
プレイレポート
MOBAとバトロワを融合させた「SUPERVIVE」とはどんなゲームなのか。シーズン1がスタートした本作の魅力を,システム面から解き明かす【PR】
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Theorycraft Gamesが開発を手がける「SUPERVIVE」は,2025年7月24日に正式リリースを迎えたばかりのアクションバトルロイヤルだ。
MOBA×バトロワという“人気ジャンルの組み合わせ”にも見える本作だが,実際はそれほど単純なものではない。Riot GamesやBungie,Blizzard Entertainmentといったデベロッパで開発をリードしてきたジョー・タング氏率いるTheorycraft Gamesは,各ジャンルの長所を巧みに組み合わせ,これを独自ジャンルといえるような作品へと昇華させたという。
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本稿では,複数ジャンルの魅力を内包した「SUPERVIVE」のゲーム概要を改めて伝えると共に,正式リリースに合わせて登場した新要素をまとめて紹介していく。
2025年1月のアップデートでUIを含むすべての要素が翻訳され,さらに4月にはすべてのハンターに豪華声優陣による日本語音声も実装。正式リリースに合わせて新規プレイヤーも増えており,スタートを切るには最高のタイミングとなった本作。新しいオンライン対戦ゲームを探している人は,ぜひ参考にしてもらいたい。
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「SUPERVIVE」公式X(旧Twitter)アカウント
MOBAとバトロワの組み合わせで生まれた,唯一無二のゲーム体験
さまざまなジャンルの要素が組み合わさった本作だが,基本的な考え方は一般的なバトロワと変わらない。つまり3人のプレイヤーでチームを組んで,マップを探索しつつハンターを強化し,マップ外縁から収縮する危険エリア「ストーム」から逃れつつ,最後の1チームになるのを目指すのだ。
ならば,普通のバトロワゲーと違うのはどういったところなのか。ここでは作品を構成する諸要素を分解しながら,じっくりと解説していこう。
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まずは,バトルシステムから見ていこう。トップビュー(見下ろし型)の視点は「League of Legends」のようなMOBAを想起させるものだが,本作では[W/A/S/D]キーで移動を行い,マウスカーソルで射撃の方向を決定する操作方法が採用されている。移動とマウスクリックが分離されているので,手触りとしては2Dアクションシューター系の作品に近い。
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また,視界はハンターの向きによって制限される。自ハンターとチームメンバーが視界に収めている範囲内しか敵を視認できないので,仲間と協力してクリアリングしつつ探索を進めるのが基本になる。
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重要なのは,移動と攻撃の操作が完全に分離されていることだ。ポイントクリックで移動する一般的なMOBAと比較すると,操作の制限が少なく,ハンターを直感的に動かせるように感じられる。
これに伴いゲームスピードも早くなっているので,普通のMOBAではなかなか見られない,スピーディなバトルが楽しめる。とくに中盤戦まではハンターの耐久力が上がりにくいため,一瞬の判断が生死を分ける,緊張感にあふれた戦いが展開されるのだ。
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もちろん,操作の巧拙のみですべてが決まるわけではない。そのあたりをカバーしてくれるのが,探索と成長の要素だ。
マップには中立エネミーであるミニオンが配置されており,これを撃破すれば経験値やコインが獲得できる。加えて本作はレベルアップの速度が異様に早く,ミニオンの集団を撃破すれば,ほぼ確実にレベルアップできる。つまりファーミング(レベル上げ)に時間をかける必要はないわけだ。
また操作スキルに多少の差があっても,ビルドやパーティ構成の相性で結果を覆すことは難しくないので,素早くミニオンを倒してレベル差をつけたら,敵チームに戦闘を仕掛けてさらなる成長を狙うといい。
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ここまでの要素だけでは「運良くミニオンを素早く倒せたチームが有利になるだけでは?」と感じる人もいるかもしれない。そこで出てくるのが,時間経過による日数とレベル上限の概念だ。
マップ上では一定時間ごとに日数が進行し,それに応じてレベル上限が解禁されていく。素早く成長したチームはミニオンを狩り続けるインセンティブが減るため,移動先をしっかりと選べばミニオンが枯渇することは少ない。例え成長が遅れても,生存さえしていればあとから追いつける仕組みになっているわけだ。
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さらに,出遅れてしまったチームが一発逆転要素を狙える要素も用意されている。それが,マップを渡り歩くための特殊アクション「グライダー」だ。
本作のマップは大小の浮島(ブリーチ)が点在する構造になっており,浮島間はグライダーを使うことで移動できる。ただし,グライダーを使っているあいだは攻撃アクションが使えなくなるうえ,長時間使い続けているとオーバーヒートしてしまう。オーバーヒート状態で攻撃を受けると,即座にグライダー状態が終了――つまり落下する。落下先が地面でなく「アビス」なら,もちろん即死である(これをスパイクという)。
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これは,逃走する側にとって有利な仕組みといえる。グライダーを開いた直後は多少ダメージを受けても落下しないので,攻撃を受けながらでも逃走ができ,よしんば逃げた先にまで相手がグライダーで追いかけてきたとしても,先に着いた側が撃墜するのは難しくないからだ。
グライダー関連の挙動を使った読み合いもなかなか面白い。スキルで着地しやすい場所をブロックしたり,敵を崖の向こうに弾き飛ばして狙い撃ちしたりと,移動システム自体が戦闘の読み合いと密接に関わっている。
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なかなかハードなゲームにも感じられるが,ハンターの成長が早く,バトル展開もスピーディなので,1プレイの時間はかなり短い。ストーム収縮の速度も早く,最後まで生き残ったとしても20分を超えることは稀なのだ。
そのためか,戦闘と探索の両面にしっかりとした読み合いが発生し,それぞれに十分な深みがありながらも,プレイフィール自体はかなり軽快な印象がある。この感覚は,MOBAにもバトロワにもないものといえる。
単に複数ジャンルの要素を組み合わせただけでなく,それぞれの体験をより色濃く,手軽に味わえるようにシステムが組み立てられているのが,本作最大の魅力かもしれない。
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キャラの大半は無料でアンロック可。ショップの品揃えもカスタムできる
多様なゲーム展開を形作るのはアイテムやマップだけではない。やはり主役となるのは,それぞれがまったく異なるスキルを持った,魅力的なハンターたちだ。
正式リリース時点で実装済みのハンターは全21体で,先述のとおり全ハンターに日本語によるボイスがあてられている。ボイスの種類はかなり多く,ゲーム中にもかなりの頻度で喋ってくれるので,遊んでいれば自然と愛着が湧いてくるだろう。
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ゲーム開始時点で使えるハンターは7体だが,ゲームを進めると無料でハンターをアンロックできる「ハンタートークン」を獲得できるので,手に入れたいハンターは早めに選んでおくといいだろう。
ちなみに,進捗状況に表示される「ハンターの旅」をすべてクリアすれば,ハンタートークンは合計15個手に入る。課金で新たなハンターを獲得することも可能だが,まずは初期キハンターを中心に遊びつつ,トークンを集めて気になるハンターをアンロックしていこう。
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また,以前まではゲームプレイ自体のインセンティブが用意されていなかったが,正式リリース後のシーズン1からは,「アームデポ」と呼ばれる,いわゆる積立要素が取り入れられている。
アームデポは,ゲーム内のショップで購入できる装備アイテムのラインナップをカスタマイズできる要素だ。装備品は「プリズマ」と呼ばれるゲーム内通貨を用いてアンロックできるので,それを使ってショップを充実させていこう。
なおプリズマはミニオンや敵チームを撃退することで獲得でき,公式に「課金では獲得不可」と明言されているため,課金によってアイテムに差がつくことはない。ゲームプレイを繰り返すことによってのみラインナップが拡充できるため,これがゲームを続ける動機づけにもなっている。
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一つのシーズンは約3か月にわたって続く仕組みで,現在はファーストシーズンが始まったばかりのタイミングだ。8月中は魅力的なイベントが多数開催される予定で,8月15日から18日にかけては「全ハンター開放イベント」が行われるとのこと。期間中はすべてのハンターを自由に使えるので,遊び始めるならこの機を逃す手はない。
なおゲーム内には詳細なチュートリアルがあり,ハンター個別の能力を練習できるトレーニングや,ソロで多数のプレイヤーとの乱戦を楽しめる「ウォームアップ」機能も用意されている。これらを活用し,使ってみたいハンターを探してみるといい。
期間 | イベント |
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8月13日〜8月29日 | サマープールパーティー |
8月15日〜8月18日 | 全ハンター開放! |
8月29日〜9月1日 | プリズマブースト! |
MOBAとバトロワの双方が持つ魅力を凝縮し,誰にでも楽しめる作品へと昇華した「SUPERVIVE」は,まさに新世代のオンライン対戦ゲームだ。近いジャンルの作品に触れたことがある人はもちろん,新感触の対戦ゲームを求めている人は,ぜひ一度,本作に触れてみてほしい。
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