
プレイレポート
かわいい握り寿司を走らせ,客の箸から逃れて1着を目指す。育成ゲーム「Wabisabi : Sushi Derby」試遊レポート[TGS2025]
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Wabisabi : Sushi Derbyは握った寿司をトレーニングし,レースを勝ち抜いていく育成シミュレーションゲームだ。まるでミニチュアダックスフンドのような造形をしたかわいい握り寿司たちが登場し,それぞれの寿司ネタに名前も付けられる。
本作では寿司ネタごとに固有のパラメータがあり,握るのに必要なお金に応じて性能も変わってくる。つまり,値段が高いネタほど高性能の寿司となるのだが,最初の状態では「赤身」「サーモン」「コーン」の3種類しか選べない。
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というわけで,さっそくチュートリアルを受ける形でゲームスタート。寿司といえばまずはマグロからということで,筆者は赤身の寿司を最初に握ってみた。
名前は自分で自由につけられるのだが,ランダム生成機能も搭載されている。そちらを利用して出てきた「ナンダカヘルシー」という名前にしてみたが,ランダムで付けた名前なのにアジがあるのが良い。
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そんな流れで爆誕したナンダカヘルシーには,さっそくチュートリアルレースに出走してもらった。レースは自動で進行し,状況に応じてスキルなどをプレイヤーの任意で使用可能だ。
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そして初めてのレースがスタート。ナンダカヘルシーは,寿司の群れにまぎれながら順調な走りを見せていくのだが,そこで「寿司の注文」が入ってしまう。なんと,注文された寿司ネタには「客の箸」が襲いかかり,逃げないと食べられてしまうのだ。
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ここで活躍するのが「応援ボタン」だ。これを使用すると寿司をブーストでき,箸から逃げる助けとなってくれる。ただし,1度使用した後はクールタイムでしばらく使えない。
今回の試遊では,1度は応援ボタンで逃げ切ることができたものの,その後も連続で赤身の注文が入る事態に。応援ボタンはクールタイム中のため使用できず,悲しいかな客に食べられてTHE ENDとなった。
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代わりに新しい寿司ネタを握らなければいけなくなったのだが,そこで「ネタ帳」によって,現在の「見習い」ランクで使える新しい寿司ネタをいくらか開放できた。寿司職人としてのランクが上がれば,より多くのネタを握れるようになるようだ。
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いざ握る寿司ネタを選ぶわけだが,新たに開放した中で「エビ」「玉子」は所持金不足で握れなかったため,「エンガワ」を選択してみた。今回も名前はランダム生成を使用し,新たなパートナー「オモテナシゴコロ」が誕生した。
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2回目は,先ほどの失敗を踏まえて,トレーニングを行ってからレースに出走することにした。トレーニングは,4択のトレーニングメニューの中から1つパックを選び,その後出てくる5択の選択肢から3つを選んで特定パラメータの強化やスキル取得などを行える形だった。
今回は最高速度++,加速++に加えて,前方の寿司に影響がある「ランチャーム」というスキルを取得してみることにした。
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その後,トレーニングで強化されたオモテナシゴコロで「ランクアップレース」に出走。このレースに勝つと,寿司職人としてのランクが「見習い」から「梅」にランクアップするそうだ。
練習で強化を図ったオモテナシゴコロだが,道中は集団から抜け出して先頭に立つという素晴らしい走りを見せる。前方に寿司がいなかったので,せっかく取得したランチャームは不発となってしまったが,応援ボタンのブーストで客の箸からも逃げ切りに成功し,見事1着を達成。「梅」ランクに昇格できた。
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寿司職人としてのランクは「竹」や「松」もあるそうで,それらに応じて握れるネタだけでなく,出場可能なレースも変わってくるそうだ。寿司ネタの名前も含めてなかなか味のあるゲームだったので,製品版のリリースを楽しみに待ちたい。
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