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浴衣姿の声優トーク,乙姫の初お披露目,ボカロコラボにコスプレ撮影会まで! 見どころ満載の「OZ Re:write」リリース直前イベントをレポート
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本イベントでは,ゲームの試遊コーナーをはじめ,開発スタッフによるトークステージや最新情報の発表が行われた。さらに,キャラクターボイスを務める声優陣によるトークショーや,登場キャラクターに扮した人気コスプレイヤーの撮影会も実施され,会場は多くの来場者でにぎわった。
本稿では,開発スタッフが登壇したステージイベントを中心に,当日の会場の模様をレポートしていく。なお,試遊体験やゲームの内容については,別記事で詳しく紹介しているので,そちらもぜひチェックしてほしい。
おとぎ話が書き換わる――「OZ Re:write」,異世界と現代が融合した世界で描く,新解釈リライトRPG【ゲーム紹介ステージ&試遊レポート】

スマホアプリ「OZ Re:write」の正式サービス開始を目前に控え,2025年7月27日に東京・秋葉原でリリース直前イベントが開催された。本稿では,ゲーム紹介ステージの内容に加え,チュートリアル部分を実際に体験できた試遊の模様をお伝えする。
また,ステージイベントの様子はニコニコ生放送(リンク)およびYouTube Live(リンク)でも同時配信されていた。見逃してしまった人や,もう一度内容を振り返りたい人は,アーカイブ配信での視聴をおすすめする。
「オズ リライト」公式サイト
「オズ リライト」予約注文ページ
「オズ リライト」事前登録ページ
ユーザーとともにゲームを作っていく“リライト概念”
それが「OZ Re:write」をより魅力的なゲームへと書き換えていく
本作の開発を担うMACOVILLによる「開発挨拶・QA」と題したステージイベントは,3月に実施された開通テスト(βテスト)に関する話題からスタート。
ステージには,プロデューサーのChoi, Seung Kwan(チェ・スングァン)氏とアートディレクターのLee, Su Yeon(イ・スヨン)氏の2名が登壇した。
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チェ氏は,多くのユーザーがβテストに参加し,貴重なフィードバックを寄せてくれたことへの感謝を述べた。アートディレクターのイ氏も同様に参加者へ感謝の意を示しつつ,寄せられた意見をもとに遊びやすさの改善を図り,正式サービスに向けた準備を進めていると語り,期待を寄せてほしいとコメントした。
βテストで得られたフィードバックを,正式リリース版にどのように反映したのかは気になるところだが,この点については,メインストーリー(特にバトル部分)とキャラクターを含むコンテンツアートの両面から,それぞれが具体的な回答を行った。
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チェ氏は,βテスト時にスキル構成がやや単調だったことを挙げ,キャラクターの組み合わせによる戦略性に物足りなさがあったと振り返った。これを受けて,テスト終了後からほぼすべてのスキル構成を見直し,多様な戦略が実現できるよう改善を行ったという。
また,メインストーリーについても「展開がやや遅く,物語のつながりが弱い」といった指摘があったことから,ストーリー全体の展開と構成を調整。本作の魅力である,ウィットに富んだ軽快な物語展開となるよう改善を加えたと語った。
そのほかにも,UIや操作性の向上,コンテンツの流れの見直しなど,ゲーム全体にわたる調整を通じて,より快適に遊べる作品へと仕上げていると付け加えた。
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コンテンツアートに関して,イ氏はβテスト時に一部キャラクターの思い出ストーリーのイラストなどが未実装だった点に触れた。ストーリーを楽しみにしていたユーザーからは,残念だったという声も寄せられていたという。
こうしたフィードバックを受け,正式サービスでは,ゲーム内での登場頻度や比重にかかわらず,獲得可能なすべてのキャラクターについてアート構成を均一化し,それぞれの魅力を最大限に引き出せるよう調整が行われている。どのキャラクターでも自然と愛着を持ってもらえることを目指した取り組みだ。
さらに,βテストで未登場だった新キャラクターも多数実装予定とのことで,今後の展開にも注目してほしいと語った。
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続いて,本作のキーワードでもある「リライト」について,あらためてそのコンセプトの説明が行われた。
チェ氏によると,「リライト」とは本作における一貫したテーマであり,文字通り物語を“書き直す”ことから,ユーザーが感じる体験そのものまで“書き換えていく”という意味が込められているという。
そのため,ユーザーとともに作り上げる場を設けたいという思いから,キャラクターを一緒に作っていく「共同創造キャンペーン」を実施したと説明した。これは,キャラクターの見た目だけでなく,性格や物語まで含めてともに作り上げるという点に大きな意味があり,最終的には「自分の好きなゲームを一緒に作っている」と感じてもらえたらうれしいと語った。
また,「共同創造キャンペーン」を皮切りに,今後はゲームのさまざまな部分でユーザーの意見を反映できるような企画を多方面から検討,準備しているとも述べ,今後の展開への期待をにじませた。
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最後に,ユーザーから寄せられた質問に答えるQ&Aコーナーが実施された。その内容は,下記をクリックorタップして確認してもらいたい。
続いては,本作の最新情報や今後の展開が発表されたステージの内容をお伝えする。登壇したのは,ゲーム紹介ステージにも出演していた,DRIMAGE JAPANで日本の運営を担当する阿部氏だ。
新PVや今後の展開を紹介
「OZ Re:write」最新情報発表ステージ
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阿部氏は登壇すると,早速,新規のアニメーションPVを公開した。映像では,ドロシーを演じる長谷川育美さんが歌唱する楽曲「Rewrite:キミと紡ぐ物語(せかい)」にあわせて,数々のキャラクターが登場し,それぞれの魅力をアピールする内容となっていた。本映像は,ゲーム内でも見られるそうなので,お楽しみに。
続いて阿部氏は,本作のキーワードである「リライト」を,現実世界にも拡張して楽しめないかという発想から企画された「共同創造キャンペーン」について言及した。
先に登壇した開発スタッフのステージでも話題に挙がったが,Xで実施されている本企画では,「ユーザー=ゲームの主人公」とし,構想力によって無から何かを生み出せるという主人公の設定を,ゲーム外にまで広げようとしている。
ユーザーの力を集めて実現できれば,より面白く豊かな体験が生まれるのではないか――。そうして生み出されたものをゲームへと反映することで,新たな体験価値を創造していこうという取り組みだと語った。
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この「共同創造キャンペーン」で誕生したのが,乙姫というキャラクターだ。具体的には,公式Xのアンケート機能を活用し,外見や性格などをユーザーの投票によって決定し,複数回の投票を経て,開発チームがキャラクターとして完成させるという形で進められた。ここで阿部氏は,乙姫が生まれるまでの流れをあらためて紹介してくれた。
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そして,ついに乙姫のビジュアルがここで初公開された。乙姫は「浦島太郎」に登場する乙姫をモチーフにしているが,新たな解釈によって創造され,まさに“リライト”されたキャラクターとなっている。
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キャラクターのビジュアルや性格などはすでに決まってきているものの,今後のブラッシュアップも必要となるため,ゲーム本編への実装にはまだ時間がかかる見込みだ。
ただし,乙姫はゲーム内イベントとしての実装が想定されており,登場の際には全ユーザーに無料配布される予定とのこと。ユーザーにとっては,非常にうれしい情報と言えるだろう。
さらに,乙姫に関する新たな共同創造の展開が8月からスタートすることも発表された。今後もユーザーの構想力を集めていくようなコンテンツが用意されているとのことなので,ぜひ公式Xやニコニコ動画などをチェックしておこう。
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続いて,ゲームリリース後の展開について。阿部氏は,リリース後から5週目まで毎週,イベントやストーリーなどの新展開を実施していくと発表した。
特に,リリース1週目には期間限定イベントが開催され,季節イベントということで“海”に関係する内容になるとのこと……ここで,勘のいい人はお気づきかもしれない。
そう,水着だ。1週目から水着イベントが開催されると予想されるため,これは大いに期待したいところ。
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続いて,2週目〜3週目には,通常の冒険とは異なる「イベント冒険」と呼ばれるコンテンツが登場する。こちらは「エメラルド救護団」という組織にスポットを当てた内容で,魔法アカデミーを舞台に,何やらドタバタ劇が繰り広げられるようだ。
4週目には,「所属ストーリー」と呼ばれる,組織ごとの掘り下げを行うストーリーが追加される。ここでは,「マンチキン王国委員会」と「ベル航空」という2つの所属ストーリーが登場する予定だ。
そして5週目には,強敵に挑むチャレンジコンテンツ「大激戦」が登場予定。いわゆるエンドコンテンツのような位置づけになるとのことで,好きなキャラクターたちで挑めるよう,あらかじめしっかり育成しておきたい。
イベントの締めくくりには,重大発表としてボーカロイドとのコラボが明かされた。詳細はまだ伏せられているが,セリフがわずかに流れ,シルエットも公開されていたことから,気づいた人もいるかもしれない。楽曲についても,タイトルは非公開ながら,有名ボカロPが参加しているとのことで,こちらも楽しみにしておこう。
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体験もステージも盛りだくさん!
会場をにぎわせた参加型コンテンツ
当日は,開発・運営による発表ステージのほかにも,出演声優によるトークステージやコスプレイヤーの撮影会,試遊体験ブースやフォトスポットなど,多彩なコンテンツが展開され,会場は終始にぎわいを見せていた。
出演声優によるステージでは,「声優さんとあそぼう」と題したトークショーやクイズ企画が実施され,いずれのコーナーにも,本作でコネティーを演じるささきのぞみさんと,エスメラルダを演じる早瀬ゆりさんが登壇した。
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「声優さんと遊ぼう」のステージでは,ふたりがそれぞれ別のキャラクターを演じるコーナーや,ステージ前の時間に描いたイラストの発表が行われた。
さらに,そのイラストをかけたクイズ大会も実施され,会場は大いに盛り上がった。事前登録キャンペーンの告知や報酬の紹介などもあわせて行われ,にぎやかなステージとなった。
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また,各ステージイベントの合間には,ドロシーとシャルロットの衣装を身にまとったコスプレイヤー,雪野ななさんと神湊しおさんがステージに登場し,撮影会を行っていた。
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会場では事前登録を行った来場者に,リーフレットとランダムで1種のクリアカード(全10種)が配布されていた。フォトスポットでそのカードを使って撮影し,SNSに投稿すると,オリジナルラベルのミネラルウォーターがもらえる仕掛けも用意されていた。
また,先行試遊ブースで本作を体験した来場者には,キャラクターのアクリルスタンド(全5種,先着100名)がプレゼントされていたほか,秋葉原駅周辺ではオリジナルポケットティッシュの配布も行われていた。
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あらためてお伝えすると,本作の正式リリースは2025年8月19日を予定しており,現在は事前登録を受付中だ。登録者数は5万人を突破しており,事前登録キャンペーンも開催されている。登録者が増えるほど,報酬内容もより豪華になっていく。
少しでも気になった人は,事前登録や公式Xのフォローをしながら,今後の最新情報をチェックしてみよう。