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「大大大好き」のメッセージも! PLAVEが初の日本単独公演で魅了「2025 PLAVE Asia Tour [DASH: Quantum Leap] in Japan」初日レポート
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2023年3月に韓国デビューしたPLAVEは,2025年6月に日本デビューを果たし,数々の受賞を成し遂げながら,着実に多くのファンを獲得している。本稿では,PLLI(PLAVEファンの愛称)でもある筆者が,公演1日目の模様をレポートしていこう。
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気づいたら“沼落ち”。K-POPバーチャルアイドル「PLAVE」,ほんとにヤバいです
気づいたら,“沼落ち”していました。K-POPバーチャルアイドル「PLAVE」――。音楽にビジュアルに,そして5人の絆に,完全にやられてしまった筆者が,その魅力を全力で紹介します! 「バーチャルでしょ?」なんて思っている人ほど読んでほしい。リアルを超えてくる彼らの“今”を,ぜひ覗いてみてください。
待ちに待った日本単独公演!
幕張1日目の模様をレポート
星空に浮かぶ銀色の宇宙船。無重力空間から重力空間へ突入し,しっかりと地に足を付けたYEJUN(イェジュン),NOAH(ノア),BAMBY(バンビ),EUNHO(ウノ),HAMIN(ハミン)の5人は,青く輝く“Terra(テラ)”=私たちの住む“地球”へ向かっていく。
会場いっぱいに広がる大歓声のなか,ライブは「Watch Me Woo!」で幕を開けた。浮遊感あるビートに乗って,生歌とは思えないほど安定感のある5人のボーカルが,わずかなエコーを含んでホール中に響く。耳に届くリアリティあるサウンドに,「本当に今,生で彼らの公演を見ているんだ!」という喜びの気持ちでいっぱいになった。
歌を終えたメンバーが,日本語を交えた挨拶を披露する。幕張公演初日は,グループのマンネ(末っ子)であるHAMINの誕生日と重なったこともあり,終始お祝いムードが漂っていた。
続いて,親しみやすくポップなサウンドとシニカルな歌詞が楽しい「Virtual Idol」,甘くセクシーなグルーヴで魅了する「RIZZ - Japanese Ver.」を続けて歌唱。
あらためてPLAVEは,バーチャルなだけが売りではなく,楽曲も振り付けも“自主製作”で,極めて高く豊富な音楽性を持っていることを感じさせてくれる。
そして,ほの暗い海の底を漂う5人の姿を映し出す映像ののち,HAMINによるピアノの旋律で始まる「Island」へ。HAMINだけのサビから,クライマックスで重なる5人の歌声,そしてまた1人へ……と,あまりにも美しく見事な構成にあらためて息を呑んだ。
ファンソングのバラード「12:32(A to T)」では,メンバーとPLLIの声が重なり合う,胸が熱くなるひとときが流れた。
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「The 6th Summer」と「From」では,生のライブならではのPLLIたちの掛け声が響き,この瞬間だけの空気を作り出す。クライマックスでは薄いスクリーンを使った演出も見事で,感動的だった。
かと思うと,今度は波打ち際に寝そべり,ふざけあいながら「Dear. PLLI」を歌う5人。ひざまずいたYEJUNがHAMINに手を差し伸べると,BAMBYたちメンバーも次々とHAMINを構い,生とは思えない口笛を披露するEUNHOも加わって歓声が上がる。
「重力の中心にPLLIがいる」――静かに引き寄せ合う“愛”を思わせるメッセージを込めた映像ののちに始まったのは,生バンドをバックに歌う「WAY 4 LUV」だ。
メンバーはこのツアーで初お披露目となったカラフルな衣装に身を包み,力強いボーカルを披露。バンドとメンバー,そしてPLLIたちが息を合わせた掛け声でステージを盛り上げた。アイドルたちの柔軟な適応力とPLLIとの強い絆が感じられる,胸熱なシーンだった。
続いての「Dash」は,PLAVEきってのハードなロック調サウンドで大ヒットとなったナンバーだ。ここまで,バーチャルアイドルならではのたくさんの衣装替えや演出で楽しませてくれた5人だが,傷メイクと新しい髪型には黄色い歓声が上がっていた。
そこから,シティポップのサウンドがドライブにぴったりな「Chroma Drift - Japanese Ver.」へ。甘い歌声のNOAHがドライバーとなり,PLLIたちを美しい景色に誘う。次に,ライブ本編としては唯一のカバー曲「Pink Venom(原曲:BLACKPINK)」を投下。原曲キーのまま,PLAVEならではのアレンジとパフォーマンスを披露し,最高にクールな姿を見せた。
続いては,楽しいおしゃべりやゲームで盛り上がる「NO DEVELOP,NO PLAVE」のコーナーだ。ここでは,なんとKing & Princeの「シンデレラガール」とAyumu Imazuの「HOWL」チャレンジを披露! 多忙なはずのPLAVEが,日本のファンを楽しませようと準備してくれたことに,会場中のPLLIが喜びでいっぱいになった。
続くカメラ探しゲームは,もちろんHAMINが優勝した(誕生日ボーイならぬ誕生日宇宙人への忖度……!)。サプライズでHAMINの顔を模したバースデーケーキも登場し,和気あいあいとした空気が流れた。
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ライブは後半に突入。会場一体となったコールで盛り上がる「I Just Love Ya」,学校を思わせるセットも楽しい「Pump Up The Volume!」,PLLIたちの思い出がたくさん詰まった記念すべき日本デビュー曲「かくれんぼ」へと続く。
本国デビュー曲の「Wait for you」は,バラバラだった5人が集まり,PLLIに出会う奇跡の歌だ。心を揺さぶるエモーショナルな雰囲気が広がり,熱く感動的な空気に包まれた。
そして,本編ラストを飾ったのは「Pixel World」。メンバーたちは宇宙空間とのつながりを出入りしたり,頭の上のハートで遊んだりとはしゃぐ姿が微笑ましい。そして,浮かび上がる5つの宝箱を開けると「大大大好き」の文字が現れる。大きな拍手と止まない歓声のなか,本編が幕となった。
アンコールを待つPLLIたちが,「Pump Up The Volume!」に登場する「잠깐 기다리면 돌아오겠지(ちょっと待てば帰ってくるだろう)」というフレーズを繰り返しコールしていると,スクリーンに「シンガーロングイベント」の文字が現れ,PLLIたちが「かくれんぼ」を合唱することに。
やがて,ムメミム(MMMM)風の耳に肉球のついた手袋や,キュートに全振りした衣装を身にまとった5人が再び登場し,「Why?」を届けてくれた。そして全員での記念撮影ののち,PLLIたちに向けてそれぞれからメッセージが贈られた。
HAMIN
「(日本語で)実はまだ日本語で上手に話せなくて,少しドキドキしています。でも,僕の気持ち伝わりましたよね? ……良かった! 日本のPLLIの皆さんのために,日本語を一生懸命勉強します。いつもPLAVEを愛してくださって本当にありがとうございます。特別な誕生日を一生忘れません!」
NOAH
「いつも僕たちのために惜しみない愛を贈ってくださって感謝しています。先ほど皆さんが『かくれんぼ』を歌ってくださって,胸が熱くなりました。僕たちが作った歌を皆さんが聴いて歌ってくださるのが夢でしたが,叶えてくれてありがとうございます。皆さんからの愛をお返しできるように頑張るアーティスト,そしてアイドルのNOAHになります」
YEJUN
「貴重な週末の時間を割いて来てくださって,心から感謝を伝えたいです。僕たちが住んでいない場所で,こんなにも大きな愛をいただいて信じられない気持ちですし,毎日が感動の連続です。夕飯の時間を過ぎましたが,このあとは美味しいものをたくさん食べてくださいね。今日のおすすめは……牛タンです!(笑) 愛してる!」
BAMBY
「(日本語で)皆さんと同じ時間を過ごして本当に幸せでした。ステージから見る皆さんの笑顔が眩しくて,嬉しかったです。皆さんのおかげでこんなに大きなステージに立つことができました。いろいろ幸せな経験をしていますが,全部皆さんのおかげです。家に帰ったら,今日の奇跡を思い出してね。また会いましょう。愛してる」
EUNHO
「皆さんがステージを待つあいだ,ワクワクして幸せだと感じていただけるアーティストになれたことが嬉しく,責任を感じています。PLLIの皆さんは,僕がくじけないでいられる存在です。これからも頑張って最高のステージをお見せしたいです。頑張ることができるEUNHOにしてくださって感謝しています。愛してます!」
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そして,リーダーのYEJUNが再び感謝の言葉を述べるとともに,「皆さんからいただいた愛を倍にして返せるPLAVEになります」と宣言。5人で声を合わせ,次の曲のタイトル「Merry PLLIstmas」をコールした。
今度は夜空を思わせるキラキラしたセットをバックに熱唱,最後に「Our Movie」を届けてくれた。
この曲では,PLAVEの軌跡と思い出を振り返るように,デビュー曲から順に変わっていく衣装も感動を呼ぶ。たくさんの紙吹雪が舞うなか,手を振るメンバーたち。5人は名残惜しそうにPLLIたちを見つめ,やがて宇宙へと飛び立っていった。
PLAVEの初めての日本単独公演は,大盛況のうちに幕となった。ただステージからパフォーマンスを届けるのではなく,観客も一緒になって遊び,かけがえのない時間を楽しんだ夢のようなひとときだった。
彼らは自分たちを「エンディングのない映画」と表現する。その言葉のとおり,いつまでも心に残る映画のように,この日のことはPLLIたちの胸に刻まれたことだろう。
公演を見ていて,PLAVEが素晴らしいアイドルであることはもちろん,思いやりと愛に溢れた5人であることをあらためて感じた。
これは余談だが,筆者がPLLIとして現場に足を運ぶたび,なんてあたたかい場所なんだろうと思うことがよくある。初めて会う人どうしでも友だちになったり,一期一会であっても周りの人を気遣う場面が実に多いのだ(筆者自身も,困りごとを周りのPLLIに助けてもらった経験がある)。ファンはアイドルの鏡,と言われるとおりだとしみじみ思う。
これからのPLAVEが見せてくれるのはどんな景色だろうか。でもきっと,誰もが幸せになれる,宝物のような思い出がまた作れるに違いない。再び彼らがTerraを訪れ,PLLIに会いに来てくれる日を,心から待ちわびている。
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公演概要
公演名:2025 PLAVE Asia Tour [DASH: Quantum Leap] in Japan
日時:2025年11月1日(土)、11月2日(日)
会場:幕張イベントホール
出演:PLAVE(YEJUN(イェジュン)、NOAH(ノア)、BAMBY(バンビ)、EUNHO(ウノ)、HAMIN(ハミン))
【セットリスト】
Watch Me Woo!
Virtual Idol
RIZZ - Japanese Ver.
Island
12:32(A to T)
The 6th Summer
From
Dear. PLLI
WAY 4 LUV
Dash
Chroma Drift - Japanese Ver.
Pink Venom
I Just Love Ya
Pump Up The Volume!
かくれんぼ
Wait for you
Pixel World
Why?
Merry PLLIstmas
Our Movie
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