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[プレイレポ]「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター」を先行体験。オリジナル版をベースに,現世代に合わせた新要素を追加
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印刷2025/06/04 18:30

プレイレポート

[プレイレポ]「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター」を先行体験。オリジナル版をベースに,現世代に合わせた新要素を追加

 スクウェア・エニックスが,2025年6月5日にリリースするNintendo Switch 2向けRPG「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター」。本作は,2012年に同社がリリースしたニンテンドー3DS用ソフト「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」(以下,オリジナル版)のHDリマスター版で,現世代に合わせてグラフィックスのHD化やUIの刷新などが施されている。リリースに先駆け本作の序盤に触れる機会を得たので,インプレッションを交えて概要を紹介する。

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 ゲームの舞台となるのは,土・水・火・風の4つのクリスタルが調和をもたらす世界「ルクセンダルク」。主人公のティズは羊飼いとして平穏に暮らしていたが,カルディス地方に突如発生した大穴に故郷であるノルエンデ村と弟を飲み込まれてしまう。
 救出されたティズは,生存者を探しに出向いた村の跡地で,異変の調査をしていた風の巫女・アニエスと出会う。世界の闇を浄化するため,闇に飲まれた4つのクリスタルを解放すると言うアニエスに,大穴を消し去る可能性を見出したティズは,彼女とともに旅に出る……というのが本作導入部のストーリーだ。

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 システムのベースとなっているのは,オリジナル版の完全版「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル」である。本作をプレイして最初に目を惹くのはやはりグラフィックスで,キャラクターモデルやフィールドマップなどのテクスチャがHD化されており,大画面にも映える仕上がりとなっている。

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 またオリジナル版はニンテンドー3DSの2画面を活用したUIを採用していたが,本作のUIはSwitch2の1画面向けに刷新されている。オリジナル版以降の「ブレイブリー」シリーズで登場した,キャラクターのHPを全回復する「全快ボタン」「ダンジョンの推奨レベル表示」など,多数の便利な機能も本作に実装されている。

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 バトル自体の詳細は後述するが,バトルは通常の速度に加え,2倍速と4倍速を選択できる。加えてイベントシーンも,オート再生中なら2倍速を選択できる。

画面右下に「×2」「×4」と表示されている
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 敵とのエンカウント率は,50〜200%の間で50%単位で設定可能。フィールドマップ上から[→]キーを押して呼び出すメニューで設定できるので,プレイの状況に合わせて即座に調整できる。さらに,後述するミニゲームで獲得できるアイテムで交換できる装備を入手すると,エンカウント率を最大0%まで下げられるので,ミニゲームもプレイをおすすめしたい。

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 オリジナル版にはニンテンドー3DSの通信機能を利用した遊びが実装されていたが,本作では一部形を変えて登場する。今回のプレイでは,ほかのプレイヤーとの「すれちがい」や,Switch2本体のフレンド機能を使って,ほかのプレイヤーを「ゲスト」「ともだち」に登録できることを確認できた。
 すれ違ったプレイヤー(ゲスト)やともだちは,バトル中に「召喚」することが可能だ。またほかのプレイヤーから召喚された場合に,「どのキャラクターが」「どんな行動を取るか」を設定しておける。さらに,ともだちが覚えたアビリティを共有できる「アビリンク」も確認できた。

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 本作には,新たにミニゲーム「光で応援 リズムキャッチ」「リングアベルのパニッククルーズ」が収録されている。さまざまな報酬が用意されているが,とくに「手記」は,ストーリーにより深く没入できる内容となっているので,オリジナル版のファンならすべて入手したいところ。

「光で応援!! リズムキャッチ」
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「リングアベルのパニッククルーズ」
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 本作はターン制コマンドバトルを採用しているが,もっとも特徴的なのは行動回数を表す「BP」(ブレイブポイント)を管理する「ブレイブ」と「デフォルト」である。
 「ブレイブリー」シリーズのプレイ経験がある人にはおなじみのシステムだが,あらためて説明しておくと,ブレイブはBPを消費して1ターンの行動回数を増やすコマンドで,デフォルトは身を守ると同時にBPを貯めるコマンドだ。

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 ブレイブを使うと1ターンで最大4回行動できるため,4つのアビリティを次々に使ったり,自分にバフをかけてから3回攻撃を仕掛けたり,回復魔法と攻撃魔法を2回ずつ唱えたり……とバラエティ豊かな戦術を組み立てられる。
 BPは前借りできるので,どうしてもそのターンで勝負をつけたいときや,パーティ全員がボロボロになっていて全滅必至といったときには,手持ちのBPがなくても複数回行動ができる。
 ただし,そのあと前借りした分のターン数だけ行動不能になるので,ある程度先を見越した判断が求められる。また敵にもBPの概念があるので,デフォルトを重ねて使っている場合にはブレイブによる大技の連発に備えたほうがいい。

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 要所に立ちはだかる強敵を倒し,各ジョブの「アスタリスク」を入手すると,そのジョブにジョブチェンジできるようになる。各ジョブは,それぞれ得意な戦い方や習得するアビリティが異なる。

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 アビリティには2つのカテゴリーがあり,「コマンドアビリティ」はバトル中に使う特技だ。バトルでは2種類のジョブのコマンドアビリティを使用できるので,組み合わせに応じてさまざまな戦い方ができる。
 たとえば,素早さの高いシーフが白魔道士のコマンドアビリティを使えるようにしておくと,パーティが瀕死のときに敵の攻撃より早く回復できる。

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 「サポートアビリティ」は装備するだけで効果を発揮する。キャラクターに設定しているジョブに関係なく,それまでに習得したすべてのサポートアビリティから自由に装備可能で,最大装備数はゲームの進行に沿って増えていく。たとえば剣が得意なナイトに「両手持ち」と「物攻10%アップ」を装備すると,剣装備時に攻撃力が大幅に上昇する。

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ジョブは20種類以上が用意されている
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 筆者はオリジナル版をリリース時にプレイしているが,いかんせん13年も前の話なので序盤の展開がどのようなものだったかすっかり忘れており,今回はかなり新鮮な気持ちで楽しめた。
 とくにビジュアル面に関しては,オリジナル版が標榜していた「絵本のような温かみのあるグラフィックス」をより強化したというイメージで,冒頭のカットシーンは見入ってしまった。

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 また本作で久々にプレイしてみて,あらためて序盤の強敵とのバトルがよく練られていることに気付いた。
 「ブレイブリー」シリーズをずっとプレイしていると当たり前になってしまうので,こちらも忘れていたのだが,ブレイブ&デフォルトの基本的な使い方を理解できていないと苦戦するような調整がしっかり施されているのだ。
 おそらくオリジナル版をプレイしたときは,筆者も苦戦したはず……と思うのだが,これまたどうだったか覚えていない。

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 そんな感じで記憶に自信のない筆者にとって,オリジナル版との比較は難しいのだが,HDリマスターが施された本作が現世代のゲームとして快適に遊べることは間違いない。運よくSwitch2を手に入れたオリジナル版のファンはもちろん,「ブレイブリー」シリーズは初めてという人も,ぜひ本作をチェックしてほしい。

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「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター」公式サイト

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