
イベント
「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」追加公演レポート。松田彩音さん,春咲 暖さん,陽高真白さんが揃った「初陣公演」の様子をお届け
![]() |
最初の「初声公演」は,花海咲季役の長月あおいさん,月村手毬役の小鹿なおさん,藤田ことね役の飯田ヒカルさんが出演。続く「初心公演」には,葛城リーリヤ役の花岩香奈さん,倉本千奈役の伊藤舞音さん,姫崎莉波役の薄井友里さん。そして「初恋公演」には,有村麻央役の七瀬つむぎさん,紫雲清夏役の湊 みやさん,篠澤広役の川村玲奈さんが出演した。
最後の「初陣公演」は,花海佑芽役の松田彩音さんと秦谷美鈴役の春咲 暖さん,十王星南役の陽高真白さんの予定であったが,松田さんの体調不良によって長月さんが代役として出演。さらに,名古屋クラブクアトロ会場では,春咲さんも病気を理由に出演見合わせとなっていた(梅田クラブクアトロと渋谷クラブクアトロには出演)。
2025年2月16日に全日程を終えた本ライブツアーだが,7月4日には当初予定されていたメンバーによる「初陣公演」の追加公演が新宿ReNYにて行われた。今回,ライブ配信を視聴する機会を得たので,その様子をお届けする。
「学園アイドルマスター」初のライブツアー“DEBUT LIVE 初 TOUR”が開幕。「初声公演」の配信をレポート

ライブツアー「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」が,2024年8月10日にスタートした。本稿では,花海咲季役の長月あおいさん,月村手毬役の小鹿なおさん,藤田ことね役の飯田ヒカルさんが出演した,「初声公演」の配信をレポートする。
「学園アイドルマスター」初のライブツアー。花岩香奈さん,伊藤舞音さん,薄井友里さんが出演した「初心公演」の配信視聴レポート

2024年8月にスタートした「学園アイドルマスター」初のライブツアーから,花岩香奈さん,伊藤舞音さん,薄井友里さんが出演した「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初心公演-」(会場:広島クラブクアトロ)の配信をレポートする。
ツアー最後の「初恋公演」では,初陣公演の実施や十王星南の実装も発表に。「学園アイドルマスター」ライブ配信レポート

育成シミュレーションゲーム「学園アイドルマスター」初となるライブツアー「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」から,七瀬つむぎさん(有村麻央役),湊 みやさん(紫雲清夏役),川村玲奈さん(篠澤 広役)が出演した「初恋公演」の様子をお届けする。
「学マス」ライブ配信レポート。陽高真白さん,長月あおいさん,春咲 暖さん出演の「初陣公演」,堂々のパフォーマンスでツアーのラストを飾る

育成シミュレーションゲーム「学園アイドルマスター」初のライブツアー「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」から,最後の公演である「初陣公演」の様子をお届けする。出演者は,陽高真白さん,長月あおいさん,春咲 暖さんの3人だ。
「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」公式サイト
本公演の出演者は,松田彩音さん(花海佑芽役),春咲 暖さん(秦谷美鈴役),陽高真白さん(十王星南役)の3人だ。「学マス」をプレイしている人はご存じ,ユニット“Begrazia”のメンバーである。
ライブは,お馴染みとなった十王邦夫学園長(CV:大塚明夫)の挨拶と,根緒亜紗里先生(CV:古賀 葵)による諸注意からスタート。
1曲目の「初」と2曲目の「Campus mode!!」が,Begraziaによって披露された。「DEBUT LIVE 初 TOUR」では毎回歌われる同曲だが,今回は元気でパワーのある佑芽と,優美で安定している美鈴,突き抜けるカリスマを持つ星南という3人の個性を遺憾なく発揮されており,曲の新しい顔を引き出していた。
![]() |
![]() |
最初のMCは,まず自己紹介から。陽高さんが「これがBegraziaです!」と宣言すると,客席から大きな歓声が上がった。
今回はイヤモニ(インイヤーモニター)なしでの公演だとのことで,客席にいるプロデューサーたちの声が直に出演者へ届く。終始ハイテンションの3人だったが,先の公演やライブ「Spotlight Star/Harmony Star」での経験もあってか,慣れた様子も感じたパフォーマンスとトークであった。
3曲目は,花海佑芽の「The Rolling Riceball」だ。松田さんの元気な可愛らしさとポジティブなパワーを感じさせる歌唱が,会場のテンションを引っ張り上げる。またプロデューサーたちによる,「うーちーでーのーこーづーちー!」コールもバッチリ揃っている。
曲の間奏中に松田さんが作る“エアおにぎり”は,今回もさぞ大きいのだろうと予想してはいたが,足元から頭のはるか上まで,やや縦長のビッグおにぎりが形づくられ,それをほおばる松田さんの姿に,誰もがニッコリ笑顔になった。
続いて舞台の照明が青に染まり,秦谷美鈴の「ツキノカメ」が始まる。春咲さんの,手先足先まで神経を張り巡らせた一つひとつの動きが美しい。“止め”の動きから,美鈴によって神秘的な空間が作り出されているように感じられるパフォーマンスだ。
才能の底が知れない美鈴というアイドルの存在が,歌唱によって余すことなく表現されていた。
次は,十王星南の「小さな野望」。1周年ライブでも感じられた“王者の風格”がさらに進化し,余裕まで感じさせるものになっていた。表現力の高さも相変わらずで,陽高さんの目線の先に“星南の見ている風景”が見えてくるようだった。
![]() |
![]() |
![]() |
2回目のMCは,ここまでに歌ったソロ曲の振り返りが行われた。松田さんは,「(客席の)お兄ちゃん,お姉ちゃんたちとの一体感,血のつながりを感じた!」と語り,春咲さんは「ツキノカメ」にまつわる話,陽高さんはあまりの興奮にはっきりと歌っていたときのことを覚えていない話などで盛り上がる。
衣装の紹介では,佑芽の衣装を紹介するのが初ということで,ワッペン,リボン,イヤリングなど,衣装のディテールにも注目が集まった。
続いてのパートも,ソロのコーナーだ。
赤く照らされたステージに壮大なコーラスが響き渡り,十王星南「Our Chant」で“初星学園のプリマステラここにあり”と確かな実力と存在感を見せつける。とくに今回の歌唱では,陽高さんの笑顔がさらなる魅力を添えていたと感じた。
そして,舞台の上手から「ワーッ!」と声をあげつつ元気に登場したのは松田さん。花海佑芽の「グースーピー」だ。
おもちゃ箱のように楽しみどころがたっぷり詰まったこの曲は,聞いているだけで笑顔になってしまう。松田さんのパワフルさとパフォーマンスの実力が,隠し切れない才能を持つフィジカルモンスター・佑芽の輝きとリンクした。
ステージの雰囲気がガラッと変わり,秦谷美鈴の「Superlative」が始まる。春咲さんの声の透明感とEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の対比が独特の聴き心地の良さを演出するこの曲は,「学園アイドルマスター The 1st Period」で初披露された。
「グースーピー」同様に,ゲームでの実装を心待ちにしている人も多いのではないだろうか。今回のパフォーマンスも,切なく儚げな歌声とキレのあるダンスが展開された。
![]() |
![]() |
![]() |
各自のソロ曲についてコメントのあった3回目のMCでは,曲にかける思いやエピソードなどが語られた。それぞれのコメントに対し,ほかのふたりがツッコミや補足をいれるなど,息の合った掛け合いが楽しい。
秦谷美鈴「ヨルニテ」から始まった最後の歌唱ブロック。何度かライブで歌われるうちにどんどん完成度が上がっている歌唱とダンス,ミステリアスな目の演技に釘付けになる。
十王星南の「Choo Choo Choo」では,陽高さんがMCの時に見せた無邪気で朗らかな姿とは大きく異なる,ソリッドな気迫を出していた。まさに星南……という実力もさることながら,とにかく楽しそうに歌う姿が印象的だった。
「これが,私が選んだ道です!」とのセリフから始まったのは,初披露となる花海佑芽の「金の斧、銀の斧、エメラルドの斧」だ。
これまでの曲より少し大人っぽく,ブラスが効いた曲調で,「金! 銀!」というコールのし甲斐がある場面などの楽しさを含んではいるが,無邪気な部分だけではない佑芽の生きかたが感じられる。
わちゃわちゃとした楽しさのなかに垣間見える花海佑芽という人間の芯を,松田さんがときにコミカルに,ときに熱く歌いあげた。
![]() |
![]() |
![]() |
舞台に3人が揃い,「ENDLESS DANCE」が歌われた。佑芽,美鈴,星南という強烈な個性を持つアイドルが,この曲でひとつになった。彼女たちが一緒に歌うことで醸し出される不思議なカリスマに触発され,プロデューサーたちもぶんぶんとペンライトを振り,客席は大きくうねる。
![]() |
最後のMCでは,松田さんが新曲「金の斧、銀の斧、エメラルドの斧」についての解説と感想を語った。春咲さんと陽高さんにも,この曲のお気に入りポイントがあるとのことで,コールやダンスを実演していた。
松田さんが曲を練習していたときの面白行動も暴露されており,会場が笑いと歓声に包まれた。
「最後まで,声出せますか!」と陽高さんが何度も客席を煽り,ボルテージMAXで始まった最後の曲は,「White Night! White Wish!」。サマーマ(※真夏の意)な気候のなかで聞くクリスマスシーズン曲も,なかなか面白いものだ。
![]() |
曲が終わってすぐさま沸き起こったアンコール。それに応えて登場した3人は「Star-mine」を歌唱する。突き抜けるハイトーン,それぞれの個性が際立ちつつも,全体として見ればしっかりと纏まっている完成度の高いダンスからは,Begraziaというユニットの“強さ”を改めて感じた。
そして,紆余曲折あったこの「初陣公演」についての想いやプロデューサーたちへの感謝などが3人から語られ,名残惜しい空気のなかで歌われた本日最後の曲は「初」だ。
曲の最後に手を振り上げた3人の嬉しさと希望に満ちた顔が心に刻まれ,ツアーの締めにふさわしい爽やかな感動が沸き起こった,素敵なライブだった。
![]() |
![]() |
「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」公式サイト
- 関連タイトル:
学園アイドルマスター
- 関連タイトル:
学園アイドルマスター
- 関連タイトル:
学園アイドルマスター
- この記事のURL:
キーワード
- iPhone
- iPhone/iPad:学園アイドルマスター
- iPad
- シミュレーション
- バンダイナムコエンターテインメント
- 育成
- 学園物
- 無料
- Android:学園アイドルマスター
- Android
- PC:学園アイドルマスター
- PC
- イベント
- 音楽
- ライター:内藤ハサミ

THE IDOLM@STER& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
THE IDOLM@STER& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
THE IDOLM@STER& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.