Terletski Gamesは2025年6月17日,PCゲーム「
サバキスタン:犬の国」を
2026年にSteamでリリースすると発表した。
本作は,同スタジオの創設者である
ビタリー・テルレツキー氏が手掛けた漫画
「サバキスタン」を原作とするアドベンチャーゲームだ。
犬たちが暮らす閉ざされた全体主義国家を描いており,ブラックユーモア,風刺,謎解き要素を楽しめるという。
プレイヤーは,6人のプレイアブルキャラクターの視点で,
指導者の葬儀のリハーサルにまつわる全13章のストーリーを体験することになる。
今夏から今秋にかけて,ドキュメンタリー作家のカメレオン
「アンリ・パスカル」と素朴な労働犬
「ハーモニー」の視点で展開される,2章分のストーリーを収録した
デモ版を公開予定だ。
鎖国している犬の全体主義国家、サバキスタンへようこそ。
ここでは指導者の葬儀のリハーサルが行われています。
サバキスタンは犬たちの国であり、閉ざされた全体主義的な犬の国家をブラックユーモアたっぷりに描いた物語です。「幸せで満足していなさい。さもなくば…」
2025年6月12日、東京 - インディーゲームスタジオ TERLETSKI GAMES は、完全に犬の姿をした人型生命体だけが暮らす全体主義国家を舞台にしたナラティブアドベンチャー『サバキスタン:犬の国』を発表しました。クラシックなピクセルアートのJRPGスタイルに、ブラックユーモア、風刺、そして謎解き要素が融合した本作は。偉大なる指導者 同志アイボウの葬儀リハーサルへの招待は、2026年にSteamで公開予定です。また、本作は開発者ビタリー・テルレツキー自身が原作を担当する漫画『サバキスタン』を原作としており、日本でも4巻まで出版されています。
ストーリー
サバキスタン史上初めて、国境が開かれる。
指導者である同志アイボウは、自身の葬儀の壮大なリハーサルを企画し、国民がどれだけ悲しんでくれるかを事前に確かめようとします。
式典には国外からのゲストも招かれ、その中にカメレオンのアンリ・パスカル(Henri Pascal)という著名なドキュメンタリー監督も含まれていました。プレイヤーはこのアンリの視点からゲームを開始し、取材のためにこの閉鎖国家へ足を踏み入れます。
プレイヤーは物語が進むにつれて、6人のプレイアブルキャラクターを順に操作しながら、サバキスタンの秘密を少しずつ明らかにしていきます。
全13章を通じ、各キャラクターが順番に登場し、同じ出来事を異なる視点から体験することになります。
2025年の夏から秋にかけて、アンリ・パスカルとハーモニーの2人のキャラクターによる2章分のデモ版を公開予定です。
プレイアブルキャラクター
- アンリ・パスカル:世界的に有名なドキュメンタリー作家、カメレオン
- 同志アイボウ:絶対的な国家元首であり、国民にとっての「太陽」
- 最高将軍:秘密警察の長であり、指導者の「右前足」
- オルビタ:少女の姿をした子犬。国家の運命に深く関わる存在
- タデウシュ・ヴォルチェツキ:子どものオオカミで、早すぎる覚醒を迎えた少年
- ハーモニー:サバキスタンの市民で、素朴な労働犬
主な特徴
- 風刺、ブラックユーモア、ホラー要素を含んだ重厚なストーリー
- 選択によって変化する展開と複数のエンディング
- ストーリーに組み込まれたパズルやミニゲーム
- JRPG風の要素(アイテム収集、ターン制イベントなど)
- メタ的構造や第四の壁を破る演出
- 独自のピクセルアートスタイル
- 原作コミックの作者がゲームの開発にも参加
サバキスタン入国時、アンリの持つビデオカメラは没収され、代わりにテキスト入力・ピクセル撮影・GPS追跡のみ可能な簡易端末が支給されます。プレイヤーはこの装置で収集した記録をもとに、ゲーム世界を読み解いていきます。
参考にした作品
開発者が影響を受けたゲームタイトル:
『Papers, Please』、『Disco Elysium』、『Ib』、『Inscryption』