ついにサービス開始！　「シヴィライゼーション: 時代と盟友」に登場する選ばれし英傑107人のプロフィールを一挙紹介。世界史にも詳しくなれる!?【PR】

　スマートフォン向けストラテジーゲーム「シヴィライゼーション: 時代と盟友」（iOS / Android）のサービスが2025年6月19日に開始された。本作はプレイヤーが文明を率いて，太古から青銅時代，鉄器時代，中世，産業時代……と時の流れと共に進歩させていき，ほかのプレイヤーと同盟を組んで，世界中央の最高文明都市「バビロン」を目指すゲームだ。



　「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」シリーズの伝統を受け継ぎつつも独自の要素を加えた本作では，「英傑」が大きな魅力となっている。将軍や英雄，政治家など，歴史の枠を超えた古今東西の豪華メンバーが揃っており，戦闘で経験を積んで強くなり，攻撃や防御，妨害に回復など，さまざまなスキルを習得する。彼らを仲間にして強力な軍隊を編成し，共に戦えるのだから心が躍る。


　せっかく仲間にするのであれば，その業績や人となりも知っておきたい。そこで本稿では，シーズン1に登場する高レアリティ（★5と★4）の英傑107人のプロフィールを紹介しよう。歴史に詳しい読者ならニヤリとでき，そうでない読者も「人」をキーワードとして俯瞰することで新たな発見ができるはずだ。

「シヴィライゼーション: 時代と盟友」英傑107人のプロフィール

★5の英傑

• カエサル
• 始皇帝
• ジャンヌ・ダルク
• サラディン
• クレオパトラ
• マルクス・アントニウス
• アレクサンドロス大王
• 白起
• 蒙恬
• 孫武
• シャルルマーニュ
• リチャード1世
• ウィリアム・ウォレス
• ビスマルク
• ジョージ・ワシントン
• 織田信長
• ソンドク女王
• 李舜臣
• レピドゥス
• ヴィクトリア女王
• ペリクレス
• ギルガメシュ
• ムーラン
• 宮本武蔵
• エル・シッド
• フリードリヒ1世
• アーサー・ウェルズリー
• ナサニエル・グリーン
• 世宗大王
• ハンニバル・バルカ
• ダビデ王
• トミュリス
• ディードー女王
• ラムセス
• 明智光秀
• ブーディカ
• クペ
• スパルタクス
• レオニダス
• カール・マルテル
• 武田信玄
• マリア・テレジア
• カジミエシュ
• ハーラル
• 豊臣秀吉
• 源義経
• 階伯
• チャングム
• トトメス3世
• シャカ
• ンジンガ・ムバンデ
• 西施
• アリエノール
• クトゥーゾフ
• モンテスマ
• マンサ・ムーサ

★4の英傑

• ピュロス
• ソロモン王
• ポンペイウス
• クラッスス
• 公輸盤
• リュサンドロス
• ファビウス
• シャープール1世
• アクエンアテン
• スキピオ
• 大カトー
• プトレマイオス
• 蘇秦
• 王翦
• 項燕
• 廉頗
• アルキメデス
• ドレイク
• ピョートル大帝
• ジョゼフィーヌ皇后
• ヤドヴィガ
• 墨子
• ウィリアム・マーシャル
• ローランド
• レオーン3世
• タマル
• ピピン
• ブリュッヒャー
• ゲオルク・フォン・フルンツベルク
• ハインリヒ獅子公
• ホレイショ・ゲイツ
• リチャード・モントゴメリー
• ダニエル・モーガン
• お市
• 静御前
• ギターチャ
• 本多忠勝
• 柴田勝家
• 聖徳太子
• 小野妹子
• 滝川一益
• 文武王
• 金庾信
• 武烈王
• 拓俊京
• 姜邯賛
• 論介
• ネフェルティティ
• ラウタロ
• パチャクティ
• ツタンカーメン

カエサル

　ローマの将軍にして政治家。最高神祇官まで務めたほか，作家としての顔も持つ多才な人物だった。倒した敵に寛大なことでも知られる。スキル「無冠の帝王」は癒し効果を持ち，緊急時にも兵力が回復する。

始皇帝

　中国史上初めての統一を果たした人物で，文字通り，「皇帝」という称号は彼から始まった。単位や筆記，道路網などを整え，領土の発展に尽くしたことでも知られる。万里の長城も彼が築かせたもの。

ジャンヌ・ダルク

　農家の娘であったが，“神の声”を聞いてイングランドとの百年戦争に参加し，劣勢だったフランスを勝利に導いた。その後異端審問にかけられて処刑されたが，今もフランスの英傑として愛される。

サラディン

　聖地エルサレムを十字軍から奪還した，初のスルタン（王）。身代金を払えない敵も解放し，病床の敵に見舞いを贈るといった高潔な振る舞いは，敵であるヨーロッパでも称えられたという。

クレオパトラ

　優れた政治的手腕とともに，その美貌が今なお語り継がれるエジプトの女王。一度は国を追われるが，カエサルやアントニウスといったローマ英傑たちと結んでエジプトを繁栄させようとした。

マルクス・アントニウス

　カエサルの死後，オクタヴィアヌスと第二回三頭政治の一角をなした。クレオパトラと結んだことでオクタヴィアヌスと敵対し，敗戦後はクレオパトラ自決の誤報を受け自害した。

アレクサンドロス大王

　ギリシャからパンジャブまでの広大な地域を攻め取って，大帝国を樹立した。戦いでは創造的な戦術と騎兵の活用で一度も負けることがなく，最も偉大な将軍の1人とされることもある。

白起

　秦の武将として韓，魏，趙，楚と戦い，目覚ましい戦果を挙げるが，その有能さゆえに味方から危険視され，ついには王から死を命じられることとなった。道教では凶兆からの守り神とされている。

蒙恬

　始皇帝の覇業を助けたが，皇帝崩御後は趙高に陥れられ，自害を命じられた。万里の長城建設にも関わっており，ゲームでは防御力UP＋敵英傑を沈黙状態にする「長城の守り手」のスキルを持つ。

孫武

　その知恵が「孫子の兵法」として今も親しまれる偉大な哲学者である。戦わずして勝つ情報戦を重視し，楚との戦いでは20万の敵兵を策略で翻弄し，わずか3万の兵で打ち破ったという。イラストでは，武田信玄の旗印にもなった「風林火山」の一節が確認できる。

シャルルマーニュ

　「カール大帝」の名でも知られる。幾多の遠征で西ヨーロッパを統一し，行政や司法，教育にも力を入れ，ローマ皇帝となった。没後は列聖され，「ヨーロッパの父」と称されることも。

リチャード1世

　サラディンからも称えられた勇猛な「獅子心王」。第3回十字軍を興し，聖地奪還こそ叶わなかったが，十字軍国家エルサレム王国を築いた。王国ではさまざまな文化が交流したという。

ウィリアム・ウォレス

　エドワード1世の圧政に対し，身長ほどある大剣を振るって祖国独立のために戦った。スコットランド守護官となるも裏切られて処刑されたが，その死が国民を奮い立たせたという。映画「ブレイブハート」の主人公としても知られている。

ビスマルク

　19世紀のドイツの政治家で，軍備拡張の「鉄血政策」を取り「鉄血宰相」の異名を持つ。ドイツを統一し，優れた外交手腕でヨーロッパもまとめる。ゲームでのスキル「鉄の意志」は，コンボスキルの発動率と威力UPの効果がある。

ジョージ・ワシントン

　アメリカ初代大統領で，「正直は常に最善の策である」という名言でも知られる。当初は俸給を断ったうえ，再選は2度までという慣習を作った。独立戦争では司令官を務め，合衆国憲法の制定にも関わっている。

織田信長

　銃の活用や規制緩和の楽市・楽座など，革新的手腕で天下統一を目前にするも，明智光秀の裏切りに倒れる。第六天魔王を自称し，比叡山を焼き討ちするなど苛烈な側面も。

ソンドク女王

　新羅初の女王。唐と結び高句麗，百済と戦った。困窮した者を救うなど，国内安定に努めた。神秘的な力を持っていて，池に集まる蛙を見て遠方に潜む賊の存在を知ったという逸話が伝わる。

李舜臣

　朝鮮の水軍大将で，「救国の英雄」と呼ばれる。装甲された「亀甲船」を開発して日本の軍勢を打ち破った。一度は兵卒に降格されるも再び水軍を指揮，戦いの中で銃弾に倒れた。

レピドゥス

　カエサルの副官的な存在で，彼が暗殺された後はアントニウス，オクタヴィアヌスと第二回三頭政治を形成。オクタヴィアヌスの排除に失敗するも，大神祇官の地位を保った。

ヴィクトリア女王

　18歳で女王となり，63年という長期の治世下でイギリスは大いに発展，その文化は「ヴィクトリア朝」と呼ばれる。血縁政策から「ヨーロッパの祖母」と称されることもある。

ペリクレス

　古代アテネの政治家。政治を人々に解放し，役人の抽選制など民主主義で国を安定させ「ペリクレス時代」と称えられた。「少数の独占を廃し，多数の公平を守る」という演説は今も語り継がれる。

ギルガメシュ

　メソポタミア神話の「ギルガメシュ叙事詩」で知られる，古代の英雄王。女神と王の息子とされ，優れているゆえに暴君であったが，互角の力を持つエンキドゥを親友に得て善政を敷いたという伝承がある。

ムーラン

　中国で伝説的に語られる男装の女戦士。老いた父の代わりに軍に参加したが，その勇猛さから，長らく女性であることを気付かれなかったという。映画や小説，演劇など，さまざまな創作の題材ともなっている。

宮本武蔵

　日本の最強談義に必ず名が上がる剣豪で，多くの敵を倒した「一乗寺下り松の決闘」，櫂で戦った「巌流島の戦い」が有名。後年著した兵法書「五輪書」は現代でも広く親しまれている。

エル・シッド

　キリスト教徒が領土を取り返す「レコンキスタ」で活躍した貴族で，民から慕われるも，王に追放された。彼が治めたバレンシアはキリスト教とイスラム教が融合する土地となった。

フリードリヒ1世

　神聖ローマ皇帝であり，復権のため教皇と対立した。繰り返しイタリアに遠征したことでも知られる。第3回十字軍ではイスラム側を恐れさせたが，溺死という最期を遂げた。イラストは“赤髭王”の呼び名に合わせたものだろうか。

アーサー・ウェルズリー

　かのナポレオンを打ち破った「鉄の公爵」。守りの戦いに優れたとされ，ワーテルローの戦いでは経験不足の兵も少なくなかったが苦闘の末に勝利し，イギリスの首相も2度務めた。

ナサニエル・グリーン

　ジョージ・ワシントンに信頼された将軍。アメリカ独立戦争では不利な南部戦線の指揮を執り，イギリス軍を消耗させた。また，危地に陥った味方を無事撤退させたことでも知られる。

世宗大王

　李氏朝鮮の第4代国王で，権力階級から大きな反発を受けつつもハングル文字を制定したことで知られる。優秀な人材を身分に関わらず登用し，天体観測器や日時計を発明させた。朝鮮王朝では一番の名君とされる。

ハンニバル・バルカ

　イラストでも描かれている通り，戦象を率いてローマ帝国に進軍した「ハンニバルのアルプス越え」で有名。優れた戦術でローマを苦しめ，補給線を絶たれても現地の部族から支援を受けて戦い続けるなど，今なお名将の呼び声が高い。

ダビデ王

　旧約聖書で，エルサレムを作ってイスラエル王国を統治したとされる。巨人ゴリアテに投石器と5つの石で挑み，主の加護を信じてこれを打ち倒した「ダビデ」とは，この人。イラストのポーズは，ミケランジェロの彫刻「ダビデ像」に寄せているのかも。

トミュリス

　未亡人女王で，アケメネス朝キュロスに求婚されるも，策略であることを看破した。続く戦に勝利するも，息子は敵の策にはまって自決してしまう。その後キュロスを倒し，首を血に満たした革袋に投げ込んで復讐を遂げたという。

ディードー女王

　カルタゴを建国した伝説の女王。兄に命を狙われて逃げ延び，避難所として牛の皮で覆えるだけの土地を提供されることとなった彼女は，皮を細かく刻んで広い場所を得たという。

ラムセス

　在位67年，エジプトで最も偉大な王と称えられる。ヒッタイトと戦うも決着が付かず，世界初の和平条約を結んだ。さまざまな大事業を成し遂げ，中でもアブ・シンベル神殿は有名である。

明智光秀

　織田信長の家臣として重用されるも，本能寺の変で彼を裏切った。動機は怨恨や方向性の違い，室町幕府再興など諸説入り乱れている。ゲームでのスキルは，敵軍のもっとも知力が低い英傑に知力ダメージを与えるというもの。

ブーディカ

　ケルトの女王で，ローマ帝国に裏切られたことから周辺部族と反乱を起こす。その勢いは凄まじかったが鎮圧されてしまい，彼女は自決したとも病で没したとも伝えられる。赤い髪と鋭い眼光を持っていたという伝承通りのイラストが印象的だ。

クペ

　漁を邪魔する巨大なタコを追い出すために航海を続けるうち，ニュージーランドを見つけてマオリ文明を興したという，伝説的な航海者。現地では今も砦の跡が残り，戦の様が歓迎の儀式として伝わる。

スパルタクス

　奴隷剣闘士だったが反乱を起こし，ローマ帝国に立ち向かった。厳しい規律で反乱軍を統率するも敗れ去ったが，権力にあらがう者として，その生きざまは無数の創作に取り上げられた。

レオニダス

　スパルタの王で，地形とファランクス（槍を持った重装歩兵による密集陣形）を駆使しペルシアの大軍を防いだ。味方が撤退する中，自身は精鋭300人と残り，死ぬまで抗戦したエピソードは，映画などでも知られている。

カール・マルテル

　フランク王国の宮宰。イスラム勢力を「トゥール・ポワティエ間の戦い」で押しとどめた。その後もキリスト教圏を守るために戦い「マルテル（鉄槌）」の異名で呼ばれており，イラストでも鉄槌を手にしている。

武田信玄

　戦の心得「風林火山」を旗印に，無敵の武田騎馬隊を率いた。信長を恐れさせ，家康を苦しめるほどの戦上手で知られており，ゲームでのスキルも，敵軍の英傑1人から攻撃と知力を吸収するという，相手にはしたくないものとなっている。

マリア・テレジア

　「オーストリア継承戦争」「七年戦争」を戦い，不利の中で耐え抜いた。その後義務教育や兵士の生活安定に尽力し，オーストリアを発展させた。マリー・アントワネットの母としても知られる。

カジミエシュ

　アメリカ独立戦争でワシントンを救った軍人で，「アメリカ騎兵の父」と呼ばれる。彼のプワスキ騎兵団は訓練の厳しさと精強さで知られ，財政難の際は私財を投げうってこれを守ったという。

ハーラル

　「青歯王」の呼び名でも知られるデンマークの王。ノルウェーとの無血統合を成し遂げたことから，通信規格「ブルートゥース」にその名が残る。呼び名は青色の服を身につけていたからという説もあり，イラストも青のマントが印象的だ。

豊臣秀吉

　農民出身だが信長に重用され，彼を裏切った明智光秀を討って躍進，天下を統一した。その容姿から「猿」「禿げ鼠」とあだ名されていたというが，人を惹きつける魅力があったようだ。惣無事令や刀狩など，戦の世を終わらせる政策でも知られる。

源義経

　源氏再興のため，源頼朝ととも平家と戦った。大功を上げるも頼朝には疎まれ，岩手へ逃れた後に自刃という最期を遂げる。その悲運が同情を集めて無数の劇や物語が作られ，「判官びいき」の語源となった。

階伯

　新羅と唐の連合軍から百済を守るため戦った将軍。戦にあたり，少数で大軍に勝った故事を語って味方を勇気づけた。最終的には敗れたが「百済の三忠臣」と称えられている。

チャングム

　16世紀の王宮医師で，有名なドラマでは母の無念を晴らすため宮廷料理人となり，後に王の主治医として活躍したとされる。ゲームでのスキルも，味方を回復する「王医の仁心」だ。

トトメス3世

　古代エジプトのファラオで，戦では負けることなく，エジプトの版図を大きく広げたほか，50以上の神殿を作った。征服した地域から高貴な子弟を人質に取り，これを教育したことでも知られている。

シャカ

　仏教の開祖……ではなく，ズールー族の王。年齢で分けられた部隊，大型の盾や集中撃破などの戦術を導入，倒した敵を同化して勢力を増した。恐怖政治を行って暗殺されたが，ズールー族は後に近代的な英国軍を破った。

ンジンガ・ムバンデ

　アンゴラの英雄で，優れた政治手腕を持ち，コンゴに進出したポルトガルと戦い続けた。交渉の際も，臣従を要求するポルトガルに対して高貴に振る舞って抗したという。

西施

　「中国四大美女」の一人。越の王・勾践から呉の王・夫差に献上されたが，これは勾践の策略で，夫差は西施に溺れて国政をおろそかにし，越に滅ぼされてしまった。ゲームでも，敵の男性英傑を弱体化させる能力を持っている。

アリエノール

　ルイ7世と結婚してフランス王妃となるも離婚，その後にヘンリー2世と再婚しイングランド王妃となった。吟遊詩人や文化人の力で宮廷文化を洗練させ，騎士が貴婦人に忠誠を捧げる文化を流行させた。

クトゥーゾフ

　ナポレオンと戦ったロシアの戦略家。モスクワを焦土化して明け渡し，ナポレオンが占領したところを包囲して補給を断ち，退却へ追い込んだ。ロシアでは英雄とされ，彼の名を冠した勲章も存在している。

モンテスマ

　アステカ帝国の皇帝。次々に領土を拡大して最盛期を築いたが，スペインとの外交はうまくいかず，最終的には囚われの身となり，命を落とした。当時は貴重だったチョコレートを好んでおり，チョコレートはここから世界に広まっていったという。

マンサ・ムーサ

　マリ帝国9代目の王で，現在の価値にすると約4000億ドル（約58兆円）という膨大な資産を保有していたことで知られる。メッカ巡礼の際に立ち寄ったエジプトでは，彼の贈り物や消費活動によって同地の経済が混乱したという。

ピュロス

　古代ギリシャの王。戦象を率いてローマ軍に連勝を重ねるも，最終的には体勢を立て直したローマ軍に敗れてしまう。あまりに損害が多い勝利を指す「ピュロスの勝利」という言葉にもその名を残している。

ソロモン王

　多くの悪魔を使役した伝説があるほどに知恵深き王。盛んな交易や官僚制度で国を栄えさせたが，ヤハウェ神殿の建築などで民衆に多大な負担をかけ，死後に王国は分裂した。ゲームでも，通常攻撃後に知力に基づくダメージを与えるスキルを持っている。

ポンペイウス

　ローマの版図を大きく広げ，カエサル，クラッススと第一回三頭政治を形成した。カエサルに敗れ，エジプトで再起を図るも暗殺されが，その死をカエサルは涙して悼んだという。

クラッスス

　スッラの部下として活躍した後，政治に携わり蓄財に励む。スパルタクスの反乱を鎮圧するなど功績を上げ，後に第一回三頭政治を形成。パルティアを征服しようとするも敗れた。

公輸盤

　“職人”といった感じのイラストが印象的な公輸盤は，紀元前の中国・魯の工匠。小さいものはノコギリやキリ，大きいものは攻城兵器の雲梯，さらには3日間飛び続ける木鳶といった発明をしたという。雲梯で宋を攻めようとし，墨子に諫められている。

リュサンドロス

　スパルタの提督。彼がペロポネソス戦争でアテナイ艦隊を撃破した後，スパルタはアテナイを包囲し，翌年の無条件降伏へとつながった。その後もスパルタのために尽力したが，ハリアルトスの戦いで戦死している。

ファビウス

　共和制ローマの政治家で，ハンニバルを苦しめた男。正面から戦わずに自国領土の焦土化などで消耗戦を強いた。ゲームでのスキルも，自身の兵力が減るに従って敵英傑への与ダメージが増えるものとなっている。

シャープール1世

　ササン朝の王として，クシャーナ朝やローマ帝国に連勝し領土を拡大，皇帝ウァレリアヌスを捕虜とした。文化に関心を示し，ゾロアスター教を国教とし多数の神殿を建立した名君とされる。

アクエンアテン

　古代エジプトのファラオで，多神教崇拝を改め，アテンを唯一の神と崇めた。従来の神を退けるも，死後に自身が異端の王として排斥されたが，その影響はエジプトの芸術に残る。

スキピオ

　世界史では同じ名字の人物を「大」「小」で区別するが，それに倣うと，こちらは小スキピオ。第三次ポエニ戦争で活躍，カルタゴを陥落させた際にはその滅びを悲しんで涙したという。ヌマンティア戦争に勝った後，護民官となるも，謎の死を遂げている。

大カトー

　共和制ローマの政務官で，質素な暮らしと勤勉さで見いだされた。ヒスパニアとの戦いでは自ら退路を断ち，敵陣に飛び込んだ。復興するカルタゴを危険視，演説では必ず「カルタゴ滅ぶべし」と叫んだという。

プトレマイオス

　アレクサンドロス大王の後継者の一人で，エジプトの王。キプロス，シリアなど広い地域を支配し，首都アレクサンドリアに図書館や大灯台を建築，文化にも影響を与えた。

蘇秦

　刻苦勉励して身に付けた巧みな弁舌で諸国を説得し，秦に対する合従連衡を成立させ，連合する6か国の宰相を兼任した。「鶏口となるも牛後となることなかれ」は蘇秦の言葉である。ゲームでも，自軍全体の被ダメージを減少させるスキルを持っている。

王翦

　「戦国四大名将」の一人。さまざまな戦果を挙げて秦による中国統一を助ける。楚との戦いでは，恩賞に夢中なふりをして，疑り深い王・趙政（のちの始皇帝）から身を守った。

項燕

　楚の将軍で，秦の軍勢を何度も破った。楚は滅び中国は秦に統一されたが，項燕は英雄として崇められ，秦滅亡のきっかけとなった陳勝・呉広の乱では首謀者が「項燕」を名乗った。

廉頗

「戦国四大名将」の一人。「刎頸の友」の故事で有名。長平の戦いで防衛策を採るが秦の謀略で失脚。秦の脅威に晒された趙は彼を復帰させようとするが，味方の謀略で叶わなかった。

アルキメデス

　古代ギリシャの哲学者にして科学者。浮力で体積を図る方法を思いつき，喜びで裸のまま街路を走った逸話で知られる。てこの原理を応用した投石機や起重機でローマ軍からシラキュースを守ったことにちなんでか，ゲームでのスキルは攻城兵種の展開時間が短縮される効果を持つ。

ドレイク

　私掠船の船長だったが，マゼランに続いて2度目となる世界一周航海を行い，別ルートであるドレーク海峡を発見。後にイギリス艦隊副司令官となってスペインと戦った。

ピョートル大帝

　ロシア皇帝。ロシア海軍を創設，身分を隠して使節団に加わり，造船所で働いて技術を習得した逸話が知られる。バルト海の覇権をめぐってスウェーデンと戦ったほか，さまざまな改革でロシアの近代化を進めた。

ジョゼフィーヌ皇后

　ナポレオンの妻で，熱烈に愛されるも彼を軽く見ており，後に態度を改めるも，ナポレオンとはすれ違うことになったという。芸術やバラを愛し，国民や兵士からも人気があった。

ヤドヴィガ

　ポーランド初の女王。リトアニア大公と結婚して両国を強く結びつけた。学校や病院を建設したほか，芸術家のパトロンにもなって，人々に愛されたという。25歳で亡くなったが，1997年に列聖された。

墨子

　春秋戦国時代の哲学者で，博愛主義や侵攻否定，身分によらない登用など「十論」を説いた。一方で，守りの戦いは否定せず，その著作は防衛戦に大きな影響を及ぼすこととなった。

ウィリアム・マーシャル

　放浪の騎士として名を上げ，十字軍に参加し，さらにはイングランドの摂政にもなった。ヘンリー2世など5人の王へ忠実に仕え，寛容と節制で騎士の鑑と称えられている。

ローランド

　史実ではほとんど記録が残っていない人物だが，シャルルマーニュ（カール大帝）に仕えた聖騎士の1人として，聖剣デュランダルと角笛オリファンを携えていたという伝説で知られる。イスラム帝国と戦った彼を称える「ローランの歌」が特に有名。

レオーン3世

　東ローマの皇帝。首都コンスタンティノポリスがウマイヤ朝アラブの軍勢に包囲されるも，敵の補給線を攻撃するなど奮戦してこれを撃退し，イスラム教徒の進出を大きく遅らせた。

タマル

　ジョージアの女王だが，王位継承に際しては女性であることを理由に，多方面からの反対を受けた。即位後は精鋭軍を率い近隣の国と戦って領地を大きく広げたほか，文化と芸術を保護するなどして，彼女の治世は黄金時代と呼ばれている。

ピピン

　メロヴィング朝を廃し，カロリング朝を開いたフランク王国の国王。戦争で獲得した領地を教会に献上した「ピピンの寄進」によってローマ教皇との結びつきを強めた。シャルルマーニュ（カール大帝）の父でもある。

ブリュッヒャー

　プロイセンの「前進元帥」。一度は捕虜になるも復帰し，諸国民解放戦争では総司令官に。2つしかない大鉄十字星章を与えられ，ワーテルローの戦いではナポレオンを破った。

ゲオルク・フォン・フルンツベルク

　ランツクネヒト（ドイツ傭兵師団）を創設した軍人。パヴィアの戦いではフランソワ1世を捕虜にして名を上げた。彼のランツクネヒトは略奪を禁じられ，強力に統率されていたという。

ハインリヒ獅子公

　中世ドイツの貴族。スラブ部族の居留地を占領したほか，ミュンヘンやブラウンシュヴァイクといった都市を興した。フリードリヒ1世からの支援要請を拒否して対立したが，後に和解している。

ホレイショ・ゲイツ

　アメリカ独立戦争で活躍した将校で，軍を組織化し，サラトガの戦いではイギリス軍に勝利した。上官のワシントンに代わって総司令官になることを目論むが失敗。後にキャムデンの戦いで敗れた。

リチャード・モントゴメリー

　アメリカ独立戦争時の大陸軍少将。上司のフィリップ・スカイラーが体調不良のためカナダ侵攻作戦の指揮を引き受け，セントジョンズ砦とモントリオールで勝利するが，ケベックで戦死した。

ダニエル・モーガン

　ほとんど教育を受けられない少年時代を過ごした後，アメリカ独立戦争で活躍し，カウペンスの戦いでは准将として敵の突撃を誘う計略で大勝利を収めた。後に下院議員に選出されている。

お市

　信長の妹で「戦国一の美女」として知られる。浅井長政の継室となるも，長政の裏切りによって織田家に戻り，その後柴田勝家の正室となったが，勝家が羽柴秀吉（豊臣秀吉）の戦いに敗れ，お市も自害。娘たちも豊臣や徳川に嫁ぎ，夫の戦いに翻弄されることとなった。

静御前

　義経の妾となった白拍子で，頼朝に疎まれた義経が奥州へと落ち延びる際に捕らえられた。頼朝から請われて舞を披露しながら義経を思う歌を詠み，頼朝をいらだたせたという。ゲームでのスキルも「献舞」で，敵の英傑2人の能力を下げる効果がある。

ギターチャ

　トリブワナの名でも知られるマジャパヒト王国の三代目国王で，二代目国王が暗殺されたことで王位に就いた。自ら先頭に立って戦い，反乱を収めたとされる。彼女が宰相としたガジャ・マダがバリ島を征服するなど国土を広げた。

本多忠勝

　「徳川四天王」の一人で，家康に長く仕えて無数の戦いに参加するも，一つの傷も負わなかったという。忠勇の士として信長や秀吉にも称賛され，愛槍の「蜻蛉切」は「天下三名槍」に数えられる。

柴田勝家

　信長の重臣。桶狭間の戦いや犬山城攻略などで功を成し，勇猛さから「鬼柴田」と謳われる。信長没後の清須会議では秀吉と対立し，賤ヶ岳の戦いで敗れ，お市とともに自害した。

聖徳太子

　推古天皇の摂政。仏教を広め，冠位十二階や十七条憲法で中央集権体制を作り，隋に使者を派遣するなど，日本に数々の変革をもたらした。10人の話を同時に聞くなど聡明さを称える伝説が多数存在する。

小野妹子

　聖徳太子の命で隋へ派遣され，「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す」という，両国を対等とする意図があるという書簡を煬帝に渡して激怒させたエピソードで知られる。煬帝からの返書を失ったが，これは日本を下に見る内容であったためとの説もある。

滝川一益

　織田信長に仕えた武将で，イラストでも描かれているように，長篠の戦いでは鉄砲隊を指揮して武田騎馬隊を破った。信長と松平元康の清洲同盟の成立に尽力し，蟹江城を乗っ取るなど調略にも優れる。信長没後は秀吉と対立した。

文武王

　父・武烈王が百済を倒した後に即位した新羅の王。高句麗を滅ぼし，唐の勢力を放逐し，朝鮮半島を統一した。身分制度を再編して元・百済と高句麗の民を取り立て，国内の安定に努めている。

金庾信

　文武王の叔父で，「興武王」と称えられた。新羅が百済と高句麗を滅ぼすうえで大功があり，文武王はこれを賞するために最上位の「大角干」を上回る「太大角干」の位を作って報いている。

武烈王

　新羅の王で文武王の父。高句麗と百済が入り乱れる三国時代に半島統一への足掛かりを築いた。唐の制度を採用して国内の体勢を整え，唐と連合して百済を滅ぼしたが，病に没した。

拓俊京

　高麗の将軍。女真族を排除して東北九城を築くのに功があった。王位を狙う宰相かつ執権の李資謙と協力関係にあったが，彼が反乱を起こした際はこれを鎮圧している。

姜邯賛

　高麗の名将で，燎の軍勢に立ち向かった国民的英雄として知られる。高麗の王には燎に屈せず立ち向かうよう説得し，燎の再侵攻に対しては水攻めで対抗して，亀州の戦いでこれを打ち破った。

論介

　「義の妓生」として知られる李氏朝鮮時代の女性。日本の侵攻により主人である崔慶曾が没すると，敵を討つため妓生（芸妓）となり，日本の武将を崖に誘い込み，ともに川へと身を投げた。

ネフェルティティ

　アクエンアテンの妻で，名は「美しい人が来た」の意。ともにアテン信仰による改革を進め，芸術にも大きな影響を与えた。アクエンアテンの没後は異端として記録が破壊された。

ラウタロ

　チリの植民地化を進めるスペインに立ち向かったマプチェ族の司令官。捕虜となった際，敵の弱点を学び取ってスペイン総督ペドロ・デ・バルディビアを倒すも，密告による奇襲に倒れた。

パチャクティ

　クスコを発展させインカ帝国とした皇帝。侵略された際，父である王と王位継承者の兄が逃げ出す中，自身は留まって敵を撃退したという。国内体制の整備と同時に積極的な戦争を行った。

ツタンカーメン

　幼くして即位したエジプトのファラオで，16〜19歳で没したとされる。アクエンアテンの子ではあるが，父が進めたアテン信仰を多神教に戻すなどした。ミイラの分析から事故死や暗殺などの説が唱えられている。

※画面は開発中のものです

【情報】
タイトル：シヴィライゼーション: 時代と盟友
ジャンル：ストラテジー
言語：日本語（多言語あり）
対応端末：【iOS】iOS 13.0以上 / 対応端末：iPhone 6s以降　【Android】Android 5.0以上 / 対応端末：RAM 2GB以上
料金：基本無料（課金コンテンツ有り）
権利表記：(c)2025 TAKE-TWO INTERACTIVE SOFTWARE INC and its subsidiaries. 2K, the 2K logo, and Take-Two Interactive Software are all trademarks and/or registered trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. All Rights Reserved.

公式X：https://x.com/CivErasAlliesJP
公式サイト：https://eras-and-allies-civilization.2k.com/ja-jp
公式Discord：https://discord.gg/ncg78FzQbR

「シヴィライゼーション: 時代と盟友」ダウンロードページ

「シヴィライゼーション: 時代と盟友」ダウンロードページ

「シヴィライゼーション: 時代と盟友」公式サイト