
プレイレポート
[プレイレポ]舞台は1959年,雰囲気たっぷりの街並みをぶっ壊しながらデリバリー! 「Deliver At All Costs」のハチャメチャなミッションを紹介
※……一部プラットフォームは5月23日に配信予定
※……テキスト:英語,スペイン語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,ポルトガル語−ブラジル,スペイン語−ラテンアメリカ,中国語(簡体字),中国語(繁体字),日本語(音声:英語)
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「Deliver At All Costs」公式サイト
本作の舞台は1959年,架空の島「セント・モニーク」だ。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ゴッドファーザー PART II」を思い起こさせるような雰囲気たっぷりの街並みだ。BGMはもちろん,ごきげんなオールディーズ風だ。
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主人公はウィンストン・グリーン。家賃滞納中のしがない青年である。金欠を解消すべく,ラジオで耳にした「ウィー・デリバー社」の求人広告に飛びついたが,ハラルド社長曰く「ラジオ局の放送ミス」とのこと。求人枠はなくなっていたが,社長はウィンストンの境遇に同情したらしく,仕事を回してくれた。
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とはいえ,ハラルドの息子ドノヴァンはやけに冷たいし,マネージャーのジョニーはいちいち偉そうだ。ウィンストンの前途は多難に思える。
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ジョニーの指示で「魚臭い」社用車に乗り込み,初仕事へ出発! 路上には矢印,ミニマップには目的地が表示されるため,道に迷う心配はない。
ただし,車の操作感はクセが強い。ハンドルはやたらクイックだし,サスペンションは硬めであまり衝撃を吸収してくれない。車を自分のほう(画面手前)に向かって走らせるときは,ラジコンを操作するようにハンドルを逆に切る必要もある。さらに画面内の見えている範囲が「絶妙」なので,前方もちょっとしか見通せない……。
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スピードを出すとどうしたって車をぶつけてしまうが,そのあたりは気にしなくてもオーケー。なにせ事故っても壊れるのは車ではなく,建物や街のオブジェクトだからだ。通行人にぶつかったって,ちょっと怒られる程度で済む。
まあ,車もぶつけてばかりだと爆発炎上することもあるが。
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話題が逸れたが,ジョニーに命じられた初仕事は「パーム・ロイヤル・ホテル」に花火を届けるという内容だ。最初のミッションだし,楽勝だろうと思っていたら,想定外の展開が待っていた。
荷台に積み込んだこの花火,運んでいる最中から勝手にどんどん発射され,路上に落ちたものを踏むとタイヤが外れてしまう! じゃあ「修理するか」と車外に出てみれば,花火の被害を受けた住民(怒りマーク付き)が襲ってきた! いや,ごめんて。
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消火栓を壊し,ヤシの木を折り,おまけに屋敷の庭に突っ込んでメチャクチャにする……街にカオスをもたらしながらも,なんとか花火を目的地に届けてミッションクリア。きれいな花火を楽しむホテルの客も,こんなドタバタ劇があったとは思いもよらないだろう。
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次なる仕事は,海沿いのリゾート「パシフィカ遊歩道」から悪臭漂うメロン(ウォーターメロン?)を運ぶ。ただ,そのままでは売り物にならないので, 農薬洗浄機で洗い,塗料を塗って「新鮮なメロン」に偽装するんだって! ウィー・デリバー社はなんて取引先と仕事をしているのだろうか。倫理はどこ行った?
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荷台に積んだメロンは傷んでいるため,荒い運転をするとどんどん砕けてしまう。目標の個数を維持するには,じわじわとアクセルを踏みこむ必要がある。この日,一番の安全運転の末に,無事に「新鮮なメロン」を売りつけることに成功した。
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一方,カジキの運搬ミッションでは積荷が元気すぎた。なんとカジキの野郎(?),尻尾を道にこすりつけ,運転を邪魔してくる! 路肩になぜか落ちているエサをあげて機嫌を取らないと,まともに走れやしない。「釣った魚にエサをやらない」なんて言い回しがあるが,そんなことはなかった。エサは必要である。
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さらに風船を運ぶことになったら,車が軽くなって路面のグリップは弱くなり,意図せぬ大ジャンプまで発生! こんな具合に常識外れの積荷が次々に出てくるようだ。ミッションによって操作感が異なり,単にバカバカしいばかりではなく,アクセントになっている。
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こうして初日の仕事を終えて部屋に戻ると,「原子力委員会」から1通の手紙が届いていた。どうやらウィンストン,ただの運び屋ではなく,原子力研究に関わっていた科学者らしい。
ストーリーはここからシリアスに展開するのか,それともブラックジョーク的なフリなのか。そもそも働いているウィー・デリバー社だってグレーゾーンというか,いわゆる“ファミリー・ビジネス”的な匂いがしなくもない。どの方向に転んでも面白そうではある。
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本作のキモは奇妙な荷物をいかに届けるか,工夫したり,アクシデントに対応したりすることだろう。車の挙動には慣れが必要だが,だからこそ乗りこなせると楽しくなってくる。
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ミッション中に失敗しても手前のポイントからやり直せるし,道端の金を集めたり,ガジェットの設計図を入手したりするといった探索要素もそこそこ。運転がそれほど得意でないプレイヤーも楽しめそうだ。
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「Deliver At All Costs」は1人で黙々と遊ぶのもいいが,実況配信やSNSを通じて「見てくれよ,このクレイジーっぷり!」などとシェアしながらプレイすると,さらに破壊力が増すのではないだろうか。花火でタイヤが外れ,怒った住民に追われ,偽装メロンを売り,車で空を飛び,ドブに落ちる……そんなバカバカしい瞬間をみんなで笑おう!
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- ライター:高橋祐介

©Studio Far Out Games AB. Deliver At All Costs is a registered trademark of Studio Far Out Games AB. Published and distributed by Konami Digital Entertainment B.V. under license from Studio Far Out Games AB. ©Konami Digital Entertainment
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