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「LET IT DIE: INFERNO」の見どころをディレクターが直々にプレゼン。ポップなビジュアルや少し狂った世界観に注目[TGS2025]
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![]() 新 英幸氏 |
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「LET IT DIE: INFERNO」は,「LET IT DIE」シリーズの3作目にあたるサバイバルアクションローグライトRPGだ。初代「LET IT DIE」から世界観を引き継きつつ,舞台は少し未来に移行している。
プレイヤーは,この世界に空いた大穴「地獄門」を探索する「レイダー」という存在だ。レイダーたちは,地獄門に眠っている超エネルギーの結晶「死神の目」を求めて探索を続けており,互いに争っている。
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メタ的に説明すると,地獄門の内部は自動生成ダンジョンとなっており,入るたびに構造が変化する。プレイヤーのスタート地点や敵の配置,宝箱的な存在から獲得できるアイテムなどは一期一会といった具合だ。
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1回のプレイにかかる時間は15分程度で,プレイヤーが地獄門から生還できれば獲得したアイテムをストレージに預けられるが,倒されるとそのとき所持していたものはすべて失う。
また,プレイヤーが脊髄に装着する「ボディ」は探索を通じてランクが上がっていく。生還できればランクを維持できる一方,倒されると最初からスタートとなる。
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今回の実機プレイでは,東京ゲームショウ2025のガンホーブースで試遊できる「アンクル・デスの接待版」が用いられた。こちらは製品版より分かりやすく易しい内容になっているとのこと。一例を挙げると,選択できるボディは2種類と製品版と比べて少なかったり,襲ってくる敵が弱めに設定されたりしているそうだ。
ディレクターを務める新氏によると,製品版は「最後までたどり着ける人って,どのぐらいいるんだろう」という難度になっているそうだ。
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また,レーティングは初代「LET IT DIE」がCERO Z指定(18歳以上のみ対象)だったのに対し,本作はD指定(17歳以上対象)になる。ただし,表現をマイルドにしたわけではなく,方向性を変えてはいるが狂気じみた感覚は維持しているとのこと。実際,地獄門の内部は,「祭りの屋台」「地下鉄の駅」などが混在した不可思議な空間になっているうえ,敵は生物と非生物が融合したような妙なクリーチャーなのだ。そんな敵を攻撃すると大量の体液を撒き散らして倒れていくし,徘徊しているハンバーガー型の敵を倒すと,プレイヤーの体力を回復できるのである。万事そんな調子だから「なるほど,決してマイルドではないね」と納得するほかない。
地獄門は3階層で構成されており,奥に行くほど敵が強くなる半面,獲得できるアイテムの性能が上がっていく。最奥部には当然ボスが待ち受けているが,敵を倒して得られるエネルギー「スピリチウム」を一定量集めるなど,条件を満たしていないと挑戦できない。
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今回のプレゼンでは,本作の開発スタッフが実機プレイを担当したため,地獄門の道中はもちろん,ボスバトルも危なげのないプレイであっさりとクリアしてしまった。実際のところは,このイベント開催の時点でボスを倒した来場者はいないそうだ。
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そして,プレイヤーが無事に生還しボディランクが上がると,3つの「コア」の中からいずれか1つを獲得できる。それぞれのコアは「攻撃力増加」「体力増加」「所持アイテム量増加」「必殺技の発動数増加」といったように効果が異なり,これがすなわちローグライト要素になっている。
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一通りのプレゼンを終えた新氏は,本作を「ポップなビジュアルで,ちょっと狂った世界観」と表現した。しかし,ゲームプレイに関しては結構骨太で,昨今の易しく遊びやすいゲームと違ったところを標榜しているそうだ。「倒されると腹が立ってコントローラーを投げたくなるけど,翌日には『ちょっとイケるかも?』という気持ちになれるようなゲームを目指した」と語り,ぜひ注目してほしいと来場者に呼びかけていた。
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