
プレイレポート
「コットン ロックウィズユー」と「サイヴァリア3」で,サクセスブースはシューティングの花ざかり[TGS2025]
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「サイヴァリア3」
本作は,2000年から展開する「サイヴァリア」シリーズの22年ぶりとなる最新作である。対応機種はPC,Switch2,PS5,Switchで,発売は2026年春を予定している。シリーズの象徴である,敵弾を意図的に自機へかすらせる「BUZZ」システムは本作でも健在であり,それに伴う独特のスリルが味わえる。
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通常のシューティングゲームが敵弾から離れるほど安全になるのに対し,本作はギリギリまで接近してBUZZらせる(かすらせる)ことで「経験値」が増加し,レベルアップする。レベルアップ時には無敵状態となるため,あえて敵弾の渦中へ突入し,さらなるBUZZを誘発することも可能だ。
このBUZZを狙う攻防には,一種の中毒的な魅力が存在する。通常ならば回避すべき弾幕に対し,BUZZを理解したプレイヤーは自ら吸い寄せられるように飛び込んでいく。
より多くの敵弾に,より長く触れることが攻略の鍵となるため,苛烈な弾幕を目にするとむしろ歓迎したくなるのだ。
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しかし,過剰な欲は操作の精度を狂わせ,あっけないミスへと直結する。回避可能な弾に自ら当たりにいく行為であるため,失敗した際の悔しさはいっそう大きなものとなる。
膨れ上がっていく欲と,BUZZを成功させたときの快感,そして撃墜された際の虚無感は,まさしくサイヴァリアシリーズの真髄そのものだ。
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なお,出展バージョンにはコットンが登場していた。自機はほうき型で,後方から前方へと大きな弾が飛んでいく。
ギリギリのせめぎ合いをするサイヴァリアのシステムと,ほうきが空を飛ぶというファンタジックな見た目のミスマッチが面白い。
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「コットンロックウィズユー」
1991年に発売された「コットン」は,可愛らしいキャラクターとファンタジックな世界観,そして幻の珍味「WILLOW」を求めて大暴れする魔女・コットンのキャラクター性が好評を博しているシリーズだ。
2021年には21年ぶりの新作「コットン ロックンロール」が発売されたが,同作の方向性を受け継いでいるのが「コットンロックウィズユー」である。
対応機種はPC,Switch2,PS5で,APM3用のアーケード版も予定されている。発売時期は「2026年夏予定」とのこと。
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今回の舞台は和のテイストを持った世界で,コットンの衣装も従来のものに加えて華やかな「花魁」が用意されている。敵も妖怪をはじめとして和風のキャラクターばかりだ。
巨大な鶴がボスとして登場し,地面では一つ目小僧がビームを放ち,空には提灯お化けが舞い,シカがお尻から弾をポコポコ撃ってくるなど,見た目が可愛らしいうえにアクションもユーモラスなので,見ているだけで楽しい。
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特殊攻撃で敵を倒すと無数の得点アイテムが出現するため,バリバリ倒してザクザク稼ぐ派手な展開は「コットン ロックンロール」と同様である。
可愛らしい敵キャラと飛び散る得点アイテムで画面も実ににぎやかで,プレイしていてテンションが上がる。
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さまざまなゲームからコラボキャラクターが登場するのも「コットン ロックンロール」から継承した要素である。
例えば「サイヴァリア」の才波リアだと原作同様に敵弾をかすらせるBUZZシステムでレベルアップするなど,バラエティに富んだプレイ感を楽しめる。
さらに今作ではRPG「降魔霊符伝イヅナ」のイヅナが新たに参戦し,クナイや手裏剣で戦う。ゲスト出演した「ウィンディ×ウィンダム」から実に17年ぶりの登場で,懐かしく感じられる人も多いだろう。
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和の世界観,味方も敵も可愛いキャラクターたち,派手なゲーム展開と全体的に明るい雰囲気のタイトルである。出展版では2つのステージをプレイできたが,製品版ではどんな展開が待ち受けているのか,早くも楽しみに感じられた。
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「コットンロックウィズユー」公式サイト
「サイヴァリア3」公式サイト
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