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カッコよさと可愛さで観客を魅了した「にじさんじ WORLD TOUR 2025」福岡公演レポート。6人の結束力もあらためて実感
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今回のツアーは,にじさんじ史上最大規模となっており,仙台を皮切りに名古屋,横浜,神戸など全国7会場に加え,7月には海外公演(上海)でも成功を収めている。本稿では,個性あふれる6人が出演した福岡公演の模様をレポートする。
福岡公演の出演者は以下のとおり。
鷹宮リオンさん(YouTube)
夢追 翔さん(YouTube)
星川サラさん(YouTube)
不破 湊さん(YouTube)
オリバー・エバンスさん(YouTube)
倉持めるとさん(YouTube)
なお,本ライブの配信視聴チケットは10月1日23:59まで購入可能で,視聴期間は10月2日23:59までとなっている。
※9月16日18:35追記:配信視聴チケットの販売期間および公開期間が正式に発表されたため,本文を最新情報に合わせて調整しました(該当ポスト)
以下,ライブ内容のネタバレを含むため,これから視聴予定の人はご注意いただきたい。
「にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow! 福岡公演」公式サイト
ハイセンスな楽曲満載のステージ
バーチャルならではの演出も光る
開演時間になると,出演者6人の映像がスクリーンに映し出され,ついにライブがスタート!
1曲目を飾ったのは「Beyond the way」(Vivid BAD SQUADカバー)で,6人のカッコよさを存分に感じさせるナンバーだ。これまでの公演ではオリジナル楽曲を最初に歌唱していたこともあり,福岡ならではの雰囲気や独自性がうかがえた。
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鷹宮リオンさん,星川サラさん,倉持めるとさんといった女子組による「G4L」(Gigaカバー),夢追 翔さん,不破 湊さん,オリバー・エバンスさんら男子組の「偽物人間40号」(¿?shimonカバー)と,バチバチにキメた楽曲が続く。
大人っぽさと色気を見せつけたステージは多くの観客を魅了していた。
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「楽しんでるか〜?」という不破さんの声かけから始まったMCでは,夢追さんが客席に向かって手を振るなど,メンバーによるファンサも見どころだ。
自己紹介では,「夢追い続けて〜?」「33年〜!」(夢追さん),「福岡に輝く〜?」「一番星〜!」(星川さん)といった,ライバーたちの個性が光るコール&レスポンスで会場を盛り上げていた。
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本ライブでは,鷹宮さん,オリバーさん,倉持さんの3D共通衣装が初お披露目された。オリバーさんと倉持さんはリアルライブへの出演も初めてとのことだ。
衣装のこだわりについて,オリバーさんは懐中時計やバラのかんざし,倉持さんはブローチやリボンを挙げており,鷹宮さんは自身の衣装を「悪のプリキュア」と表現。左右で色が異なる靴下が目を引くデザインとなっていた。
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ダンスと歌唱で魅せる倉持さんの「サラマンダー(TAKU INOUE 3-Minutes Remix)」(DECO*27カバー),鷹宮さんと不破さんによる「ULTRA C」(Vivid BAD SQUADカバー)では,2人の紡ぐハーモニーがインパクトを与える。
鷹宮さん,夢追さん,星川さん,オリバーさんが観客と一体感を見せたのは「Alice in N.Y.」(ひとしずく×やま△カバー)で,元気なコールが会場内に響き渡っていた。
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うしろについた羽やハーフツインが印象的だったのは星川さんによる「ラヴィ」(すりぃカバー)。可愛さ満載のパフォーマンスは多くの人を虜にさせる。
「GURU」(じんカバー)ではオリバーさんと倉持さんがフラッグを持ち,ダイナミックさマシマシのステージとなっていた。
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「(曲の)前半で旗を振るものではない(笑)」「腕がパンパン(笑)」と語った2人のMCでは,活動歴が5年目(オリバーさん),3年目(倉持さん)であることもあらためて明かされ,「もうそんなに経っていたのか……!」と時間の経過に驚く場面もあった。
そこへ先輩にあたる不破さんと星川さんも合流し,わちゃわちゃとしたトークで会場を盛り上げていた。
これまで多数のライブイベントに出演している不破さんは,星川さんに「結構同じ現場でライブしている」と語り,「5th Anniversary LIVE『SYMPHONIA』」をはじめとするイベントの記憶がよみがえった。
“ホシミナイト”として交流の深い2人が歌うのは「シネマ」(Vivid BAD SQUADカバー)。MVを彷彿とさせる映像と安定感のある歌声に,観客は癒しを感じるひとときとなった。
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ここからはオリバーさんによる「命に嫌われている。」(カンザキイオリカバー)や,夢追さんと不破さんによる「CITRUS」(Da-iCEカバー)と胸を打つような曲が続き,ステージを感動で包み込む。
まるで女子校を思わせるメンバー構成が印象的だった「どうにかなっちゃいそう!」(NOMELON NOLEMONカバー)。鷹宮さん,星川さん,オリバーさん,倉持さんによるダンスパフォーマンスには,「かわいい〜!」といった声も飛び交っていた。
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夢追さんが「このライブのために書いた1曲」と語っていたのは新曲「僕にピアノは弾けないけれど」で,ストーリー仕立ての演出には筆者も圧倒させられた。
鷹宮さんによる「恥ずかしいか青春は」(緑黄色社会カバー)はタイトルどおり,歌詞や曲調に“青春”がギュッと詰め込まれている。間奏部分ではファンに向けて,「私と一緒に青春してくれてありがとう!」「本当に皆大好きだよ!」と感謝の言葉も述べていた。
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“夢星家”こと,夢追さんと星川さんは「GETCHA!」(Giga & KIRAカバー)を披露。双方ともに英語が堪能ということもあり,まさに2人にマッチした楽曲だろう。
拡声器を持った鷹宮さん,倉持さんが織りなす「Mister Jewel Box」(トップハムハット狂カバー)に加え,夢追さん,不破さん,オリバーさん,倉持さんによる「ファイアダンス」(Vivid BAD SQUADカバー)では,ステージが炎に包まれていたりと演出面でも観客を熱狂させる。
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ライブ会場を“ホストクラブ”へと染め上げたのは,不破さんのオリジナル楽曲「一旦ステイ TONIGHT」。本楽曲は開演前にも会場内で流れており,多くの観客がコールを行っていたのも印象的だった。
曲の終盤ではメンバー全員が登場するというサプライズもあり,終了後には夢追さんが「楽しそうだったから来ちゃったよ〜」といったコメントを残している。
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次でラストの楽曲だということが伝えられると,出演者も「ここ(会場)に住もう」「住む位置決める?(笑)」と名残惜しい様子を見せる。
「Arc goes oN」では6人の思いがひとつとなり,高らかな歌声を客席まで届けていた。
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ここで出演者たちはいったん降壇し,ライブは終了……かと思われたが,再度ステージへ登壇し,“秋”をコンセプトにした「ヨナガオルケスタ」を歌い上げる。
「久しぶり〜!」「お待たせ〜」と笑顔で観客に語りかけた6人は,告知として先日投稿された「歌ってみた」動画(リンク)の紹介や追加グッズの販売(該当ポスト)などを発表した。
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ライブも終盤となり,出演者一人ひとりからのコメントが寄せられる。「この6人で良かったな」「皆で作り上げた最高の1日になった」(不破さん),「大きい舞台でライブをするのが目標だった」「最後の最後まで一緒に楽しんでくれて,ありがとうございました」(倉持さん)といった言葉からは,彼らのライブにかける思いが存分に伝わってきた。
ラストを締めくくる楽曲は「Virtual to LIVE」。あっという間の2時間は無事に終わりを告げ,次回の広島公演へとバトンをつないだ。
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「にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow! 福岡公演」公式サイト
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- ライター:渡辺美咲
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