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500年におよぶヨーロッパの歴史を描く「Europa Universalis V」の魅力が語られたプレゼンステージをレポート[TGS2025]
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本作の紹介するために登壇したのは3DCGチームコーディネーターのステファン・フォンボー・ラング氏と,コンテンツデザイナーのルジェ・クルミナス・ギレン氏。なんと2人は本作を日本語で紹介してくれた。
もともと日本語ができるようだが,プレゼンテーションに向けて相当な練習をしたはずで,その心意気が嬉しい。
ではそんな2人が伝えてくれた「Europa Universalis V」の内容を紹介しよう。
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ナンバリングがついていることからも分かる通り,本作は長大な欧州の歴史をベースにしている,グランドストラテジーゲーム「Europa Universalis」シリーズの最新作だ。最初のタイトルである「Europa Universalis」は2000年にリリースされている。
「欧州の歴史をベースに」と書いたのは,欧州が拡張路線をとっていた時代を描いているためだ。舞台は世界であり,欧州がどのようにして拡張していったのか,またそれに対して世界はどう対応したのかがメインとなる。
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「Europa Universalis V」では,1337年から1837年の500年間が描かれる。その長大な歴史の中で,プレイヤーには歴史的な出来事に遭遇するが,それをどうするかを選択できるのが特徴だ。
また,経済,戦争,外交が重要な要素となっており,それらをうまくコントロールしながら国家の興亡をかけて導いていくことになる。
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世界は細かな地域に分かれており,その数は約3万。国家も約2000ほど存在し,当時登場した小国もほぼ網羅している。また,文化的背景も約2000ほど存在するほか,宗教ですら約300ほど登場するという。
ここでいう文化を分かりやすく説明すると,同じ日本でも東北や関東で少し違うというようなイメージだ。それが世界規模で細かく描かれている。
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国家を運営するゲームのため,かなり細かく管理できるようになっている。政府をどう改革するか,法律をどう制定するか,階級制度や特権階級を設定するのか,外交はどうするのか。また,各地域にある特産品,市場を介した貿易,予算をどうやって確保するかと頭を悩ませることが多くなるという。
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欧州の拡張をテーマにしているので,戦争も重要な要素だ。直接的な戦闘はもちろん,兵站の管理,要塞の建設など,戦争に勝利するため,あるいは負けないために,さまざまな行動をとれる。
歴史上の有名な人物も登場し,その血脈をつなぐ王朝を築き上げることもできるという。
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大国を選んで世界制覇を目指してもいいし,弱小国でいかに生き残るのかを目指してもいい。そんなゲームが「Europa Universalis」シリーズだ。覇権国家は覇権国家の,弱小国は弱小国の悩みがあり,それを解決する楽しさがあるゲームシリーズだ。最新作はかなり進化しているようなので,発売を楽しみに待ちたい。
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