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チーム「刻」,劇的逆転で初代王者に! フェスバ+初の公式大会「フェスバ+グランドチャンピオンシップ 2025 SUMMER」
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「フェスバ+グランドチャンピオンシップ 2025 SUMMER」公式サイト
当日は8月のオンライン予選を勝ち抜いた4チームが会場に集結。さらに,MCとしてゲームキャスターの岸 大河さん,「フェスバ+」のナビゲーターとしてお馴染みのマリオンも登場し,オフライン会場だけでなく公式YouTubeチャンネルでのライブ中継も行われた。
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決勝大会に勝ち残ったのは,チーム「刻」(予選Aグループ1位),チーム「FS」(予選Aグループ2位),チーム「えちゅこ親衛隊」(予選Bグループ1位),チーム「Ravissant Luke」(予選Bグループ2位)の4チーム。
大会はダブルエリミネーション形式のトーナメント戦で行われ,決勝を除く試合はBO1(1本先取)。決勝戦(リセットマッチを含む)は,マップピックとヒーローBANルールを適用したBO3(2本先取)で争われた。
本稿では,優勝が決まった決勝戦の模様に加え,優勝チーム全員のコメントとチームリーダーへのミニインタビュー,さらにMCの岸 大河さんへのミニインタビューも紹介する。決勝戦以外の試合は,公式YouTubeチャンネルのアーカイブでぜひチェックしてほしい。どの試合も見どころ満載だ。
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チーム「刻」VS「FS」、劇的逆転の決勝戦!
決勝に駒を進めたのは,Winners側からチーム「FS」,Losers側からチーム「刻」だった。
「FS」は初戦こそ逆転勝利だったものの,続く2戦目では「Ravissant Luke」をしっかりと抑え込み,安定した戦いぶりで決勝進出を決めた。
一方の「刻」は,Losers初戦をしっかり勝ち抜くと,2戦目ではリベンジマッチとなった「Ravissant Luke」と再び対戦。見事な大逆転劇を演じ,トーナメント初戦敗退時に掲げた「Losersから決勝へ戻る」という宣言を有言実行し,決勝への切符をつかんだ。
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◆第1試合1ゲーム目:勢いに乗る「刻」
そんな2チームによる決勝戦第1試合の1ゲーム目は,チーム「FS」がマップピックでキャノンエスコート「覇者の塔」を選択。続くヒーローBANでは,「FS」がアイリス,「刻」がヴィルフリートをそれぞれ指定した。![]() |
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回復役として活躍していたアイリスがBANされたことで,両チームの編成にどのような変化があるのか注目が集まるなか,試合が始まると「FS」には決勝大会では初登場となるシャナオウの姿が。会場でもシャナオウのピックに小さなどよめきが起こった。
また,「刻」側では,回復・サポート役と思われるマリオンの姿も確認できた。
試合序盤は「FS」がキャノン周辺で優位に展開し,キャノンを着実に進めていく。「刻」は押され気味かと思われたが,オスクロルのサタナス・インバシオンがヒットしたことで状況が一変。キャノンを修理し,人数的にも5対1と一転攻勢に転じる。
これによって「刻」が一気に61%まで進捗を巻き返し,大きな逆転に成功した。
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巻き返したい「FS」は,中央の高台制圧を狙いキャノンの修理へつなげたいところだったが及ばず。残り11秒でキャノンの修理には成功したものの,あと一歩届かず,1ゲーム目はリードを守りきった「刻」が勝利を収めた。
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◆第1試合2ゲーム目:「刻」が連勝でリセットマッチへ
第1試合2ゲーム目,マップピックは1ゲーム目で敗北した「FS」によるアンテナハック「アオイの島」。ヒーローBANは,「刻」がルシファー,「FS」がオスクロルを指定。使用率が高く火力面でも期待されるヒーローだったため,代わりのヒーロー選択にも注目が集まった。「FS」はここでも引き続きシャナオウを投入し,両チームともノアをピック。また,「刻」にはBANから外れたアイリスが再び登場した。
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開始直後,アンテナBをめぐる戦いが始まると,狭いスペースに12人が集まり大乱戦に。そのなかで「刻」がアンテナBを確保し,その勢いのままアンテナA,アンテナCを立て続けに奪取してハッキングを開始する。一連の鮮やかな動きは,1ゲーム目からの勢いを感じさせる展開だった。
一方,「FS」はハッキングを止めたいがうまくいかず,ストップに成功したのは45%時点。気を取り直して流れを変えたいところだったが,アンテナBは「刻」にしっかりと守られており攻め切れない。さらにボス撃破によるドロースキルも「刻」が確保し,「FS」にとっては苦しい展開となった。
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中盤,「刻」はフルハックマシンも破壊してリードをさらに広げると,終盤も「FS」の攻撃をいなしつつしっかりとアンテナを守り抜き,タイムアップ。リードを守りきった「刻」が2ゲーム目も勝利し,リセットマッチへ持ち込んだ。
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◆第2試合1ゲーム目:先取したのは「刻」
リセットマッチによって「FS」のアドバンテージは消滅し,このBO3を制したチームが優勝となる。運命を分ける第2試合1ゲーム目は,「刻」が選択したアンテナハック「アストラ島」からスタート。ヒーローBANは,「刻」がシャルロット,「FS」がアイリスを指定する形となった。![]() |
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ヒーローBANの結果,火力面の強化を狙ってエンマやオラゴンといった高火力ヒーローがピックされていた。
序盤は「FS」がスピードをいかし,アンテナAとアンテナBを素早く確保。ここから両チームの動きに注目が集まる中,「FS」側のオスクロルによるサタナス・インバシオンが「刻」のオラゴンにヒットし,ダウンを奪う。
さらに別の場所で戦っていた「刻」の赤髪ヒーローもダウンし,一気に数的有利を確保した「FS」が全アンテナを制圧しハッキングを開始。35%まで進捗を稼ぎ,先にリードを奪った。
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しかし,「刻」も負けじとアンテナを取り返してハッキングを開始し,20%まで進捗を稼いで差を縮める。中盤になると,回復役の不在による影響が顕著に表れ,より立ち回りを重視した戦いが展開される。
そんななか,「刻」はアンテナAとアンテナBを確保すると,続けてアンテナCも奪取しハッキング。「FS」の攻撃をしのぎながら一気に差を詰め,ついに逆転に成功した。
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「FS」はフルハックマシンで状況を覆したいところだったが,そのフルハックマシンも「刻」が確保。これで「刻」は61%まで進捗を稼いでリードを広げた。
さらに,「刻」は数的優位をいかして素早くアンテナBを確保し,「FS」のヒーローたちを抑え込みながら100%まで到達して勝利。このゲームを制した「刻」が優勝に王手をかけた。
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◆第2試合2ゲーム目:劇的逆転で初代王者に!
大注目の第2試合2ゲーム目。マップピックは「FS」がアンテナハック「アオイの島」を選択。ヒーローBANは,「刻」がルシファー,「FS」がアイリスを指定。アイリスはこれで3回目のBANとなった。両チームのヒーロー構成は,オラゴン,ノア,赤髪のヒーローといった火力型を中心に採用していた。
試合開始直後,両チームはアンテナBをめぐって激突。乱戦の末,「FS」がアンテナBを確保すると続けてアンテナCも奪取する。この勢いのままアンテナAも取り返し,序盤から「FS」が一歩リードした。
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しかし,中盤になると,「刻」がシールドを巧みに使いアンテナBの確保に成功。さらに,ボスモンスターとフルハックマシンが出現し,その行動選択が勝敗を大きく左右する局面に突入する。ここで「FS」はアンテナBを再び確保し,リードを広げていった。
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試合が終盤に差しかかると,「刻」がアンテナBを奪い返し,アンテナAとアンテナCにも触れる状況に。なんとか阻止したい「FS」と,ハッキングを狙う「刻」という構図のなか,人数をかけた「FS」が再びアンテナBを奪取しリードを守る。
だが,残り時間1分20秒を切ったあたりで「刻」が反撃を開始。ハッキングを進めてじわじわと差を詰め,26%差まで縮めたところで「FS」がこれを阻止。激しい攻防線が続き,残り時間はついに30秒を切った。
そして試合はクライマックスを迎える。残り4秒,「刻」がアンテナAとアンテナBを確保し,さらにアンテナCにも手をかけると,最後のハッキングを発動。残りわずか1秒で「FS」との7%差をひっくり返す,まさに劇的な大逆転劇を演じてみせた。「刻」がこのゲームを制し,初代王者の座を勝ち取った。
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終わってみれば,決勝戦は「刻」が4連勝という圧倒的な強さを見せる形となった。特に優勝が決まった第2試合2ゲーム目は,最後の最後まで目が離せない展開で,会場の盛り上がりや熱量もこの日一番のピークを迎えたといえる。
さらに,「刻」は宣言通りにLosersから優勝まで駆け上がったことで,そのドラマ性も含めて記憶に残る大会となった。
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なお,表彰式終了後には「フェスバ+」の新情報にまつわる映像が公開された。続報は9月16日に発表予定とのことなので,こちらも楽しみにしたい。
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優勝チーム「刻」コメント
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――優勝した感想をお願いします。
キャプテン:
最初は本当にどうなるかと思ったんですけど,やっぱり優勝したいっていう気持ちが強かったので,最後まで諦めずに戦い抜けたのは良かったです。優勝できて本当に嬉しいです。
銀之助:
自分の持ちヒーローがアイリスだったんですけど,ヒーローBANされることを見越して1回戦では封印した結果,ちょっと危ない展開になってしまいました。
ですがその後はキングビームで世界を救ったり,赤髪のヒーローでも相手を倒したりして,しっかり成果を出せたと思います。もう,本当にチームのみんなには感謝しかありません。
ぽけます:
最初は渋い展開もあって,どうしようかなって思う場面もあったんですけど,最後はちゃんと気持ちを立て直して仲間と一緒に勝てたので,すごく楽しかったです。
せんちねる:
みんなで毎日練習してきたので,今日こうして優勝できたことが本当に嬉しいです。
オワタマン:
こんな大きな大会に出場できて,本当に光栄に思っています。最初の1回戦で負けてしまって悔しかったんですけど,そこからみんなの力もあって逆転し,優勝までたどり着けました。本当に嬉しいです。
おちゃさん:
最初はちょっと情けないプレイもあったんですけど,このメンバーで優勝できたことを誇りに思います。運営のみなさんも,カッコイイ動画を作ってくださって本当にありがとうございました。見てくれた皆さんも,応援ありがとうございました。
――どの試合も逆転したりされたりといった状況が多かったですが,そういったときにどのような声掛けをされていましたか?
キャプテン:
チームでお互いに声は掛け合っていましたが,リーダーとしてはみんなをしっかり励まして,落ち着かせることを意識していました。それが少しでもチームの力になっていたなら嬉しいです。
――今回大会に出場してみて,今後伸ばせる,改善していけるなと感じた部分はありますか?
キャプテン:
みんなすごく緊張していて,最初はそれもあってつまずいてしまったので,もっと自信を持ってプレイできるように,これからも練習を重ねて頑張っていきたいと思います。
――決勝戦のヒーローBANシステム採用後に4連勝という結果となりましたが,ヒーローBANシステムへの対策を準備してきたのでしょうか?
キャプテン:
うちにはもうひとり司令塔のような人がいるんですが,その人と一緒に1か月以上前から,全員の持ちヒーローがBANされることを想定して練習を繰り返してきました。その準備がしっかりいきたと思います。
――優勝の決め手となったのはどの試合でしょうか?
キャプテン:
やっぱり銀之助のキングビームですね。あの一撃でみんなのやる気が一気に爆上がりになったので,そこから盛り返せたんじゃないかなと思っています。
――またこういった大きな大会が開催される可能性もあると思います。そこに向けての意気込みなどがあればぜひお願いします。
キャプテン:
多分,今回と同じメンバーで参加すると思うので,連覇を目指して頑張ります。
――ありがとうございました。
MC 岸 大河さん ミニインタビュー
――今回の大会の率直な感想をお願いします。
岸 大河さん:
番組でリスナーを集めたり,マリオンチャンネルでの企画でプレイヤーを募ったりしたことはありましたが,今回のようにそれぞれのチームが固定メンバーを6人フルで集めて,練習を積み重ねて挑む試合はほとんど見たことがなかったので,どういう展開になるのか正直ドキドキしていました。
実際に試合が始まってみると,各チームで最適解を探しながら,違う戦術をぶつけ合うなかで「この狙いなんだな」というプレイがたくさん見られて,純粋にプレイヤーとしても楽しめました。実況としてもとても面白かったです。
――今日の試合で印象に残ったシーンはどれでしょうか?
岸さん:
全体的に,このゲームでここまで逆転が起こるとは想像していませんでした。野良で遊んでいると,大きく押し込むとそのまま押し込んだ側が勝つことが多いですし,勢いのつけ方も含めてそれがゲームの特徴のひとつだと思っていたので,今日の試合で見られた逆転劇の多さには驚きました。
なかでも,やっぱり銀之助選手のキングビームでまとめて相手を倒したシーンは,会場だけでなくライブ中継のコメント欄やフェスLINKでも大きな盛り上がりを見せていて,シンプルに「しびれる」プレイでしたね。
――今回MCとして参加されるにあたって,どんなところに気をつけていましたか?
岸さん:
アンテナハックとキャノンエスコートでは展開がまったく違うので,それぞれの特徴を意識して解説するように心がけました。
アンテナハックでは,初動からマップごとのドロースキル取得をどうコントロールしているかが重要で,自陣に何人置くのか,敵陣に何人送るのかといった戦略で局面が大きく変わるので,そこを注目ポイントとして伝えるようにしていました。
一方でキャノンエスコートでは,最初にソアラが罠を置いて押し込む際の通常攻撃の回し方やULTスキルの管理,そして初動の行動選択がとても重要なので,キャスター目線で意識しながら解説しました。
僕自身,今回が初めての公式大会だったので不安もありましたが,いろいろなゲームの知識をいかして,「プレイヤーがこういう意図で動いているんだな」という部分はしっかり解説できたと思います。
――今回の大会を経て,「フェスバ+」に期待することはなんでしょうか?
岸さん:
プレイしたことがない方が想像するより,実はとっつきやすくて面白いゲームだと思っています。今回の大会をきっかけに,新しいプレイヤーさんが増えてくれると嬉しいですね。
今ではPCでもスマホでもタブレットでも遊べますし,どの環境でも勝つことができるので,もっと多くの方に体験してほしいです。
また,気軽に楽しめるゲームとしていろんなコラボをしてほしいですし,こういった競技シーンがしっかりあるということも,多くの人に伝わっていくといいなと思っています。これからもっと人気になってほしいですね。
――ありがとうございました。
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