものがあり,オレンジ色に光るデキモノを武器で攻撃して取り払ってやると,そのマップの建物の電力が復旧する。そして,それまで入れなかった場所のドアが開いたり,建物の明かりが灯ったりする。
 電力が回復すると作動するのが,「ジャンプパッド」という装置で,別の地域にある「ランディングパッド」に向けてプレイヤーたちを高らかに打ち上げてくれるので,オールド・テッシーに頼らない移動も可能になるのだ。

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 また,「アッシュ オブ ザ ダムド」には,「ネクロフルイッド・ガントレット」(Necrofluid Gauntlet)という,クモの足が付いた頭蓋骨がプレイヤーキャラクターの腕に一体化して,緑色の怪しい光を放ちながら迫りかかってくるゾンビたちをはじき返してくれるメレー武器も登場する。
 どのエリアでどんな条件で獲得できるのかは,今回のセッションで見つけだすことはできなかったが,そのストーリー設定を含めて,ゾンビモードの気になる存在になりそうだ。


開発者ショートインタビュー


 最後に,短い間ではあったものの,Treyarchのゾンビ担当デザインディレクターであるケヴィン・ドリュー(Kevin Drew)氏と,リードゲームデザイナーのスティーブ・ビアンチ(Steve Bianchi)氏にインタビューする機会があったので紹介しておこう。

Treyarchのデザインディレクターであるケヴィン・ドリュー氏(左)と,リードゲームデザイナーのスティーブ・ビアンチ
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4Gamer:
 それではよろしくお願いします。
 「アッシュ オブ ザ ダムド」を,オープンβテストでプレイできない理由はなんでしょうか。

ケヴィン・ドリュー氏(以下,ドリュー氏):
 まだ,すべてをお見せするわけには行きませんからね。それでも「ヴァンドーン農場」マップを使ったサバイバルモードをお楽しみいただけますので,新しいゾンビモードの片鱗は確認できるでしょう。

4Gamer:
 「シップ」と「フォッグ」を含めて8つのPoIsが公開されていますが,それぞれがサバイバル用マップになのでしょうか。

スティーブ・ビアンチ氏(以下,ビアンチ氏):
 それについては明確にはできませんが,以前よりもテンポ良いコンテンツのリリースを考えており,シーズン1ではサバイバルマップを1つリリースする予定にしています。

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4Gamer:
 それぞれのマップやエリアのデザインで気をつけた点はなんでしょう。

ドリュー氏:
 やはり,どうやってそれぞれのエリアのユニークさを表現しつつ,ダークエーテルの世界観で統一するのかというところでしょうか。
 ストーリー的にはBO6の最後のDLCからの流れが続きますが,キャンペーンと同様にBO2から続く時代の流れも意識し,「TranZit」からファームやダイナー(エクジット 115)を持ち込んでいるのです。ラベジャーも,そのコンセプトは「TranZit」に登場した“デ二ズン”に近いものがありますよね。

 とくに,「アッシュ オブ ザ ダムド」でのイースターエッグのロケーションには,それぞれのレベルデザイナーたちに工夫を凝らしてもらっています。「このイースターエッグは,20時間は誰にも見つけられないだろう」なんて話し合っていたのに,熟練プレイヤーたちは,あまりにも訓練され過ぎていて,リリースから1時間で見つけて映像になっている,なんてこともザラにあります。もう見透かされ過ぎていて困っちゃうんですよ(笑)。

4Gamer:
 シネマティックトレイラーでT.E.D.D.のドクロを持ち歩いていた,ダークエーテルの新しい悪役は誰なんでしょう? 大西部時代の開拓者のような身なりでしたが。

ビアンチ氏:
 お察しでしょうが,今のところはまだ何も言えません(笑)。プレイしてからストーリーの関連性を確認してみてください。

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4Gamer:
 「エックスフィル」(Exfil/Exfiltration=脱出)もありますね。

ビアンチ氏:
 はい。ラウンド11になると「アッシュ オブ ザ ダムド」では電話ボックスが現れて,プレイヤーは任意で脱出の準備できます。本作ではよく耳を澄ませると,古い電話の音がジリジリと鳴っているのに気付くはずです。エックスフィルを許可すると,エリートを含むゾンビの大群が押し寄せてくる最終ラウンドになります。
 エックスフィルはすべてのチームメンバーの了解が必要ですが,拒否すれば自分だけ離れてプレイし続けるということもできるのです。

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4Gamer:
 カース(Cursed)モードについてもお話ししていただけますか。プライベートセッション専用のようですが。

ドリュー氏:
 はい,カースモードはプライベートサーバーのみでプレイ可能で,パブリックセッションでプレイできません。
 カースは,以前からコアなコミュニティの間で要望があった,ハードコアなゾンビファン向けのコンテンツとして開発したものです。スタンダードモードは,プレイヤーの装備やアビリティを徐々にアップグレードしていくものであるのに対し,こちらはペナルティが徐々に課せられていきます。
 例えば,アモキャッシュが使えなくなるとか,ミニマップにアクセスできなくなる,もしくはPERKの数に制限を加えるといったものですね。これらはマップ中に点在する“レリック”を見つけることで増やしていけますが,これも動画配信者と視聴者が楽しめる要素になるんじゃないかと期待しています。

4Gamer:
 カースが上級者向けなら,スタンダードなラウンドベースの「アッシュ オブ ザ ダムド」が全員向け,サバイバルはソロプレイでも楽しめそうな初級者向けといったところでしょうか。

ドリュー氏:
 もちろん,どのモードでもソロプレイに対応していますが,ゾンビモードはそういう区分けとして考えてもらっていいです。ゾンビモードをプレイしないという人もいれば,ゾンビモードしかプレイしないという人もいますが,さまざまなニーズに応えてより多くのゲーマーの皆さんに楽しんでもらえればと思っています。

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4Gamer:
 本日はありがとうございました。

 アーリーアクセスを含めれば1週間ほどにわたって続けられる「Call of Duty: Black Ops 7」のオープンβテストだが,マルチプレイだけでなくゾンビモードもしっかりとプレイし,その新しい要素や霧が立ち込める独特の雰囲気を満喫したいところ。
 マルチプレイの概要を記事した際にも触れているとおり,本作ではどのモードをプレイしてもプレイヤープログレッションは進行するので,自分な好きなゲームモードをオープンβテストで見つけ出してみよう。

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