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「Honor of Kings」のeスポーツにおけるグローバル展開はどのように行われているのか? そのエコシステムに焦点を当てたセッションを紹介
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印刷2025/11/12 17:21

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「Honor of Kings」のeスポーツにおけるグローバル展開はどのように行われているのか? そのエコシステムに焦点を当てたセッションを紹介

 2025年11月7日,モバイルMOBA「Honor of Kings(王者栄耀)」iOS / Android)のプロリーグ「KPL」(King of Pro League)のグランドファイナル決勝戦に先駆けて,メディア向けのカンファレンスが実施された。

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 本イベントでは,「Honor of Kings」におけるeスポーツ展開の仕組み──いわゆる「エコシステム」の話や,「KPL」の歴史などの話を伺う機会を得た。

 本作はサウジアラビア・リヤドで開催される世界大会「eSports World Cup」や,2026年に名古屋で開催される「アジア競技大会」にも採用されている注目のタイトルなので,これからのeスポーツ業界を考える上で見逃せない話となるだろう。

 なお,KPLの決勝戦レポートについては,別途記事を掲載しているので,あわせてご覧いただければ幸いだ。

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 2025年11月8日,中国・北京国家体育場でモバイルMOBA「Honor of Kings(王者栄耀)」のプロリーグ「KPL」(King of Pro League)のグランドファイナル決勝戦が行われた。4Gamerでは,本大会の現地取材をする機会を得られたので,中国のeスポーツの盛り上がりを中心にレポートをお届けしよう。

[2025/11/11 15:08]

2025年からは全世界的なリージョナルプロリーグを展開。大規模な国際大会も開催され,プロチーム以外にも門戸を開く「Open Series」なども実施中


Honor of Kings Global EsportsやTencent Gamesなどのエグゼクティブプロデューサーを務めるFeng氏
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 7日午前中に行われたセッションでは,Honor of Kings Global EsportsやTencent Games,TiMi L1 StudiosのエグゼクティブプロデューサーであるFeng氏が登壇したので,そちらの内容をお届けしよう。

 まず,話は「Honor of Kings」の現状とeスポーツとしての歴史の紹介から始まる。Feng氏によれば,本作の登録プレイヤー数は2025年現在2億6千万人に到達しているとのこと。

“世界でもっともプレイされているMOBA”をキャッチコピーに展開している本作のプレイヤー数はついに2億6千万人へ
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 もともと本作は,2015年に「王者栄耀」という名前で中国にてリリースされたタイトルだ。その後,2016年には中国のプロリーグである「KPL」(King of Pro League)が発足している。

 そして,2023年にブラジルでソフトローンチ,そして2024年にはグローバルローンチが行われている。そして,2025年からは中国本土以外を対象としたリージョナルプロリーグが開始したという流れだ。

「王者栄耀」としてのリリースは実は2015年。そこから長い歴史を経て,近年グローバル展開したという形になる
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 2025年から始まったリージョナルプロリーグは,主に7つの地域に分かれている。

 具体的には,日本や韓国,MENA,南アジアを対象とした「KME」(Major East League),アメリカとヨーロッパを対象とした「KMW」(Major West League),ブラジルの「CHOKBR」(Brazil Honor of Kings League),マレーシアの「MKL」(MY Honor of Kings League),フィリピンの「PKL」(Philippine Kings League),インドネシアの「IKL」(Indonesia Kings Laga),東南アジアを対象とした「WKS」(Wildcard Kings Series)の7リーグだ。

 なお,日本が対象となる「KME」には,現在プロチームの「Crazy Raccoon」「SCARZ」が参加している。

2025年からは,7つの地域に分かれたリージョナルプロリーグが始まっている
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 これらに加えて,大規模な国際大会も開催される。

 具体的には,6月にサウジアラビア・リヤドで開催された「eSports World Cup」や,11月14日からフィリピン・マニラで開催される世界大会「KIC」(Honor of Kings International Championship)などだ。

「eSports World Cup」や「KIC」以外では,招待制のトーナメントである「Honor of Kings Invitational」や「Nation Clash」などが開催されている
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 Feng氏によれば,これらプロチーム向けだけでなく,草の根的なもの──より一般層向けのものも重視しているという。

 代表的なものは,ゲーム内から申し込める「Open Series」だ。こちらはプレイヤーがランク制限なしで競い合える場で,アマチュアやセミプロチームにとってのプロへの公式な登竜門となる。

 さらに,大学向けの大会として「KCS」(Honor of Kings Campus Series)も実施。日本でも「KCS Japan」として5月に開催されており,立命館大学のチーム「ラーメン館」が優勝している。

 加えて,マレーシアでは女性向け大会として「Honor of Queens Women's Tournament」も10月に開催されるなど,女性プレイヤーにも広く門戸を開いているようだ。

プロ向けだけでなく,一般層向けの大会も重視していると語るFeng氏
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 大会以外では,包括的なトレーニングシステムである「Power-Up Program」,グローバルパートナーチーム限定のトレーニングプログラム「Official Bootcamp」などの試みを実施。

 Feng氏によれば,これらを含む2025年の海外eスポーツには,1500万ドル(約23億円)以上の投資を行っているとのことだ。

チームの育成に関するトレーニングプログラムも用意されている
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 ゲーム内で,eスポーツに触れられる取り組みも行われている。例えば,eスポーツ関連のスキンバトルパススタンプのほか,大会のライブストリームもゲーム内で実施されている。

 これらの取り組みによって,Honor of Kingsのプレイヤーにとっては,eスポーツがより身近な存在になっているのだろう。

ゲーム内ではeスポーツ関連のスキンやバトルパス,スタンプなども登場。これらはプレイヤーとeスポーツを結びつける存在となっている
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 2026年のeスポーツロードマップについても語られた。前述のリージョナルリーグにおける春季,夏季シーズンや「eSports World Cup 2026」のほか,2026年秋に名古屋で開催される「アジア競技大会」でも本作の試合が行われる。

 アジア競技大会には,世界におけるトッププロのチームも参加予定だという。日本人にとっては特に見逃せない大会になりそうだ。

2026年のeスポーツロードマップ。日本人にとって特に注目したいのは,2026年秋に名古屋で開催される「アジア競技大会」だ
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