
プレイレポート
[プレイレポ]「今からでも間に合う?」「はい,間に合います」 新シーズンを迎える「The First Descendant」は,まさに今がスタートチャンス
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「The First Descendant」公式サイト
4Gamerの担当編集から「新シーズンの先行体験できますが,ご都合どうですか?」と連絡が来たため,リリースに先がけてプレイしてみた。
だが,正直に言うと,筆者は「どんなゲームかは知ってるけど,プレイ経験はほとんどない」という状態だった。
それでも,新シーズンの開幕に合わせて,新規・復帰プレイヤー向けのブーストキャンペーンが行われるというので,先行体験の内容を紹介しつつ,あらためてゲームの空気感をお伝えできればと思った次第だ。
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本作を簡潔に紹介するなら,TPSにアクションRPG要素を盛り込んだシステムをベースに,ハック&スラッシュ要素も組み合わせた,基本プレイ無料のオンラインPvEルートシューターだ。こうした要素に加え,SFかつ未来的な世界観という作品は珍しくはないが,大きく差別化が図られているポイントとして,登場キャラクターが「大人系&リアルテイスト」のビジュアルという点が挙げられる。
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開発陣の「俺たちが考える“SFお姉さん”はこれだ」「特濃の無精髭だ! これでもくらえ!」といった,とにかく強い意志を感じるビジュアルなので,一見すると戦闘ゲームなのか,軍事系近未来スーパーモデル育成ゲームなのか,もはや判別がつかない(やや誇張)。
決して美女ばかりではなく,イケメンやシブいオジサンといった美男の存在も特徴的だ。そう,ここは「美女の園 イケてるあんちゃん いい景色」なのだ。いい塩梅ですね,よろしいことで。
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まずは見てくれ。これが「TFD仕立て」の2BとA2だ
さて,シーズン3は大型アップデートなので,かなり豊富なコンテンツが追加される。ということで,まずはこれを見てほしい。
どうだ,これが「The First Descendant」仕立ての2BとA2だぞ。
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こちらは発表済みではあるが,「NieR:Automata」とのクロスオーバーコラボレーションスキンだ。なんというか……開発陣の「俺たちが考える2BとA2はこれだ」という確固たる意志を感じる。
2Bには「自爆モード」,A2には「中破」も用意されているあたり,このコラボには並々ならぬ熱意があるのだろう。
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なお,今回の先行体験ではセッションを円滑に進められるように,ガッツリと強化された継承者(プレイヤーキャラクター)やアイテムが入手済みとなる“マスターキー”的なデータでプレイしている。上記のスキンはゲーム内のストアで販売されていたので,おそらくこちらから入手するものと思われる。
とにかく素材の質感や細部の細やかさなど,非常に力を入れて制作されていることがうかがえる。本作が持っているビジュアルとも綺麗にマッチしていて,両作品のファンならば是が非でも手に入れたいはずだ。
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ちなみにヘッドスキンとボディスキンは分離しており,染色も可能。エモートも用意されている。注意点としては,現時点では男性継承者はコラボスキンの装備ができないようだ。
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新フィールド「アクシオン平野」を歩く
クオリティの高いコラボスキンを紹介したところで,いよいよシーズン3のプレイ面を見ていこう。まずは大型フィールド「アクシオン平野」の追加だ。
難易度ハード限定で侵入できる広大なマップとなり,プレイヤーは探索や8人のプレイヤーが協力して新レイドに挑むことになる。
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広大なマップの探索を補助する存在として,新たに導入されるシステムが「ホバーバイク」だ。「ボルテックス」「オルカ」「グライド-4」という性能タイプの異なる3種類が存在し,プレイヤーの好みに応じて選べる。特定の素材を消費して,性能の強化も可能。もちろん染色も可能になっている。
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移動スピードはかなり高速だ。エネルギーを消費してさらに速度を上げるブーストや,フワッと浮いて障害物を回避するジャンプも備わっている。かなり広い印象のあるマップだが,各地のファストトラベル地点に加え,ホバーバイクのおかげでスムーズに移動ができた(ホバーバイク自体のアンロック要件は分からなかったが,ほかのフィールドでも搭乗できたことを確認している)。
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探索中だけでなく,戦闘中に呼び出せるのも特徴だ。搭乗中は攻撃できないが,場面を問わず,高速で移動したい場合には一考の余地がある。いずれにせよ,プレイを便利にしてくれる存在であることは間違いない。
アクシオン平野には7つのミッションが存在するが,一定時間ごとにそのうちの2つが「激戦地ミッション」に切り替わる。これは,出現する敵が強化される代わりにクリア時のリワードが豪華になるミッションだ。
筆者が不慣れということもあるが,ソロでプレイするには手応えがあり,それなりに時間もかかってしまった。かなり敵が硬くなっているようだ。
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ほかにも,アクシオン平野の各地には,定期的に再出現する補給箱や,複数の巨神が出現する。ホバーバイクを利用してタイムアタックを楽しめるコンテンツ「エネルギー起動観測」などもあり,フィールドを駆け回って戦闘をしているだけでも十分に楽しかった。
なお,新たに登場する敵勢力「亀裂の軍団」は厄介な存在で,戦闘中に倒した属性に耐性を持つ。解除方法はいくつか用意されているものの,単なるゴリ押しだけではない,連携や戦術が求められる。
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そしてアクシオン平野の中央には,一定時間ごとに最大8人で挑戦するレイドとなる,非常に強力な巨神「ウォールクラッシャー」が出現する。出現中に該当エリアに移動すると,マッチメイキングが自動で始まって戦闘突入……という流れだ。
具体的には,X時50分から前兆アニメーションが開始され,10分後のX時00分ちょうどに出現。20分以内に討伐されない場合,消滅というサイクルを繰り返す。そのため,1時間おきに挑戦できる。
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今回は先行体験だったので,ほかのプレイヤーとマッチせず,ソロで挑戦することになったのだが,従来の敵とは比較にならない別格の強さである。ダメージを与えて削ることはできたが,コテンパンにされてしまった。
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ギミックとしては,円形フィールドの周囲に沿ってダメージエリアを発生させるオブジェクトを展開してくるので,ウォールクラッシャー本体の相手をしつつ,オブジェクトを破壊していく。オブジェクトを破壊すると,ウォールクラッシャーのヴォイド震度ゲージが減少し,完全に消滅させることで一時的に弱体化……という流れを繰り返すようだ。
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開発陣のおすすめパーティとしては,セレナを中心に,アルティメット・フレイナ,ルーナを織り交ぜる編成が推奨されていた。
「ネール」が満を持して登場
ガン&ランを楽しめるポニテお姉さん
シーズン3のコンテンツはこれだけではない。プレイヤーの人気も高かったNPCがプレイアブルキャラクターとなり,新たな継承者として,深淵の戦術家「ネール」が追加される。黒を基調としたデザインの衣装をまとう,ポニテお姉さんである。いい塩梅ですね。よろしいことで。
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性能面を紹介すると,エーシブ使用時やクロスヘアを当てた敵に,エーシブスキャン状態を与えるパッシブスキル「疑念と洞察」,このスキャン状態と相乗効果を生む,シンプルな攻撃性能を持つアクティブスキル1「亀裂投射」などを持つ。
とくに特徴的なものが,効果中にネール自身の銃器攻撃がすべて弱点攻撃判定になり,自身と周囲の味方の弱点攻撃倍率も上昇させるアクティブスキル4「深淵の視線」だ。
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効果範囲内の敵にデバフを与えるアクティブスキル2「亀裂のリング」,アクティブスキル2で巻き込んだ敵にダメージを与えるアクティブスキル3「反重力現象」は,ザコ敵を足止めして,撃破するときに非常に便利。
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基本的にはスキルメインではなく,銃器メインとなる性能だと思われるが,アクティブスキル2で引き寄せ,3でダメージを与えて,ついでにランチャーで吹き飛ばす戦法はザコ敵の殲滅に効果的だった。
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ボスクラスの相手でも,アタッカー兼バッファーという役割を担えるので,ウォールクラッシャー戦に連れて行くのも面白そうだ。筆者のような「銃を撃ってなんぼ」なプレイヤーには,もってこいな継承者だろう。
注目の参入&復帰サポートキャンペーン
期間限定なのでお見逃しなく
最後に紹介したいのが,新規および復帰プレイヤー向けの期間限定イベント「Descendant Boost Up」と「Descendant Boost Path」だ。本作はハクスラ要素がゲームのコアの1つになっており,メインストーリー後に挑める難易度ハードからが本番,「やりこみ段階」である。
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「Descendant Boost Up」は序盤のコンテンツをスキップし,ハードモードからすぐにプレイできるイベントだ。必要な装備や設定も提供される。
また,「Descendant Boost Path」は本作のゲームシステムと,プレイアブルキャラクターである継承者を開発・育成するプロセスを,ゲームプレイを通じて実践し,理解できるものだ。
今回,筆者も本作の独特なゲームシステムや装備のビルド構築などに,少々戸惑った部分がある。こうした一種の「難解さ」も魅力の1つなのだが,始めたばかりの初心者にとってはハードルになるのも事実だ。
そうした壁をゲーム側からサポートしてくれるので,新規プレイヤーはもちろん,復帰プレイヤーにも優しい仕様になっている。
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繰り返しになるが,上記のイベントは期間限定とのこと。このチャンスを逃さないでほしい。
そのほか,シーズン3「Breakthrough(突破)」ではゲームプレイの幅を広げる新たな銃器,外装部品(ビルドアイテム)の追加も行われる。コンセプトを打ち出した完成度が高いビジュアル,思わず時間を忘れさせてくれるゲームシステムも相まって,PvEシューターが好きなゲーマーなら戦場に飛び込んでみてほしいタイトルだ。
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