
プレイレポート
バイクに乗った美少女が近未来都市を爆走。絆を育む新作スマホRPG「チェイシング・カレイドライダー」先行体験会レポート
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「バイク美少女のドキドキRPG」を謳う本作の舞台となるのは,近未来都市「テルミナス」だ。テルミナスでは,いつからか謎の敵「癇獣(かんじゅう)」が現れるようになり,人々を襲っていた。癇獣は人の精神が持つ負のエネルギーから生まれ,その姿を見られるのは主人公のみだ。そして,その癇獣と戦えるのは,巨大なバイクにまたがる謎の美少女「カレイドライダー」(以下,ライダー)のみである。
そこで,プレイヤーは主人公「ナビゲーター」となり,ライダーたちを指揮し,カレイドライダーの“目”となって戦いつつ,彼女らと絆を深めていくのだ。
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近未来の都市,人の心から生まれる謎の敵,特殊能力を駆使したバトル,カッコいいバイクに,可愛らしい美少女……と,みんなが好きなものが詰め込まれており,いい意味で深夜アニメのようだ。
今回はゲームのプロローグと序盤部分を体験できたが,イベントのカットシーンもアニメのように動きまくり,バトルも派手派手と,アニメ好きにはたまらない内容だった。グラフィックスの美しさも併せて,“神作画”の美少女アクション新番組が始まったという印象だ。
なぜ主人公には癇獣が見えるのか,ライダーたちに秘められた過去,襲い来る危機というように,ストーリー面でもフックと引きが効いていて,続きが楽しみになってくる。
「癇獣が心の闇から作られる」という設定がうまく使われているのもポイントだろう。例えば,あるエピソードでは「学生たちが持つ進路への悩み」から生み出された癇獣が出現し,ライダーたちが体内に飲み込まれてしまう。癇獣の身体の中は「癇域(かんいき)」という,現実世界を切り取ったような場所になっており,ライダーたちは,「2つある分岐路のどちらを選んでも出口にたどり着けないハイウェイ」を堂々めぐりさせられてしまう。
つまり,何を選んでも正解に感じられず,悶々と苦しむ日々が続く,進路の悩みがプレイヤーの共感を呼ぶというわけで面白い。
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ライダーたちはいずれも個性的だ。プロームは一般常識が欠けた少女だが,何やら秘められた過去があるらしい。
マジシャンであるナナはカードを始めとしたマジック道具を戦いに応用し,予知の力を持ちながらも前向きな女性である。
ユウキは身体こそ小さいものの,バトルとなれば手にしたギターで相手を殴りつけるギャップが魅力だ。
アドールは爆弾を武器とし,可愛らしいぬいぐるみのような爆弾で周囲を爆破する……と,物語とバトルの両面でキャラクターが立っている。今後どんなライダーが登場するのか楽しみだ。
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バトルはセミリアルタイム+コマンド選択式に,カードの要素が導入されたユニークなもので,ジャンルは「セミリアルタイム爽快カードゲーム」だという。ライダーたちはバイクにまたがり,ハイウェイを疾走しつつ癇獣と戦うのだが,このとき,プレイヤーが何もしなくても,オートで通常攻撃をしてくれる。ただ,それだけでは攻撃力が不足してしまうため,通常攻撃で溜まる「エナジー」を使って,ライダーたちのスキルを使うのだ。
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このスキルはカードで表されており,どのスキル(カード)が手元に来るかはランダムとなるようだ。“手札”を持てる枚数には制限があり,使った枚数だけ補充されていく。状況によっては,同じキャラクターの同じスキルが何枚か手札に来たり,使いたいスキルがなかったりすることもあり得る。
つまり,毎回同じスキルを機械的に選択するのではなく,変化する手札から,最良のスキルを使わなければならないわけだ。加えてエナジーの現在値も管理しなければならないため,変化に富んだバトルを楽しめるという印象だった。
なお,スキルの選択時には時間が止まるため,じっくりと考えて選べる。オート戦闘も用意されているので,こちらを使って戦うのもいいだろう。
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ライダーたちのスキルは,高火力の単体攻撃や,使いやすい広範囲攻撃,味方ライダーたちを継続回復させるもの,威力はそこそこだが消費エナジーが少ないため気軽に使えるもの,敵に特殊なスタックを溜めて効果を高めていくものなど,特性はさまざまだ。
前述のようにスキルがカードとして配られるため,消費エナジーの多い大技ばかりだと使いきれず,手札が渋滞しかねない。そのため,手軽に使える回転率の高いカードが,ほかのRPGよりも重要になりそうなのも面白い。
また,ライダーと癇獣はそれぞれ属性を持っており,相性がいい属性の攻撃はより大きなダメージを与えられる。ライダーの数が揃ってくれば,属性を考慮に入れた編成も必要になるだろう。
スキルを使うときは,ライダーの可愛くて派手な動きにも注目したい。爆弾を放り投げたり,ギターでぶっ叩いたり,ランチャーを撃ったりと,いろいろな動きで目を楽しませてくれる。スキルには多くのエナジーを使うが効果も高い「奥義」もあり,より派手な演出が楽しめる。
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そして,スキルを使ってスピードメーター風のゲージが最大値まで溜まると「総攻撃」が可能になる。総攻撃中はエナジーの蓄積速度が急上昇するため,スキルの連発で一気に大ダメージを与えられて爽快だ。
戦闘時は,癇獣の「ブレイクゲージ」にも注目したい。オートアタックやスキルでブレイクゲージをゼロにできれば癇獣がスタンするので,攻撃の大チャンスとなる。強敵との戦いでは,ブレイクを意識した戦い方も必要になりそうだ。
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物語が進んでいくと,ライダーとのデートが可能になる。読むだけのビジュアルノベル形式ではなく,選択肢でハイスコアを狙うゲーム性があるのが面白い。
デート中は会話の選択肢が出現し,どれを選んだかに応じて「熱情」「歓喜」「静寂」「穏やか」といったパラメータが上昇,同時に「デートポイント」が増えていく。そして,デートポイントが一定値以上に達するとイベントが発生する。複数のパラメータを高めれば「コンボ」が発生してデートポイントもアップし,より多くのイベントを出せる。
デートはリプレイでき,一回出現させたイベントはあとから再度閲覧することも可能だ。ハイスコアを狙うことが,ライダーとの思い出をより豊かにすることにつながるわけで,どの選択肢がどのパラメータを上げるかをチェックする,攻略的な遊び方も面白いかもしれない。
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今回プレイできた,ナナとの水族館デートは,待ち合わせから始まり,魚を見ながらの豆知識クイズに興じたり,カフェで一休みしたり,お土産物屋で記念品を選んだり……と,デートの王道が詰まっていた。
本作では主人公に顔と姿があり,ストーリーやデート,ガチャのカットシーンでは,主人公の一人称視点でライダーたちが近くに迫ってくることも少なくない。没入感が高く,美少女好きのプレイヤーにはたまらないだろう。
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なお,本作では1つのデートスポットが,複数のライダーに対応しているという。例えば,水族館はナナだけでなく,プロームともユウキともアドールとも行ける。
そして,デートスポットはアップデートで追加されていく予定だ。ライダーを1人手に入れれば,新デートスポットが実装されるたびに楽しみも増えるというわけで,ガチャを引くのもより楽しくなりそうだ。
なお,本作のガチャはライダーを招集できるもの,バイクや強化素材が手に入るものなどさまざま。使えるスキルはライダーで決まり,HPや攻撃力といったパラメータは,バイクで底上げされていくようだ。
もちろん,アプリの定番である経験値アップ素材で一気にパワーアップもできる。攻略のためにもデートのためにも,より多くのライダーやバイクを揃えたくなるだろう。
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オシャレなUIや,人の心から出現する敵など,JRPGの影響を感じさせつつ,個性的なキャラクターや派手なバトル,見ごたえのあるカットシーンに引きのあるストーリーで,「チェイシング・カレイドライダー」はプレイヤーを楽しませる,王道作品といった感触だった。
なお,本作は9月12日10:00より,NAVIテストがスタートしている。気になる人は,ゲームをダウンロードして参加しよう。
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「チェイシング・カレイドライダー」公式サイト
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