
プレイレポート
「SWORD OF THE SEA」のプレイアブルデモ版を紹介。ホバーソードに乗って美しく感傷的な世界を旅しよう
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Giant Squidは,マット・ナヴァ(Matt Nava)氏が率いるゲームスタジオだ。ナヴァ氏は,thatgamecompanyのアートディレクターとして「flOwer」や「風ノ旅ビト」の開発に関わり,その世界設定に大きな影響を与えたことで知られる。
Giant Squidで独立後も「Abzû」や「The Pathless」のような会話に頼らず視覚的に感情に訴えかける作品を生み出し続けている。
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そんなGiant Squidの最新作となる「SWORD OF THE SEA」で,プレイヤーは「レイス」として,海の枯渇によって滅亡した「死都」で復活を遂げることになる。
プレイヤーは,「ホバーソード」呼ばれる剣にサーフィンボードの要領で乗りながら移動しながら,失われた文化の残骸を発見しつつ,砂に埋もれた大海を復活させていくことになる。
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文化の残骸を発見し,海が再生されれば海洋生物も復活するため,自然とつながり,生命を修繕していく冒険の中で,サーフィンの持つスピリチュアルな楽しさを感じられるような作風になっているという。
ホバーソードは砂の上を自由に滑走でき,さまざまなムーブを決めることができるが,それによりポイントを得られたり,経験値を入手できるというメカニズムは存在しない。ホバーソードの扱いがうまくないために,どこかに突っかかってしまうというようなストレスはなく,単純に成功すれば気持ち良い要素として実装されているのだ。
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今回のイベントでプレイできたデモは,南ヨーロッパか中東圏の建物を連想させる,長方形の「口」の形をした二階建ての建物が確認できた。
テラコッタ瓦の屋根で作られた建物の中を探索しながら,そこに隠されるように存在する青いオーブや金色に光るジェムを見つけていく。
先述の通り,文化の残骸を発見すると,砂しかなかった世界に水と緑がもたらされていく。プレイヤーが滑走していると,やがて透き通った大海が表れ,そのうえをプレイヤーに続くかのようにイルカやシャチや魚たちが泳いでいくという演出は,非常に幻想的で魔法にかけられたような体験だった。
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「SWORD OF THE SEA」は,「風ノ旅ビト」同様にオレンジに輝く砂漠が象徴的なタイトルだ。ナヴァ氏は「昔はできなかった表現ができるようになった」と自分のクリエイティビティに自信ありげで,本作をさらにじっくりと体験してみたいと感じた。
また,サウンドトラックも「風ノ旅ビト」以来の盟友である作曲家のオースティン・ウィントリー(Austin Wintory)氏が楽曲を提供しており,ファンにとっては非常に気になる作品と言えるだろう。
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- ライター:奥谷海人
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