
プレイレポート
SFアクションローグライク「Morbid Metal」で,緊張感に満ちたスタイリッシュでハイスピードなバトルを体験[TGS2025]
東京ゲームショウの会場では日本語ローカライズ版をプレイ可能なほか,Steamでは英語のデモ版が配信されている。
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本作は,遥か未来のディストピア世界を舞台にしたSFアクションゲームだ。プレイヤーは,謎のオペレーターによって作られた最後のAIとして,堕落した機械に立ち向かいながら,忘れ去られた真実の断片を明らかにしていく。
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ゲーム性はかなりスタイリッシュで,ハイペースなアクションとなっている。特性の異なるキャラクターを瞬時に切り替えながらコンボを繰り出し,相手を素早く倒していく。
最初に操作する「フラックス」は刀を使うキャラクターだ。アビリティは,敵に素早く近づき攻撃するブリンクと,刀で空中を切り裂く遠距離攻撃の2種類を使用できる。
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ゲーム内には,ドローンのように空中から遠距離攻撃をしてくる敵が登場する。こちらも遠距離攻撃で牽制しつつ,ブリンクで距離を詰め,近接攻撃のコンボで撃墜できる。
ひとつひとつの攻撃にそこまでの重さはないのだが,その分を機動力でカバーできるキャラクターだ。バランスタイプで使いやすい。
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フラックスを操作してゲームを進めていくと,道中で「エックウ」と出会い,キャラクターがアンロックされる。
なお,プレイ中はいつでもキャラクターを即座に切り替えられる。HPリソースは共通で,アビリティのクールタイムは独立している。フラックスとエックウを,敵との相性やクールタイムを考えて効果的に切り替えることで,より素早く敵を倒せるといった感じだ。
エックウは斧のような重量感のある武器で敵を打ち上げる,なぎ払うといったアビリティを使用できる。複数の敵を相手にしたり,巨大な盾を持っている敵をパワーで圧倒したりと,機動力を生かした戦闘スタイルのフラックスとは正反対といえる。
かといって,スピード感はそこまで変わらず,戦闘のテンポは早いままだ。
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基本的にいつでも回避アクションを使えるので,相手の攻撃を待つのではなく,攻撃をひたすら叩き込みながら,被弾しそうなタイミングで回避をする。
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敵の攻撃バリエーションが多彩なのに対し,こちらの体力は少ないため,あっけなく倒されることもあるが,戦闘の主導権が常にこちらにあるからこそ,このスピード感が際立つ。
ステージは小さなセクションに分かれていて,それらをクリアするごとにアップグレードを選択できる。アビリティの使用回数を増やすものや純粋に攻撃力を上げるものなど,強化要素はさまざまだ。
プレイしていて体力を回復できる機会が少ないと感じた。体力回復系のアップグレードを取得できるかで,プレイ中の安心感がかなり変わってくる印象だ。
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また,基本的には倒されたら最初からやり直しとなる。マップはランダムで,毎回違ったビルドで挑戦するローグライクの要素も取り入れられている。短時間に凝縮されたスリリングな戦闘を何度も味わえる作品になりそうだ。
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