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“スタフォニ”直前配信「くわPスタジオTRIP」で4曲の新曲を発表! キャスト&桑原 聖Pが語る舞台裏と制作のこだわり
2025年11月22日から24日にかけて,フルキャストで開催される「あんさんぶるスターズ!!Starry Symphony - Superbloom -」(以下,スタフォニ 4th)。この豪華ライブの1週間前となる11月15日,スタフォニ直前番組「くわPスタジオTRIP」が配信された。![]() |
今回はリハーサルスタジオからの配信となった。「くわPスタジオ」ながら特別にMCを務めた神尾晋一郎さん(鬼龍紅郎役)をはじめ,帆世雄一さん(守沢千秋役),駒田 航さん(椚 章臣役),そしてメインコメンテーターとして「あんスタ!!」音楽プロデューサーの桑原 聖さんが出演した。
前代未聞とも言える今回のフルキャストライブについて,キャストと制作者の両視点から多彩なトークが繰り広げられた。
盛りだくさんの内容で送るスタフォニ前配信。
怒涛の新曲発表に,コーレスの予習も!?
番組は4つのお題に沿って進められた。まずひとつ目は「細かい仕込み,制作のこだわりポイント」。今回のライブに合わせて制作されたグッズの紹介をはじめ,キャストと制作者しか知り得ない裏話が次々と飛び出した。
出演キャストへの丁寧なヒアリングをもとに演出やセットリストを練り上げたこと,サウンド面でのこだわり,そしてこれまでのライブを経て進行がブラッシュアップされている点など,興味深い話題が続く。
ESバンドのメンバーが全日程で約90曲を演奏するという驚きの情報も明かされた。
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「キャスト陣へ質問!1問1答!」のコーナーでは,MCを桑原さんに交代し,キャスト3人へ質問が投げかけられた。
事前ミーティングで話題に上がった内容や,気になるキャストの話題をはじめ,ダンサーの衣装やキャスト自身が提案するステージ演出についても,冗談を交えながらトークが弾んだ。
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一方,番組の中盤で展開されたのは「楽屋の楽しみ,○○について」のコーナー。キャストたちの“楽屋での楽しみ”をテーマに,ケータリングを作る企画が行われた。
山口智広さん,北村 諒さん,野島健児さんがVTRで登場し,野島さんの家庭菜園で採れた野菜を使って料理を披露。完成した料理は本番当日に楽屋へ提供されるだけでなく,後日「カフェシナモン」でも提供されるという。来場者もキャストと同じメニューを味わえるのがうれしい。ライブの余韻を味覚でも楽しめそうだ。
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最後のコーナーは「本日の目玉,●●の発表」。ここでは,気になる新曲情報が公開された。
なんと今回は,「紅月」の「炎纏焰踊千変万火(えんてん えんよう せんぺん ばんか)」と「Jin & Akiomi」の「ハナニナレ!」「UNFADING」,そして「流星隊」の「OVERFLOW LIGHT UP!!!!!」という4曲が同時に解禁され,さらに「OVERFLOW LIGHT UP!!!!!」はマスターピースMVでの発表となった。
そして出演者4人によるコーレス練習なども行われ,会場の盛り上がりが一層イメージできる内容となっていた。
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ライブへの期待がさらに高まる番組の様子は,ぜひアーカイブでチェックしてほしい。
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収録後のキャストインタビューをお届け
※収録およびインタビューは10月に実施したものです
──本日の配信収録の感想をお願いいたします。
桑原 聖さん(以下,桑原さん):
番組内でも話しましたが,「スタフォニ 4th」に向けてはキャストの皆さんとしっかり打ち合わせをしています。歌詞の雰囲気を踏まえつつ,「どんな曲にしていこうか?」「どうやって登場してもらうか?」といった部分も含めて,さまざまな話を重ねながら一緒に作り上げてきました。
収録では,人生初のコール&レスポンスにも挑戦しましたね。まさか自分がやる日が来るとは思っていませんでした。
本番まであと1か月。これまでずっと駆け抜けてきた感覚でしたが,今日の収録をとおしてライブの現実味がぐっと増したように感じます。すごく面白いですし,これまで頑張ってきた甲斐があったなとも思います。
まだまだ走り続けますが,自分自身,このライブを「心から楽しみだ」と思える方向に進んできました!
神尾晋一郎さん(以下,神尾さん):
この番組が放送されるのはライブの1週間前とのことですが,収録時点ではまだ1か月と少し前。桑原さんの言葉どおり,「いよいよ始まるんだな」と出演者としても強く感じる区切りになりました。
リハーサルは始まっていますが,まだユニット全体で合わせる段階には至っていません。ここからどんどんブラッシュアップしていこうと思います。
1つの番組で新曲が4曲,さらにマスターピースまで発表されるのは初めてのことだったので,感情が整理できないくらいでした。マスターピースを見ると泣いてしまうんですよね……。逆に映像が流れると知らなかったからこそ,何とか耐えられたのかもしれません。
事前に知っていたら滂沱の涙を流していたと思います。そうした驚きも含めて,ライブへの期待感を高められる番組になったと感じました。
帆世雄一さん(以下,帆世さん):
皆さんもおっしゃっていましたが,1か月前というタイミングで収録したことで,一段階ギアが上がった感覚があります。
「スタステ」(あんさんぶるスターズ!! Stary Stage)のころからそうですが,ライブの準備期間は振付の先生や制作進行の方など,限られたスタッフさんと主に関わりながら進めていくため,本番当日に会場で多くのスタッフの皆さんを目にして毎回驚いていました。
今回は桑原さんからさまざまなお話をうかがいながら打ち合わせをするなかで,長いスパンで企画を考え,その最後にステージへ立たせていただけることのありがたさを改めて実感しました。
マスターピースのMVもこのタイミングで拝見できて,本当に感慨深かったです。
あと1か月あって,むしろ良かったかもしれません。1週間前だったら情緒が追い付かなかったと思います。当日は観客の皆さんとコーレスもありますし,さらに高みを目指して全身全霊で挑みます。
駒田 航さん(以下,駒田さん):
今回の番組は,ライブ直前に「いよいよだな」と気持ちを高めてくれる内容だったと思います。僕たちも日々打ち合わせを重ねていますが,どうしても自分のユニット中心になりがちで,ほかのユニットの動きまでは把握しづらいんです。
そのなかでくわPが丁寧に寄り添いながら,全体をしっかり作り上げてくださっている。情報共有が非常によくできているチームだとあらためて感じました。ライブに向けての“解像度”が上がるという意味でもありがたいですし,「しっかりお返ししたい」という気持ちが一層強くなりました。
僕は今回,「くわPスタジオ」にゲストとして初出演しましたが,「ああ,やっぱりこういうところまで考えてくれているんだ」と実感しました。ライブをより深く楽しむきっかけになったと思います。
本番までまだ少し時間がありますが,佐賀美 陣役の樋柴(智康)さんとしっかり話し合い,練習を重ねて,「Jin & Akiomi」だけでなく「あんスタ!!」10周年を支える全ての仲間に「どこを切り抜いてもいいユニットだね」と言ってもらえるよう,全力で挑みたいと思います。
──新曲が4曲,番組内で一挙に発表されましたが,やはりライブを意識して制作されたのでしょうか。
桑原さん:
制作がいちばん早かったのは,流星隊の「OVERFLOW LIGHT UP!!!!!」です。もともとイベント曲として進んでいて,マスターピースMVになることは最初から決まっていました。
ただ,その時点では「スタフォニ」のタイミングで完成するかどうかは分からなかったんです。
というのも,マスターピースMVに使用される楽曲は,僕のもとにお話が来て構想を始めるのがだいたい1年半ほど前。企画段階ではさらに前から進行していて,まだそのころは「スタフォニ 4th」の開催が決まっていても,出演メンバーや詳細がまったく固まっていなかったんですね。制作過程で予定が後ろ倒しになることも珍しくありません。
──なるほど。
桑原さん:
そうなんです。なので,この曲自体はライブを意識して作ったわけではありませんが,結果的に“Superbloom”というテーマにも非常にマッチしていて,今の流星隊が歌う新しい形の応援歌として本当にぴったりな曲になったと思います。
「紅月」に関しては,新曲を2曲制作しています。バラードの「明鏡流」はこの番組の配信日から約2週間前に発表されました。
そして,もう1曲の「炎纏焰踊千変万火(えんてん えんよう せんぺん ばんか)」は,「紅月」の最大の振り幅を魅せています。今回のセットリストはメンバーとも話しながら一緒に作っているので,ぜひ楽しみにしてほしいです。
「Jin & Akiomi」の「ハナニナレ!」は,実はかなり前から制作を進めていました。「スタフォニ 4th」の開催が決まった際に,「『Jin & Akiomi』に新曲を1曲作ろう」という話が出たんです。その後,キャストとの事前ミーティングで「もっとライブで盛り上がる曲を作りたい」という相談を受けまして。
そこから駒田さん,樋柴さん,そしてオカモトさん(作曲)も交えて「UNFADING」の制作を進めました。レコーディングでは,久しぶりに僕自身がふたりのディレクションにも入りましたね。
──どんな感じでディレクションされたんですか。
桑原さん:
結構変えましたよね,現場で。
駒田さん:
語尾の発声の仕方だとか,「もっと大人っぽくしちゃおうか」みたいな方向性とかですね。
桑原さん:
自分たちの背中を見て育ったアイドルたちがどんどん活躍していく姿を後ろから支えてきたけれど,その彼らを見ている自分たちも「もう一度やってみようぜ」「自分たちもすごいものを見せようぜ」と――そんな気持ちで臨みました。
おそらく,「Jin & Akiomi」史上もっとも難しい曲です。でもあえてそこに挑戦しつつ,大人の色気も出したいと思っていたので,「ここのメロディを少し変えましょう」「この歌い回しにしてみよう」と,現場で相談しながら一緒に作り上げていきました。とても新鮮な作業でしたね。
番組中でもお話ししましたが,振り付けの“合間”の演出までしっかり考えてくださっているのが本当にうれしかったです。プロデューサーの皆さんは,演者のことをずっと見てくださっていて,振りがついていない一瞬一瞬までも大切にしてくれている。
そうした部分をどう見せるか,どう表現するかまで丁寧に向き合ってくれているのが伝わってきて,本当にありがたかったですし,僕自身も,そういう“振りの合間”に注目してみたいなと思いました。
──キャストの皆さんにうかがいます。収録時の感想や印象的なエピソードをお聞かせください。
駒田さん:
「ハナニナレ!」は,かなり前に収録を終えていました。陣と章臣は,今はクールで少しそっけない印象があるかもしれませんが,根っこには情熱があって,現役アイドルたちを支える立場にいながらも,自分たちも“もう一度挑戦しよう”という気持ちを持っています。そうした内に秘めた想いをしっかり語っている曲ですね。
そして「ライブで盛り上がる曲も欲しいよね」とくわPに相談して生まれたのが「UNFADING」です。タイトルの“色褪せない”という言葉も,彼らのテーマカラーである赤と青のように,まだまだビビッドに輝き続ける意志を感じさせます。
僕と樋柴さんは声質が対照的なので,「樋柴さんはどう歌うんだろう」と想像しながらレコーディングを進めるのも楽しかったです。皆で作り上げていく空気があって,本当にうれしい収録でした。
そして今日,初めて完成版を聴いたのですが,バンドの力強い演奏と歌声が合わさって,すごくエネルギーを感じました。ライブでは生演奏になるので,さらに熱量の高い1曲になると思います。
帆世さん:
「OVERFLOW LIGHT UP!!!!!」を録ったのは2024年だったのですが,正直「いつだったかな?」と思うほど前のことに感じます。
流星隊の曲を歌うときは,「この曲は彼らのどの時期を描いているのか」を意識しているんですが,この曲は明らかに“最先端”なんです。最近の流星隊はメロディや歌詞を通して,それぞれの成長が感じられる楽曲が多いのですが,この曲はまさにその集大成。
これまでは「僕らが光を灯してみんなを支える」という自己燃焼系の応援ソングでしたが,今回はメンバー同士がお互いの光を信頼し,反射し合って大きな輝きに変えていく――いわば“人類愛”にまで到達したような感覚を覚えました。
応援してくださる皆さんの気持ちを受け取って,さらにそれを増幅するような意味合いを持つ曲でもあります。キーは高くて大変なんですけどね(笑)。毎回「キーどうします?」と聞かれて「半音下げで」とお願いしても,「やっぱり原キーで!」と言われるので,最初からそう言ってくれてもいいのにって思いながら頑張っています(笑)。
ライブが本当に楽しみですし,この曲のエネルギーに心を飲まれないよう,しっかり皆さんに“お返し”できるパフォーマンスをお届けしたいです。
神尾さん:
新生「紅月」になって,「天翔KAGETSU」や「LOUDEST BUGS」とアップテンポで和の要素を取り入れた曲が続いたところに,「明鏡流水」でしっとりとした“和”の世界,そして「炎纏焰踊千変万火(えんてん えんよう せんぺん ばんか)」と続いて……「ここまで振れ幅があるのか!」と驚きました。
楽曲が完成した段階ではまだ物語の全容を知らないので,「この曲はどういう流れで歌うのか?」という部分は毎回確認するようにしています。4人になったことで,新しい音域やハーモニーなど,これまでにない挑戦ができるようになりました。
放送でも話しましたが,神永圭佑くん(神崎颯馬役)が「キー低い……兄さん方,軽率に下げすぎです!」と言っていたように(笑),僕たちはよくキーを下げがちなんです。でも今回は,梅ちゃん(蓮巳敬人役の梅原裕一郎さん)も僕も「原キーでいけます!」と宣言しています。
「LOUDEST BUGS」のようなテンポの速い曲やラップパート,新しいハーモニーなど,「紅月」としての新たな姿を見せられる構成になっているので,今回の収録は特に集中して臨みました。
これらの楽曲はライブでの初披露になります。「炎纏焰踊千変万火(えんてん えんよう せんぺん ばんか)」は主旋律がもう一つあるような構成で,正直まだ歌えるか少し不安です(笑)。このインタビューの翌日に最終音源を受け取る予定なので,気合を入れて練習に励みます!
──先ほどお聞きになった完成版は,仮歌とだいぶ違いましたか。
神尾さん:
仮歌の段階で,すでにほぼ完成形に近い状態ではありました。ただ,素材として収録していた掛け声やコーラスなどが随所に散りばめられていて,よりライブ感のある仕上がりになっていましたね。
本番までにその完成版を聞き込みながら,歌唱のブラッシュアップをしていきたいと思います。
──最後に,ファンの皆さんへのメッセージをお願いいたします。
桑原さん:
番組内でもお話ししましたが,全キャスト・大勢のスタッフが関わる,これまでにない規模のライブを作り上げています。日々大変な分,きっと達成感もこれまで以上のものになると思います。
そして何より,「あんさんぶるスターズ!!」10周年という節目を,みんなでお祝いできること,それをファンの皆さんと共有できることが本当にうれしいです。
10年間駆け抜けてきて良かったと思えるようなライブにしたいです。開催まであと少し。ぜひ楽しみにしていてください。
神尾さん:
この10年に込めた想い,そして新生「紅月」の4人でのパフォーマンスを,ぜひ見届けてください。
皆さんが「うわ,かましてきたな!」と思ってもらえるようなライブにします。楽しみにしていてください。そして一緒に盛り上がりましょう!
帆世さん:
実は僕,「あんスタ!!」が10周年と聞いても,まだ実感が湧いていないんです。“もう10年”というより“まだ10周年”という感覚ですね。それだけ濃い時間を過ごしてきたなと思います。
満を持して開催される「スタフォニ 4th」は,スタッフさんを含めた総力戦。その熱量をステージ上でそのまま皆さんに届けたいと思っています。
皆さんの笑顔が見られるのを,何より楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。
駒田さん:
「Jin & Akiomi」として10周年ライブに出演できることを,本当に光栄に思います。新曲も用意していただいて,「あんスタ!!」10周年に懸けるスタッフの皆さんの心意気をひしひしと感じています。
ライブの規模,スタッフの数,支えてくれる人の多さ――そのすべてがプレッシャーであり,同時に大きな励みでもあります。
チームの意識,キャストの熱量,そして何百もの素晴らしい楽曲,さらにはずっと応援してくれるプロデューサーさんたち。すべてがこのステージの証明になると思っています。
椚 章臣のおかげでこの輪の中にいられることに感謝しつつ,DAY1の担当としてしっかり盛り上げられるよう,全力で頑張ります!
(C)2014-2019 Happy Elements K.K
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4Gamer 女子部(仮)




















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