
プレイレポート
“猫×サッカー”の新作「猫蹴-にゃんサカ-」を遊んでみた。直感操作で楽しめる対戦アクション[TGS2025]
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サッカーゲームといえば,操作が複雑で覚えることが多く,とっつきにくいと感じる人もいるだろう。筆者がまさにそうで,どちらかといえば不得意ジャンルだ。だが,本作は直感的で分かりやすく,すぐに楽しめた。
今回の試遊では3対3のチーム戦をプレイした。ブースには対戦用にPCが6台並んでおり,その場で複数人との対戦を楽しめる。試遊版では1対1や2対2でも遊べるようだったが,タイミング良くフルチームの試合に参加することになった。
試遊はPC版で,コントローラを使って操作する形だ。タイトル画面には「トレーニング」と「ランダムマッチ」とあったが,今回はランダムマッチを選択する。
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左スティックでキャラクターを移動させ,L1やR1ボタンでダッシュできる。[○]ボタンでキックし,[×]ボタンでジャンプ,[□]ボタンでキャラクター固有のスキルを使い,[△]ボタンで必殺技にあたる「アルティメット」を発動する仕組みだ。
実際に触ってみると,「走る」「蹴る」「跳ぶ」といった基本動作がすぐに理解できた。これなら筆者でもできそうだ。
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選べたのは「フォワード」「ディフェンダー」「ミッドフィルダー」の3種類で,キャラクターごとに役割が異なる。
筆者はミッドフィルダーを担当。スキルで移動速度を上げてフィールドを素早く駆け回る……はずだったが,最初はボールを見失って出遅れてしまった。
ただ,少しプレイを続けるうちに感覚がつかめてきて,攻撃では前線に上がり,守備では相手を追いかけてボールを奪うといった動きができそうな手応えを感じた。
フォワードは瞬間移動からロングシュートを放つ派手なスキルを持ち,ディフェンダーは壁を出してゴールを守るなど,それぞれに特徴がある。シンプルな操作で遊べる一方で,キャラクターの選択やスキルの使い方によって試合の流れが変わるため,思った以上に奥深さを感じた。
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ゲーム画面はアニメ調のキャラクターデザインとシンプルなフィールドで構成されていた。UIは画面右下に「ダッシュ」「ジャンプ」「キック」「スキル」といったアイコンが並んでおり,操作に迷うことはなかった。
ゴールが決まったときには紙吹雪のような演出が入り,得点シーンをしっかり盛り上げてくれる。実際にプレイしてみると,点が入った瞬間に気持ちが高まるような演出があるだけで,試合がより盛り上がると感じた。
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試遊後に関係者に話を聞くことができた。現在は対戦部分を中心に開発を進めている段階だが,今後はプレイアブルキャラクターの追加に加え,育成要素やストーリーモードの実装を予定しているという。
さらに,ゴール演出をより派手にして得点の爽快感を高めたり,1対1や2対2といった少人数で遊べるカスタムマッチ機能を導入したりすることも検討中とのことだった。完成版がどのように進化していくのか期待が高まる。
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