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印刷2025/07/21 23:00

プレイレポート

[プレイレポ]「Dying Light: The Beast」,ゾンビを素手で引きちぎるビーストモードを体験。制限なしのパルクールと使い捨ての車で最高の自由を楽しめる

 ポーランドのゲームスタジオ・Techlandが手がけるオープンワールドサバイバル「Dying Light: The Beast」PC / PS5 / Xbox Series X|S)の日中韓メディア向けハンズオンイベントが2025年7月11日,中国・上海の中国音数協ゲーム博物館で開催された。

ハンズオンの説明をしてくれたシリーズディレクターのTymon Smektala氏
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 建物が密集した市街地をパルクールで駆け回り,近接武器をメインに,己の身体ひとつでミッションや依頼をこなしていくタイトルだ。登場する感染者(ゾンビ)は紫外線(UV)を苦手としており,昼は動きの鈍いゾンビを相手に探索を進め,夜は執拗に追いかけてくる強敵から逃げ回る。

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 主人公は,初代「Dying Light」(2015)のカイル・クレイン。DLC「The Following」(2016)では,主な2種類のエンディングの両方が救いのない展開で,シリーズ2作目「Dying Light 2 Stay Human」(2022)では,名前だけ登場する程度で,彼の「その後」は長らく謎に包まれていた。
 長年の問いに,ようやく公式としてのアンサーが描かれるのが,Dying Light: The Beastである。

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 本記事では,実際にゲームの序盤を体験したプレイレポートをお届けする。試遊直後に実施したシリーズディレクターへの単独インタビュー記事も掲載しているので,本記事とあわせてチェックしてほしい。

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 今年10周年を迎えた人気ゾンビアポカリプス「Dying Light」の最新作「Dying Light: The Beast」が,2025年8月22日に発売される。長年ファンが抱いてきた謎,初代主人公カイル・クレインの「その後」を描く本作について,シリーズディレクターのTymon Smektala氏が単独インタビューに答えてくれた。

[2025/07/21 23:00]

※本作はリリースに向けた最終調整中であり,試遊版と製品版では内容が異なる可能性があります。


クレインの復活と新たな力「ビーストモード」


 初代主人公であるカイル・クレインは,13年ものあいだ,バロンという男に捕らわれ,人体実験を受けていた。その結果か,ゾンビと人間のDNAが混じり合い,クレインは「ビースト」としての能力に目覚める。
 敵のなかには凶暴で理性を失ったビーストも登場し,クレインはビーストの謎や,バロンの企みを追うことになる。

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 新たに追加されたビーストゲージは,攻撃などの戦闘行動で蓄積し,ゲージが満タンになると,クレインはビーストモードへ変身する。
 ビーストモードでは,武器を一切使わず,圧倒的なパワーですべてを解決する。ゾンビを素手で引きちぎり,巨大な岩を持ち上げて投げつけ,地面を叩き付けた衝撃波で敵をなぎ倒す。ビーストモードは途中で解除もでき,ゲージの消費量を少し節約できる。

素手での強力な連続攻撃
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巨大なタイヤを投げつけて大ダメージ
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 ボス戦では,人間状態で猛攻を耐えつつ,雑魚を倒したり,ボスを攻撃したりして,ゲージを稼ぎ,ビーストモードに変身したら形勢逆転,大ダメージを一気にたたき込む,という形だ。

ダメージを削りきれば,フィニッシャー。引きちぎったり……
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足を掴んで叩き付けたり,派手なアクションとなっている
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 ビーストモード専用のスキルツリーも用意されている。ツリーを先まで確認すると,ビーストゲージが最大まで溜まっていなくてもモード移行できるものや,グラップリングフックをぶん投げて飛び移るようなものがあるようだった。

右方向がビーストスキル。ほかがサバイバースキル
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 ビーストスキル用のポイントは,新登場するボス「キメラ」を倒し,血液サンプルを回収,それを自分に打ち込むことで獲得できる。強いやつを倒して自分も強くなる,シンプルな仕組みだ。

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 クラフトやパルクールなど,人間状態のサバイバースキルも用意されている。こちらのスキルポイントは,人間状態で活動することで溜まっていく。ツリーは主に3方向に分かれており,ドロップキックを繰り出したり,火炎放射器などを作ったり,落下ダメージを減らしたりできるようになる。

トレイラーでは,火炎放射器などのユニークな武器もお披露目
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 サバイバー側でスキルポイントは共通になっているので,どれを優先して取得するか悩ましいところ。なお,過去作に登場した壁走りなどの一部スキルは,最初から使用できた。

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 スタミナや体力については,ビースト側のスキルを上げていくことで強化されていくそうだ。

 クラフトまわりは,インベントリや作業台で行える。作業台では,アイテムを消費してアップグレードも可能だ。包帯の回復量を増やしたり,火炎瓶のダメージを上げたりと,攻略に欠かせない要素である。

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制限のないパルクールが復活


 Dying Light 2で導入されたパルクールのスタミナ制限が撤廃され,最初からどこまでも登れる自由な探索が可能となった。壁にしがみついたまま,次の足場をじっくりと探せるのもいい点だ。
 市街の移動では,街灯を使った移動も楽しめる。街灯に飛び乗ると,街灯ごと前方に倒れ込み,その勢いで屋根から少し遠くの屋根へと移動できる。

街灯を使って,屋根から屋根への移動がさらに楽しく
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 ゴミ捨て場や車の上に着地すれば,落下ダメージを無効化できる仕様は引き継がれている。

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 パルクールは,登れるルートを発見するプロセスも楽しさの1つだ。ゾンビに囲まれると視野が狭くなりがちだが,落ち着いて周囲を見渡せば,脱出ルートを見つけられる。巨大な時計の針や,少し崩れた壁など,普段背景として認識しているものが,突如進むべき道に変わる。この発見が楽しい。

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 シリーズおなじみの黄色い目印などに加え,白色の目印も確認できた。

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 ただ,夜間の探索では,悠長に探している余裕がない。夜に現れる強敵「ヴォラタイル」は,光や音に反応し,クレインを見つけると,規格外の機動力で,執拗に追いかけてくる。
 やはり初見の街じゃ,逃げ切るのは難しい。夜間探索に挑戦するには,勇気が必要だ。

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 Dying Light 2で登場したダークゾーン(ダークホロー)も登場する。昼間はゾンビで溢れかえっているが,夜はゾンビたちが外に出ているので,たどり着いてしまえば攻略しやすい。
 大量の物資や,弾薬,レアアイテムがほしい人は挑戦しよう。

 夜間を無事に過ごせるセーフゾーンは,小屋のようなものもある。パルクールのスタミナは無制限なので,レベルが足りず開放できないということはなさそうなので安心だ。
 双眼鏡でエリアを調べる機能も引き継がれ,高いところからランドマークやセーフゾーンとなる場所を探せる。

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移動や攻撃に役立つ車は,使い捨ても可能な車両システムに


 The Followingで登場した車は,本作でも重要な役割を担う。バギーからピックアップトラックに変更され,1台を育てていく方式から,各所に点在する車を使い捨てる方式へと変化した。

乗車中は3人称視点にも切り替えられる
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 車に乗ってもすぐに発進せず,エンジンをかける音や,メーターが光り出す一瞬の間が,没入感を高めてくれる。

エンジンをかける右手のモーションも良い
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 ゾンビは車にしがみ付いてくることもあり,急ブレーキや,急旋回で振り落とせる仕組みも継承されている。

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 車には耐久力が設定されており,限界に達すると一定時間後に爆発する。大きな音でゾンビを引き寄せてしまうが,軍の車両地帯など,ゾンビが密集している地点ではあえて爆発に巻き込んで雑魚を掃除することも可能だ。

爆発までの残り時間は,アイコンで分かる
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爆発寸前に車から降りるときは,ドアを足で蹴り開け,外に飛び出る
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 もちろん,爆発を利用せずとも,ゾンビをひき倒すこともできる。速度が出ていないと,ダメージが少なく,何度もゾンビが立ち上がってしまったので,しっかりと助走を付けて,思いっきりひこう。

大量にひいても,ワイパーで汚れを綺麗にしてくれる
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 通常のヘッドライトに加え,ゾンビをひるませるUVライトなどが最初から装備されている。パワフルな車で,市街地の段差も,険しい道も進んでくれる。

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 右側から乗ると,助手席に座り,車内で運転席に移動できた。マルチプレイなら,複数人で乗れるだろう。ボンネットに近づくと,修理のヒントも表示されたので,アイテムがあれば修理できそうだ。
 トレイラーでは,荷台にタンクを乗せて運搬するシーンもあったので,車を使い捨てせず,丁寧に使う場面もあるだろう。

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銃は序盤で入手可能。操作感が上がる嬉しい変更点も


 本作では,銃を序盤から入手できる。初代ではストーリー後半で登場し,2作目ではそもそもメインストーリーに登場せず,アップデートで追加されたサイドミッションで入手していたので,銃が好きなプレイヤーからすると嬉しい変化だ。

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 音の響きがよく,手ぶれもそこそこある。弾数は少なく,弾切れになると,金属音とともにホールドオープンのままになるので,ゾンビ映画のような臨場感がある。

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 試遊ではハンドガンしか触れられていないが,シリーズディレクター曰く,本作では開発初期から銃を作り込んでいるそうで,銃のクオリティもストーリーとの融合も,かなり期待感が高まるものだった。

トレイラーでは,アサルトライフルやショットガンの姿も
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 2作目のデフォルト操作では,右クリックがブロックで,覗き込みが[Ctrl]キーだったが,本作では右クリックで近接武器ならブロック,遠距離武器なら覗き込みになっており,操作感が上がっているのもうれしい変更点だ。

 銃弾を手に入れる方法はいくつかあると思うが,試遊では,ゾンビや軍の車両などから発見できた。軍の車両は探索できる部分が増えており,車両の後方ドアは,軍装備のゾンビが持っているカードキーで開けられ,側面にある小さな収納は,ピッキングで開けられる。

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 ピッキングは,これまでと同じく,ロックピックの向きを調整しながら,しっかりと回る部分を探していく方法だ。なめらかで綺麗に動く。
 銃弾はその小さな収納に入っていた。銃はもちろん強いが,弾数は少なく,音も立てるので,近接武器や弓の役目もしっかりとある。

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謎が深まるストーリーでは13年もの空白が明かされる


 試遊は序盤のみのプレイだったが,物語は13年の時を経ており,周囲の状況や舞台も変わっているため,過去作を知らなくても多くの人が楽しめそうだと感じられた。

 The Followingの後日談ではあるが,直後の話ではない。なぜクレインが今の状態なのか,13年の実験とは何だったのか,バロンの企みとは何か,これらを少しずつ解き明かしていく内容で,新規プレイヤーも世界観を把握しながら,物語を楽しんでいけそうだ。

初代では感染の進行を遅らせる薬「アンティジン」を使って延命していたが,年数は経過し,環境も異なる。感染時の対処や考え方も,違ってくる
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 バロンに立ち向かうための仲間を探し,突如現れるビーストの謎に迫る。メインストーリーでは,ビーストの足跡を追跡するシーンもあった。血液などの痕跡を探し,あとを追いかけると,次々とビーストの餌食となった人間に出会う。出会いと別れを繰り返すクレインの物語は,どんな展開を見せてくれるのだろうか。

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 Dying Light: The Beastは,8月22日発売予定。日本語フルボイスにも対応する。
 シリーズの魅力である自由度を高め,その場の発想でオープンワールドを自由に駆け巡る楽しさが,さらにパワーアップしている。道中にいる生存者を助けるのも,ゾンビの群れを敵に誘い込むのもプレイヤー次第だ。

 シリーズ10周年の集大成として,次の10年へのスタートラインとなる本作。約1か月後のリリースが待ち遠しい。

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「Dying Light: The Beast」公式サイト

  • 関連タイトル:

    Dying Light: The Beast

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    ダイイングライト:ザ・ビースト

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