
インタビュー
竹達彩奈さん,怒る。「LINE おまかせレンジャー」半周年記念,人間になったコニーの“怒りボイス”収録にお邪魔した
日常生活で怒りたくなる場面は――。
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LINEヤフーのスマホ向け放置系RPG「LINE おまかせレンジャー」(iOS / Android。略称,おまレン)で,リリース半周年を記念した“怒りのハーフアニバーサリー”が,本日2025年5月29日から開催される。
期間中は,ハーフアニバーサリー記念キャラクターを1体確定で入手できる「100連無料ガチャ」のほか,ゲーム連動型の「プレゼントキャンペーン」や,“怒り”をテーマにしたSSレンジャーが提供される。
目玉となるのは,LINE FRIENDのウサギのキャラクターでおなじみ,「コニー」が人型の美少女になったことだ。しかも,怒ってる。
今回は上記のうち,月の審判者コニーを演じる竹達彩奈さんのボイス収録にお邪魔し,収録中の様子や,収録後の感想を取材してきた。
怒りまくるキャラを演じるとあって,現場も怒号まみれに?
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[プレイレポ]スキマ時間で手軽にサクッと大冒険。先行体験会で分かった新作放置系RPG「LINE おまかせレンジャー」の魅力とは?
![[プレイレポ]スキマ時間で手軽にサクッと大冒険。先行体験会で分かった新作放置系RPG「LINE おまかせレンジャー」の魅力とは?](/games/850/G085010/20241118057/TN/028.jpg)
LINEヤフーが本日配信を開始した「LINE おまかせレンジャー」は,メッセンジャーアプリのLINEでおなじみのキャラクター達が活躍する,完全新作の放置系RPGだ。先日,都内で開催されたメディア向け先行体験会に参加してきたので,そこでプレイしてみて分かったゲームの詳細をお伝えしよう。
梶 裕貴さんは“頭のなかで声の分布図”を描く。放置系RPG「LINE おまかせレンジャー」ファミマ店内放送の収録に密着

LINEヤフーが2024年11月20日に配信した,スマホ向け放置系RPG「LINE おまかせレンジャー」。今回はファミリーマートでの店内放送用音源の収録現場に足を運び,ナレーターを務める声優・梶 裕貴さんにインタビューしてきた。
「LINE おまかせレンジャー」怒りのハーフアニバーサリー特設サイト
「LINE おまかせレンジャー」公式サイト
「LINE おまかせレンジャー」ダウンロードページ
「LINE おまかせレンジャー」ダウンロードページ
コニーが初の擬人化!
収録当日,世間は夏日にうだっていたが,ブース内は至って涼やか。関係者らのあいさつが済むと,まずはテスト収録からはじまった。
竹達さんが演じる月の審判者コニーは,明るく元気で気分屋なLINEのウサギ,コニーを擬人化したキャラクターである。
こうした擬人化施策はもちろん,おまレンのゲーム内キャラクターにオリジナルボイスがつくのは今回が初だ。しかも,ハーフアニバーサリーのテーマが“怒り”とあり,声にも感情的なニュアンスが要求される。
なお,怒っている理由は「(おまレンの舞台の)レナーディア王国のレナード王が,怒りまくってる(おまレン)国民の怒りを静めたい」ことから,半周年のこの機会に大盤振る舞いする,といった背景だそうだ。
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収録するのは,CMナレーションとキャラクターの台詞だった。まずは竹達さんにおまかせでボイスを吹き込んでもらい,それをたたき台に調整する手はず,であったが。竹達さんはテストの第一声で開発陣の心をクリティカルに撃ち抜き,テストはポンポンと進んでいく。
声色に怒りのエッセンスを含みつつも,かわいらしさの範疇に収めていく技。要求されたディレクションも,おもに尺の調整だけだ。
そうした流れもあり,四方八方から怒号まみれな現場とは無縁であったが,ボイスに対する感触は,関係者らで常に満場一致。納得感のある声作りを即座に引き寄せる姿は,プロの声優そのものである。
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最終的に,収録も実にスマートな所要時間で終わった。おかげさまで,続くインタビューの時間もしっかりと取れた次第である。
竹達さんが日常で感じる怒りとは?
4Gamer:
収録はいかがでしたか。
竹達彩奈さん(以下,竹達さん):
今回は「LINE おまかせレンジャー」で初のキャラクターボイスをやらせていただけると聞いて,とても光栄に思っています。
やっぱり,誰もが知っているLINEヤフーさんのゲームということもあって,現場に来るまではちょっと緊張していたんですけれども,皆さん優しく出迎えてくださって,一安心しました。
ボイスもすごく丁寧に録らせていただけましたし,皆さんどの台詞も「すごくいいです」と言ってくださいますし,なにを言っても褒めてくださるので,とても幸せな気持ちで収録できました(笑)。
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4Gamer:
実際,ブースから声が流れてきたとき,「このボイスにどんな注文をつけられるんだ?」と思ってしまいましたが,関係者も同じだったようで。みんな満場一致で「すごくいい!」状態でしたね。
竹達さん:
よかったです! ここに来るまで私,「LINEさんおなじみの動物たちに声を当てるのかしら?」と思っていたんですが,あのコニーがかわいらしい人間の女の子になっていて,すごくびっくりしたんですよ。
4Gamer:
じゃあ,現場入りするまでは動物の演技の想定で?
竹達さん:
そうなんです。でも擬人化だったので驚いちゃいました。
4Gamer:
演技のテーマは“怒りのお仕置き”だそうですね。
竹達さん:
そうです。個人的にはツンデレ的なイメージで,ツンとデレのバランスを短い一言セリフで表現するのがちょっと難しかったです。秒数も決まっているので,演じきるまではドキドキしていました。
4Gamer:
竹達さんは普段,怒ったりしますか。
竹達さん:
私自身,そんなに怒ったりしないタイプだと思うのですが,演じさせていただくキャラクターがけっこう,喜怒哀楽がはっきりしていたり,エネルギッシュだったりする女の子が多いんですよね。
今回も機会をいただけたことは光栄に思いつつ,任されたのが怒りの感情ということで,ちょっとプレッシャーは感じていました。そのうえで,私なりの怒りを大事に込められたかなと思っています。
4Gamer:
こういうのは役者それぞれかと思いますが,竹達さんは怒りの感情を表現するとき,自分自身も一緒に怒りを感じてくる,あるいは冷静に怒りを演じられるなど,性質としてはどちらですか。
竹達さん:
あー,そこは作品や現場によりけりですね。自分がキャラクターの感情に入り込んでしまっているときもあれば,冷静に俯瞰してコントロールしているときもあればと,ケースバイケースな感じです。
あと,キャラクターの生きた感情を演じるときは,自分でも計算できないときがあります。なので,演じてから自分の答えが見つかったり,「私,すごく集中してた」って分かったりすることも多いです。
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4Gamer:
そういうのが,自分自身でも把握しきれていないけれど,体に養われている表現力,なんて言うんでしょうかね。
ちなみに月の審判者コニーの決めセリフは,「月の光に〜〜(セリフをお願いします!)」でしたが,どことなく国民的な美少女戦士の匂いがするフレーズ感がありましたね。
竹達さん:
あっ! あれってそういうことなんですね(笑)。
4Gamer:
答えは開発陣のみぞ知るとして。
竹達さんはあまり怒らないと言いましたが,そのうえで最近怒った,もしくはお仕置きしたくなったエピソードは思いつきますか。
竹達さん:
う〜ん。基本的に,自分が怒りたいとか,誰かを傷つけたいとか,そういう思いってあまりないんですけれども,あれですね。
ルールを守れない人には,すごくお仕置きしたくなりますね。
4Gamer:
というと?
竹達さん:
例えばですけど,路上喫煙禁止の道で歩きタバコをしている人を見かけたり,路上にいきなりツバを吐く人を見かけたりすると,なんかこう「鳥のフンとか落ちちゃえ!」って思っちゃいます。
4Gamer:
リアルな怒り。気持ちは分かります。
竹達さん:
そういうルールとかマナーとかを守れない人に,思わずちょっとこう,「電車とか乗り間違えちゃえ!」って思ったり(笑)。
4Gamer:
最近は「ぶつかりおじさん」とかも聞きますしね。
竹達さん:
聞きますねー。私は出会ったことないんですが。ただ,学生時代に電車に乗っていて,すごくイヤな思いをしたことがあります。
通学中の電車で,ひじを置いてくるおじさんに遭遇したんですよね。
4Gamer:
ひじを……置く?
ちょっと絵面が見えないんですが,どういう。
竹達さん:
私,背が低いんですよ。だから電車で立ってつり革につかまっているとき,背の高い人が隣でつり革につかまっていると,その人のひじがちょうど私の肩に乗っかってしまう,みたいな段差ができちゃいまして。
4Gamer:
あー。申し訳ないことに想像できました。
竹達さん:
なのでときおり,おじさんの肘置きとしてよっかかられる,みたいなことがありました。あれは今でも怒りたい(笑)!
4Gamer:
電車内の人間模様って,「満員電車で必ず最後に乗り込もうとするドア前ガーディアン」とか,「つり革につかまりながら濡れた傘の水滴を垂らす水魔法使い」とか,いろいろありますしねえ。
竹達さん:
そうですよねえ。やっぱり,公共の場でそうした際の気配りができない人には,ちょっと思うところがあるかもです。
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4Gamer:
話の空気を入れ換えて,おまレンは遊んでみましたか。
竹達さん:
私はもともと関連作品の「LINE レンジャー」を遊んでいて,あのタワーディフェンスにけっこう課金していました(笑)。
今回の「LINE おまかせレンジャー」もちょっと遊んでみましたが,すごいサクサク進められるんですよね。気付いたらステージ10とか15とか,どんどん先に進めてしまって,シンプルな作りが魅力的でした。
あまりゲームをしない人でも気軽に遊べそうなので,いいですよね。
4Gamer:
放置ゲームならではの手触りですね。
ちなみに竹達さんは,普段の生活で「LINE」アプリを使いますか。
竹達さん:
もちろんです! 日常の一部ですよ。
私が初めてLINEを使ったのは,人生初のiPhoneを買ったときだったと思いますが,顔なじみのヘアメイクさんに「LINEって知ってる?」って聞かれて,最初は「なにそれ?」状態だったんです。でも,スマホで気軽にメッセージのやり取りができるって聞いて,驚きました。
私,当時はPCでオンラインゲームをよくやっていて,そのころは仲間とMSNメッセンジャーとかで交流していたんですけど,「あれがスマホでできるって,何事だ!?」みたいな気分になりましたね。
4Gamer:
インターネットの進化を感じる一幕ですね。
竹達さん:
ほんと,PCじゃなくて,こんなちっちゃなディスプレイで,一瞬にしてやり取りできるだなんて。魔法みたいだって感動しました。
当時はLINEを使っている人もそれほど多くはなかったんですが,もう10年以上も経って,私も皆さんも日常の一部になっているんじゃないかなと思います。マネージャーさんとの仕事のやりとりもそう,初対面の方々との連絡先の交換も,今は電話番号じゃなくてLINEですしね。
4Gamer:
番号の手打ちも赤外線通信も,今やいにしえの儀式ですもんね。
竹達さん:
そういうのありましたよねー。
ただ私,交友関係のせまさから,あんまりLINE交換をしないので,いざ交換しようってなったとき,よく「あれ? どの画面でどうやって交換するんだっけ?」みたいになるんですよ。あの,なんか,モヤモヤしたやつが出てくるじゃないですか? モヤモヤしたやつ。
4Gamer:
モヤモヤしたやつ……? モヤモヤ……?
……QR,のこと……?
竹達さん:
それです! QR! あのモヤモヤしたやつの出し方が分からなくて,いつもアワアワしながら交換してます(笑)。
でも,こういう機能って本当にすごいですよね。時代の進歩を日々感じます。とくにLINEは,いつも時代を先取りしてきましたし。
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4Gamer:
先取りという話だと,例えばLINEヤフーは「PayPay」が勢いづいていますが,竹達さんのキャッシュレス決済事情はどうですか。
竹達さん:
登録はしていて,PayPayでお買い物したほうがお得なときは使ってる,くらいですかね。使いこなせている自信はないです。
それに,個人間でお金を受け渡しできることにビックリしました。割り勘とかのちょっとしたやり取りのとき,知人に「PayPayで払うね」って言われて,思わず「え?」ってなりました。めちゃめちゃ驚きました。
4Gamer:
概念を受け入れていないと,硬直しちゃうやつですね。
竹達さん:
なので,それくらいの使いこなし度って感じです(笑)。
あとは,お買い物したあとにスクラッチができるのは楽しいですよね。今回はハズレかあ,今回はポイント高いぞ,みたいな。ああいう一喜一憂が楽しめるところはPayPay好きです。
4Gamer:
時代の進歩をけっこう取り入れているわけですね。
竹達さん:
やっぱり,なるべくスムーズな生活がしたいですしね。
4Gamer:
いいと思います。それではお時間ですので最後に,おまレンのハーフアニバサーリーに際して,メッセージをお願いします。
竹達さん:
今回,ゲームで初のボイス搭載ということで,そんな記念すべきタイミングに声を当てさせていただいて,とてもうれしかったです。
これまで「LINE おまかせレンジャー」を遊んできた人たちも,この機会に遊んでみるという人たちも,私が演じさせてもらったコニーちゃんの声を聞きながら,楽しんでもらえたらありがたく思います。
ぜひ月の光を感じてください。コニーちゃんがお仕置きします!
4Gamer:
ファンに初めて届くボイスが怒りって,やっぱ斬新ですね。
竹達さん:
確かに。珍しいですよね。皆さんもぜひ怒ってください(笑)!
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