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“ダイナスティ”の看板を下ろした,吸血鬼の帝国を作り上げる「Vampires: Bloodlord Rising」は,10月24日にアーリーアクセスを開始[gamescom]
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2024年に「Vampire Dynasty」というタイトルで制作が発表され,今年に入って新しいタイトル名になった本作。そのPRマネージャーであるMathias Oertel氏によると,「(築き上げるのが)村ではなく城であり,“ダイナスティ”というシリーズの型に,本作がハマっていないからです」と話す。
初お披露目のあとで,ゲームのディレクションを練り直し,キャラクターのデザインなども変更することで,今年の初めから新たなスタートを切ったという。
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そんな本作の主人公は,中世のバルカン地方をイメージした架空地域である,“サンガビア”の村に住む若者のドラコスだ。
彼の村がヴァンパイアに襲撃され,生き残ったものの,彼自身も吸血鬼になってしまう。ドラコスは,生き残ったほかの村人たちから毛嫌いされながらも,仲間を集めて村の丘に自分の屋敷を建て,さまざまなミッションを行いながら,サンガビアの過去に隠された,ゆがんだ歴史を解き明かす。そうして,人間とヴァンパイアが共存できる道を探すことになるという。
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当然ながら,吸血鬼として生き抜くには血が必要で,動物の血でも良いし,人間の血ならさらに効果的だ。ただ,人間と(表立って)争わないために,魅惑などの魔術的手法を使って血を吸ったり,ときおり襲い掛かってくるインクイジターやヴァンパイアハンターと戦い,それらを捕らえたりして,新鮮な血を得られる。
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プレイヤーはこうして自分の理解者を増やし,自分の屋敷を要塞化して,鍛冶やポーションなどのアイテム作成拠点だけでなく,住居施設やインテリア,さらにはインクイジターの来襲に備えるための防御施設を築き上げていく。
プレイヤーキャラクターには3種のシェイプシフト能力があり,人間として城下町を歩き回り,ヴァンパイアに変化して敵と戦い,もしくはコウモリに変化して空を飛んで遠方のミッションをこなす。
プレイヤーがミッションを遂行するために居城を空けている間は,仲間が自動的にインクイジターから拠点を守ってくれる。
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Oertel氏に戦闘シーンも見せてもらったが,「バットマン: アーカムナイト」のように,複数の敵に囲まれながら防御で相手をかわし,アタックムーブをつないで全方向で戦っていた。
ドラコスには,暗がりでも周囲の気配を感じるセンサーがあり,壁などのオブジェクトを通して人間や動物を確認できる。キャラクターが成長していけば,限定的ではあるが昼間でも行動する能力も持つという。
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gamescom 2025に合わせて,Toplitz Productionsは「Vampires: Bloodlord Rising」のアーリーアクセス版を10月24日に販売するとともに,それに先立ってパブリック・プレイテストを開催すると発表している。Steamストアページでは,現在もアクセスをリクエストすることが可能だ。日本語の対応予定はないようだが,アジアでもしっかり販売するために,地域専用のパブリッシャを見つける予定とのことだった。
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「Vampires: Bloodlord Rising」公式サイト
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- ライター:奥谷海人
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Vampire Dynasty (C)2023 Toplitz Productions GmbH. Published by Toplitz Productions. Developed by Mehuman Games S.A. All rights reserved.