
プレイレポート
[プレイレポ]「僕のヒーローアカデミア All's Justice」は新たなシステムでヒーローたちの“個性”が大爆発! 仲間を交代させながら戦い勝利を掴もう
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「僕のヒーローアカデミア」(以下,ヒロアカ)は,特殊能力“個性”を持った人々が暮らす世界を舞台に,ヒーローと敵<ヴィラン>の戦いを描いた少年漫画だ。“個性”を持たない主人公・緑谷出久(デク)が最高のヒーローを目指して仲間たちと歩んでいく物語が展開される。
「僕のヒーローアカデミア All's Justice」は,2025年10月4日に放送を控えるアニメ版の最終章がテーマになっている。デクが所属する1-Aのメンバーが全員登場し,皆で最後の戦いに挑むのだ。
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今回の試遊では,バトルや,仮想空間内でさまざまなクエストに挑む「チームアップミッション」を体験することができた。
バトルに関しては,さまざまな新要素が追加されており,キャラクターたちの“個性”がより色濃く表現されている。
3D空間をステップや空中ダッシュで駆け巡りつつ,通常攻撃のコンビネーション「ターゲットコンボ」や,それぞれの「“個性”技」,超必殺技「プルスウルトラ」といった技を駆使して戦う。
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本作の目玉となるのが,仲間を交代させながら戦う「チームアップバトル」だ。
以前リリースされた「僕のヒーローアカデミア One's Justice2」では,メインキャラクター1名を操作し,サポート専用の仲間である「サイドキック」2名は援護をする形だった。
しかし,本作ではチームメンバー全員がプレイアブルキャラクターとなっており,状況に応じて交代させながらバトルを繰り広げるのだ。交代に必要な「交代ゲージ」は,仲間のそれぞれに個別で用意されており,基本的には時間経過とともに蓄積されていく。
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「僕のヒーローアカデミア One's Justice2」とは異なり,「サイドキックプルスウルトラ」「プルスウルトラ2」「プルスウルトラオール」はなくなり,今回は控えの仲間が交代しながらプルスウルトラを放つ「プルスウルトラコンボ」が登場する。
プルスウルトラコンボは,ゲージが3本あれば3人が攻撃を「継承」していくことで大ダメージを与えられる「ヒロアカ」らしい必殺技だ。また,交代を目的に使用することも可能で,プルスウルトラゲージの重要性が大きく増したといえるだろう。
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交代に加えてバトルをさらに奥深くするのが,「ライジング」だ。ライジングは皆の個性を“個性”技と別に表現する強化システムで,攻撃を当てる/受けることで溜まる「ライジングゲージ」を使用して発動する。発動中はバフを受けられ,さらに専用技「ライジングアクション」を使える。
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爆豪勝己のライジングアビリティ「面制圧重装起動-ストレイフパンツァー-」は,一部の技を出すと追尾ミサイルも発射されるようになる。また,轟 焦凍の「赫灼熱拳“燐”」は相手の移動速度を低下させ,一定時間動かない相手を氷結させる。キャラクターによってその効果はさまざまで,ライジングと“個性”技を組み合わせれば,戦いがより奥深くなっていく。
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例えば,死柄木 弔が持つ“個性”技のひとつは,持続時間が長い地割れを起こすが,これを出したあとに轟と交代してライジング状態を発動させれば,死柄木の地割れが残った状態で相手の動きを遅くできる。
相手の動きを封じられるので,ガードで固まったところにガード不能攻撃を当てたり,攻撃してくるようならカウンター攻撃を繰り出したりと,圧倒的に有利な状態から選択を迫れるのだ。
ライジング状態は強力だが一定時間で解除されてしまうので,いかにして相手のライジング状態をしのぐかもカギになる。
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仲間たちが倒されてしまい,チームが最後の1人になると,より強力なライジング「アルティメットライジング」が自動で発動する。
その効果は非常に強力で,角砂糖を食べて“個性”技を強化する砂藤力道は,角砂糖を消費することなく強化版の“個性”技を連発できるようになる。常闇踏陰のライジングはダークシャドウが巨大化し,のけぞらないハイパーアーマー状態で戦うが,アルティメットライジングは一定時間攻撃を受け付けない無敵状態となる。最後の1人まで追い込まれても,アルティメットライジングがあれば逆転も夢ではない。
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アルティメットライジングはかなり強力で,チーム編成と戦略に大きな影響を及ぼしそうでもある。相手のチームに常闇がいれば,アルティメットライジング狙いで常闇を温存する可能性が高い。ならばと,こちらは常闇を先に倒すために強制交代のライジングを持つ物間をチームに入れる。しかし,相手は物間に対抗できそうなキャラクターを選ぶかもしれないので,その対策をどうするか……対人戦ではこうした読み合いが熱くなりそうだ。
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本作は,ターゲットコンボ,ガード,ガード不能攻撃が3すくみの関係になっている。そこに攻撃を受けて反撃する「カウンター攻撃」,ギリギリで攻撃を防ぐ「ジャストガード」,ステップで避ける「回避」が加わった読み合いは,格闘ゲームを思わせる熱さがある。
この日は制作スタッフと対戦できたが,お互いの攻撃を読み合う戦いは実に楽しかった。知識を持つ者同士が対戦すれば,チーム編成からバトルの立ち回りまで,相当に見ごたえがあるものとなりそうだ。
また,対戦時のバランスもプレイして印象的な部分だった。初プレイの筆者と制作スタッフとの対戦であっても,一方的に倒されるようなことはなく,それなりにいい感じの試合になった。発売後は友達と一緒にプレイするのも楽しいだろう。
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初心者向けの補助機能も存在しており,「ノーマル操作モード」は,ボタンを連打しているだけで“個性”技を含めたコンボ,プルスウルトラ,さらには交代も含めた連続攻撃までをこなしてくれる。
また,ボタン連打時に「プルスウルトラは使わない」「交代はしない」というように,挙動を設定できるので,自分の苦手な部分だけサポートしてもらうということも可能だ。3Dアクションに慣れた人は「マニュアル操作モード」を選択し,すべて手動操作にするのもいいだろう。
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対戦モードのほかにソロモードも存在する。今回プレイできた「チームアップミッション」は,仮想空間で訓練するという設定で,1-Aの皆はもちろん,さまざまなキャラクターたちが登場していた。
仮想空間には街があり,デクなら「黒鞭」を建物に打ち込んでスイング,麗日は「無重力ジャンプ」でビルの上まで浮遊できるなど,それぞれの“個性”を生かして気持ちよく移動できた。街のあちこちにはNPCたちがいて,ミッションを受注できる。ある時は戦い,またある時は“個性”を使った探索で解決していくのだ。
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チームアップミッションでは,チンピラが数を頼んで襲い掛かってきたり,のけぞり無効のスーパーアーマーを持つ脳無が出現したりと,対戦とはひと味違うバトルを楽しめる。前者は細かくターゲットを切り替えて戦い,後者は攻撃の隙をしっかり見切って相手が動けないタイミングで攻撃するなど,スーパーアーマーを破壊することが重要となる。
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チーム編成から始まる駆け引き重視のバトル,強烈な“個性”技とアルティメットライジングなど,良い意味でハイカロリーな対戦を楽しめそうな本作。ヒロアカファンは発売日を楽しみに待とう。
「僕のヒーローアカデミア All's Justice」公式サイト
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- ライター:箭本進一

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