パッケージ
オバケイドロ2公式サイトへ
レビューを書く
準備中
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名

LINEで4Gamerアカウントを登録
「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2025/09/26 19:15

プレイレポート

「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 2025年9月25日に幕張メッセで開幕した「東京ゲームショウ2025」。その会場にてプレイアブル出展されていた「オバケイドロ2」のインプレッションをお届けする。今回のバージョンでは,新キャラクターとしてタヌキが登場。学校の怪談を彷彿とさせる雰囲気の中,シリーズの醍醐味であるケイドロを楽しめた。

画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

「東京ゲームショウ2025」ハピネットブース,「オバケイドロ2」コーナーの様子
画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 「オバケイドロ2」は,ニンゲンとオバケがケイドロをする「非対称型対戦おにごっこゲーム」の最新作だ。非対称型対戦ゲームには過激な描写をするものもあるが,本作はニンゲンもオバケもとにかく可愛らしく,CEROレーティングも全年齢対象の「A」なので年齢を問わず安心してプレイできる。

 前作の西洋的な雰囲気から一変し,今回の舞台は「ニッポン」。木造校舎風のフィールドを,トイレと一緒に浮遊する「花子さん」が闊歩し,学帽をかぶった「九郎」やパーカー姿の「はじめ」,そして頭に葉っぱを乗せたタヌキの男の子といったキャラクターたちが逃げ回る,学校の怪談のようなムードが特徴となっている。

画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 ケイドロの時間は3分だ。ニンゲン側はオバケに捕まることなく逃げ切ること,オバケ側はニンゲンを全員捕まえることが目的となる。
 出展バージョンのフィールドである「デル〜ゾ学校」は薄暗い夜の学校であり,身近な環境だけに不気味さが身に迫ってくる。上の階にジャンプできるハシゴや,教室の壁の上を歩けるといったギミックも豊富だ。中庭にはオバケに協力する妖怪たちもおり,実際の夜の学校よりは寂しくないかもしれない。

画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 ニンゲン側は分散して逃げるのが有利だが,本作では仲間とまとまって行動することにも意味がある。新システム「呼びかけ」により,さまざまな連携技が使えるからだ。
 Aボタン長押しで仲間を呼び,相手が応えると肩車で高速移動する「キズナ合体」や,大ジャンプで亀裂を飛び越える「ふたり飛び」,仲間を遠くへ投げて逃がす「ひとり投げ」などが使用可能になる。

画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 いずれもオバケから逃げ切るのに便利なテクニックで,仲間が呼びかけに応えてくれるとそれだけで嬉しくなってくる。もちろん前作同様に「ランタン」も使え,1回だけオバケの目をくらませられる。ろうやに捕まった仲間を助けるなど,ここぞというときに光らせよう。

 それでも捕まってしまうときはあるが,ろうやの中でも「おうえん」「座る」など,捕まったとき専用のエモートで遊べるので退屈することはない。
 新キャラであるタヌキの専用エモートは「へんしん」だ。頭に乗せた葉っぱを使って何やら変身しようとするのだが,結局失敗してしまう辺りが可愛らしい。

画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 そしてオバケ側は,Xボタンの長押しで巨大化しスピードも上がる切り札「スーパーキャッチ」を使用可能だ。2人同時に捕獲できるため,上手く使えば一発逆転も夢ではない。仲間を助けに来た際や,ニンゲンの連携技を狙う時など,相手がまとまっている瞬間を狙うのが効果的だ。

 とはいえ,闇雲に能力を振り回すだけでは勝てないのは通常時と同じで,好機を待つ観察眼も重要だろう。オバケの「花子さん」は,捕まえた相手をスマホで撮影するなど,どこか俗っぽくて憎めない。あくまでケイドロの範疇で,可愛らしさにほんの少しの怪談ムードが混じった不思議な雰囲気で遊べるのが本作の魅力なのだ。

画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]
画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 本作を開発するフリースタイルのゲーム事業部ディレクター宮南省吾氏によれば,シリーズのキャラクターたちは子供たちが描きやすいようなシルエットを重視したデザインになっているという。今後登場するオバケたちも日本の妖怪や怪談がテーマとなっており,日本人であればひと目で分かるような有名オバケであるとのことだ。
 前作は「Obakeidoro!」として海外でも配信されているが,今回日本がモチーフになったのは,和のデザインの良さを海外に届けていきたいという思いもあるのだという。

画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 新要素の「呼びかけ」は,前作における「ニンゲン側の連携を促したい」という課題への解答だそうだ。例えば「デル〜ゾ学校」では,エントランス上から「ひとり投げ」で仲間をろうや付近に送り込むなど,マップ研究を生かした戦略も可能だという。ただ,シンプルさが魅力のシリーズだけに新要素の追加には葛藤もあったらしく,ボタン1つで扱えるよう実装したとのことだ。

 そして,この「呼びかけ」で強くなったニンゲン側とのバランスを取るため,オバケ側には「スーパーキャッチ」が実装された。なお,本作はキービジュアルからも分かるとおりオバケの巨大化がテーマの一つとなっており,今後追加されるオバケも同様に巨大化するそうである。

画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 前作のインタビューでも明かされているとおり,本作はもともと,岐阜のイベント「全国エンタメまつり」への出展を目的に制作された経緯を持つ。そのため,プレイヤーが盛り上がるポイント作りや,誰にでも理解できる分かりやすさには特に配慮したのだという。
 HUDが無くても遊べ,観戦しているだけでルールが理解できるように設計したというのだから,そのこだわりは徹底しているといえるだろう。

画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

 東京ゲームショウ2025の会場では,プレイすると特製クリアファイルがプレゼントされるので,ほしい人はハピネットブースへ行こう。
 なお「オバケイドロ2」はダウンロード版が2025年10月9日,パッケージ版は2025年12月18日に発売予定となっている。おすそわけ通信にも対応しているため,友達を集めてプレイするのも楽しそうだ。

公式Xより,特典のクリアファイル
画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

公式Xのフォローでステッカーもプレゼントされる
画像ギャラリー No.013のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]

グッズ類も展示されている
画像ギャラリー No.014のサムネイル画像 / 「オバケイドロ2」インプレッション。新登場のタヌキを加え,ちょっぴり怪談ムードの学校でケイドロを楽しもう[TGS2025]


「オバケイドロ2」公式サイト

ハピネットブース 特設ページ


4Gamerの東京ゲームショウ2025記事

  • 関連タイトル:

    オバケイドロ2

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:10月08日〜10月09日