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ライブ「学園アイドルマスター The 1st Period Harmony Star」レポート。アイドルたちの関係性が見える,物語を感じる公演
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印刷2025/06/17 16:06

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ライブ「学園アイドルマスター The 1st Period Harmony Star」レポート。アイドルたちの関係性が見える,物語を感じる公演

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 アイドル育成シミュレーション「学園アイドルマスター」iOS / Android / PC ※以下,学マス)のライブ「学園アイドルマスター The 1st Period Harmony Star」が,2025年5月31日と6月1日の2日間,東京・立川ステージガーデンで開催された。

 1週前に開催された「学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star」は,“ソロにフォーカスしたコンセプト”を謳った演出だったが,今回は“複数人での歌唱にフォーカスしたコンセプト”にしたもの。
 メンバーが全員揃ってのライブという点は同じものの,アイドルたちがともに織り成すさまざまな形のパフォーマンスを体験できた。本稿では,最終日となる2日めの様子をお届けしよう。


出演者(敬称略):
長月あおい(花海咲季役) 小鹿なお(月村手毬役)
飯田ヒカル (藤田ことね役) 七瀬つむぎ(有村麻央役)
花岩香奈(葛城リーリヤ役) 伊藤舞音(倉本千奈役)
湊 みや(紫雲清夏役) 川村玲奈(篠澤広役)
薄井友里(姫崎莉波役) 松田彩音(花海佑芽役)
春咲 暖(秦谷美鈴役) 陽高真白(十王星南役)

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 ライブ「学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star」が,2025年5月24日と25日の2日間,東京・立川ステージガーデンで開催された。12人のアイドル全員が出演した本ライブは,ソロにフォーカスしたもの。本稿では,2日めの様子をお届けする。

[2025/06/04 15:58]

「学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star / Harmony Star」公式サイト



驚きと感動の千秋楽。アイドルたちが一緒に歌うことで,広がる世界


 今回のライブも,恒例となった十王邦夫学園長からの挨拶と根緒亜紗里先生からの諸注意でスタート。続いてステージにある大型ディスプレイに,「準備はいい?」「当たり前!」「もちろん!」と舞台袖で気合い入れをする長月あおいさん,小鹿なおさん,飯田ヒカルさんの映像が映し出される。

 最初の曲は,花海咲季月村手毬藤田ことねの3人で結成されたユニット“Re;IRIS”(リイリス)の「雨上がりのアイリス」だ。この曲は「The 1st Period」の全日程で歌われたが,回を重ねるごとに3人の一体感が増していったように思えた。

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 2曲目は,姫崎莉波「clumsy trick」。さらに安定感を増した“お姉ちゃん力(りょく)”,トルソーを使った色っぽいパフォーマンス,そして可愛らしくはしゃぐ薄井友里さんのギャップが,全世界の弟と妹の心を打ち抜いていく。

 3曲めの「極光」は,一見儚げな葛城リーリヤの一本芯の通った格好良さがフィーチャーされる曲だ。花岩香奈さんが間奏で膝をつく振付けをした後,その手を取ったのは,なんと七瀬つむぎさん。
 後半は,麻央センパイとリーリヤという王子と姫コンビが一緒に歌うことで,対照的なふたりのクールさが際立つ。

 続いて,紫雲清夏「Tame-Lie-One-Step」へ。客席と近い距離感で盛り上がる湊 みやさんのパフォーマンス。サビの「One-Step」の部分をプロデューサーに振り,返ってきた大きいレスに「最高,いいね!」と笑顔で答える。

 そして小鹿なおさんが,今までよりもいっそう深みを増した歌唱で魅せた,月村手毬「Luna say maybe」は,今このときに全力をかける手毬の輝きが眩しく,強烈な印象を残した。

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 最初のMCパートは自己紹介から。この千秋楽にかける気合いがキャストの皆さんから伝わってきた。
 また小鹿さんが,Re;IRISの「雨上がりのアイリス」ポーズを布教したいということで,「私たち,Re;IRISです!」と人差し指を音符に見立てたポーズを3人で披露するも,まったく動きが合わず,微笑ましさに客席から笑いが起こるワンシーンも。
 6月1日は七瀬つむぎさんのお誕生日だとのことで,キャストと客席が声を揃えて「お誕生日おめでとう!」とお祝いの気持ちを伝えると,七瀬さんは思わず涙ぐんだ。

 そしてライブは次の曲に。
 倉本千奈篠澤 広月村手毬による「仮装狂騒曲」は,高速でのラップや移動の多い激しいダンスが含まれる曲だ。それぞれのキャラクターが活かされつつもスピードに乗った楽しい歌唱で,初夏の立川をハロウィンムード一色に染めた。

 弾むような楽しい雰囲気のまま,倉本千奈「日々、発見的ステップ!」へ。千奈の心のようにまっすぐ伸びる伊藤さんの声は,千奈視点の世界を疑似体験させてくれる。途中から参加したのは篠澤 広で,川村さんのふんわりした歌声が重なり,この曲に新たなストーリーが生まれた。

 湊さんと花岩さんは顔を見合わせ名前を呼び合い,紫雲清夏葛城リーリヤ新曲「ときめきエモーション」が披露された。ともにアイドルになることを誓ったふたりの約束が果たされるシーンを,我々は目撃してしまったのだ……! これまでの彼女たちを知っていれば,これがどんなに尊い一瞬なのかが分かるだろう。

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 紫の美しい光と共にステージへ上がったのは七瀬さん。そう,有村麻央「Fluorite」だ。清夏とリーリヤが去ったあとに現れる寮長の麻央。関係性がここにも物語を生んでいる。
 上級生の余裕と大人っぽさを感じさせつつも,かわいさとかっこよさがあちこちから顔を覗かせるパフォーマンスは,麻央独自の魅力だ。

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 突如,赤いライトに照らされたステージに警報が鳴り響いた。そして倉本千奈姫崎莉波葛城リーリヤ「Howling over the World」が始まった。
 伊藤さん,薄井さん,花岩さんが,普段のキャラクターとはひと味違うアツい曲を歌いこなす。初心公演でも共演していた3人だが,歌唱にもダンスにも磨きがかかり,ハモリもバッチリ決まっていた。

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 2回目のMCパートでは,新曲「ときめきエモーション」について湊さんと花岩さんが「終わりたくないという気持ちで,涙をこらえるのに必死だった」と語っていた。プロデューサーたちの姿を目に焼き付けるように,ステージから客席を見つめるふたりの姿が印象的だった。
 そして,「極光」の歌唱に加わった七瀬さんのかっこよさ,姫と王子という関係性,「仮装狂騒曲」で小鹿さんが「声量を一番上げても許されるのは手毬かな? 私を見ろ〜!」と考えて盛り上げたことなども明かされた。

 小鹿さんの「もっと盛り上がってくれますか?」というコールのあと,ステージの奥からパタパタと可愛らしく走って登場した伊藤さんは,倉本千奈「Wonder Scale」を歌った。
 伊藤さんが華麗にバトンを振れば,背後のディスプレイから魔法のエフェクトが飛び出す。ディスプレイだけでなく,会場中に魔法を振りまいたように感じられたのは,伊藤さんの豊かな表現力を持った歌の力によるものだろう。

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 千奈の歌唱が終わって幕が降り,またすぐに上がって始まったのは,十王星南「小さな野望」だ。千奈の憧れの先にいるプリマステラのお姉さま“星南”。またもアイドルの関係性が演出と曲順で表現されている。
 控えめに言っても,神セトリである。千奈はバトンを持って歌うが,星南がこの曲で持つのは剣だ。凛々しい表情で星南の生き様を歌う陽高さんの表現力に,会場のすべてが息をのんで見入り,最後には惜しみない拍手を送った。

 観客が余韻に浸る空気のなか,秦谷美鈴新曲「Superlative」が始まる。春咲さんの儚い声にEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)というギャップは面白く,耳に心地よい。
 さらに,ふんわりゆったりと舞いながらも,時々見せる鋭い表情にも美鈴の魅力的な二面性が表現されていて,ゾクゾクさせられる。

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 長月さん,湊さん,花岩さんが登場し,「桜フォトグラフ」を歌唱した。シナリオのメイン,花海咲季紫雲清夏葛城リーリヤによるパフォーマンスだ。いずれ訪れる“卒業”を情感たっぷりに歌いあげる3人。彼女たちが作り出す空気感に,会場中が浸った。

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 MCパートでは,「桜フォトグラフ」の振り付け,新曲「Superlative」,陽高さんがよりゲーム内の星南に振り付けを近づけた話,伊藤さんが「Wonder Scale」を星南の前に歌えたことなど,さまざまな話題で盛り上がる。そしてライブは,次のブロックへ。

 ステージのディスプレイには眩しい光が満ち,篠澤 広「光景」が始まる。時折り微笑みを浮かべながら衣装をひらめかせ歌い踊る川村さんが,広の世界をステージに描き出した。

 続けて秦谷美鈴「ツキノカメ」。前半と後半で変わる曲調を,春咲さんがウィスパーボイスで巧みに表現する。儚さ,強さ,妖艶さなど,美鈴を多面的に捉えることができる一曲だ。

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 弾むような楽しいイントロが流れ,ステージから手を振る“お姉ちゃん”の姿を確認! 姫崎莉波「L.U.V」では,中盤から藤田ことねが加わり,お互いの立場から恋する気持ちを歌う。
 最後のセリフ「ねえ,明日も2人で帰ろうね!」に,飯田さんが「うん!」と返事をして,仲睦まじく手を繋いで退場する流れは新鮮で,会場はさらに盛り上がった。

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 マイクを抱え込むように登場した湊さんは,紫雲清夏「カクシタワタシ」を披露した。これまで,2ndシングルの曲はほかのアイドルが途中から歌唱に参加する流れになっているので,この曲も……と予想していた観客も多かったようだ。
 登場したのは,月村手毬役の小鹿さん。隠した本当の自分がある,という共通点を持ったふたり。小鹿さんが湊さんの手をひいて起こしたり,湊さんが小鹿さんの頭に手を乗せたりする演出は,歌のなかだからこそできる,ここだけの関係性の表しかただろう。

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 そして,花海佑芽「The Rolling Riceball」が,シリアスだった会場を彼女色に染めた。わちゃわちゃと楽しい曲調だが,非常に安定した歌唱だ。
 プロデューサーたちの「もっと!」のコールに応えるように,間奏中に松田さんが作る“エアおにぎり”も絶好調,今回は超特大サイズとなっていた。エアおにぎりはこのまま巨大化の一途をたどるのだろうか……!?

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 扇子を持った小鹿さん,伊藤さん,七瀬さんが登場し歌ったのは,シーズンイベント曲の「雪解けに」。イベントのメインである月村手毬倉本千奈有村麻央のパフォーマンスは,ぴったりと振り付けは揃っているものの,ダンスには個々の個性がしっかり出ている。
 これぞ,複数のアイドルが一緒に踊ることの妙味だ。凛々しく,はんなり,優美と,三拍子揃ったステージが展開された。

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 4回目のMCパートでは,「L.U.V」の手をつなぐ演出が飯田さんの案だったこと,「日々、発見的ステップ!」を千奈と広が歌ったことなど,ふたりでの歌唱にフォーカスした内容だった。
 松田さんが佑芽として一緒に歌いたかった!と可愛らしく地団駄を踏むと,そういうことならこの場でダンスを一緒に……と話がまとまり,飯田さんだけが曲の感想を語るなか,川村さん,松田さん,薄井さんがMCを邪魔しないように静かに踊るというシュールな空間も生まれていた。

 荘厳なイントロが鳴り響き,十王星南「Our Chant」が始まる。アイドルたちを鼓舞するようなこの曲,陽高さんはプリマステラの威厳を,高いクオリティの歌唱で示す。
 そこに旗を持って現れたのは長月さん。曲は花海咲季とのデュエットとなり,ラップ,セリフのパート,美しいハモリへ,ふたりはこともなげに高難度のパートをキメていく。しのぎを削り合う初星学園のアイドルたちを鼓舞するような,素晴らしいパフォーマンスだった。

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 ステージに残った長月さんが,花海咲季「Fighting My Way」を披露した,。幾度となく歌われてきた曲だが,聞くたびに毎回違う発見がある。今回は「Ram pam pam para pum pum pa」の部分を長月さんが客席に振り,プロデューサー参加型の一曲となった。

 勢いに乗ったまま,葛城リーリヤ「白線」へ。熱い心を歌にのせ,最後の「愛しているよ!」は,今までで最も大きく長く発声された。この節目のライブに沸き起こった万感の思いを感じさせる。

 続いて,藤田ことね「世界一可愛い私」だ。“かわいい”一色に染まるステージには大きなコールが鳴り響き,「みんな,ことねのこと,好き?」と呼びかける藤田さんに会場が一体となって「スキ!」と答える。大きな愛に包まれた幸せな空間だった。

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 アイドルたちの勢いは止まらない。
 ユニット“Begrazia”(ベグラツィア)の3人がスポットライトに照らされ登場し,「Star-mine」を披露する。一見バラバラに見える,まったく違った個性を持つ3人だが,ダンスの一体感と歌に込められた泥臭いガッツには,見るものをハッとさせる力が宿っている。
 このライブで幾度となく感じたことだが,強烈な個性を持つアイドルのコラボレーションで生まれる化学変化は,それが生まれるに至った文脈と相まって,そこにしかない感動を呼び起こす。

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 花火と潮の音のなか,暑そうに顔を扇ぐ湊さん,七瀬さん,薄井さんが登場し,紫雲清夏有村麻央姫崎莉波による「キミとセミブルー」が歌われた。夏の日差しとワクワクする気持ちを,3人が笑顔いっぱいに歌い踊った。

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 一瞬の静寂が訪れた会場にピアノの音が鳴り響き,「標」の演奏が始まった。歌い出しは“Re;IRIS”と“Begrazia”の6人が行い,途中から全アイドルが参加して希望に満ちた校歌を丁寧に歌いあげる。後半に入るフェイクは陽高さんが担当し,会長が千秋楽の校歌をビシッと締める。

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 最後のMCパートでは,小鹿さんが「カクシタワタシ」にシンパシーを感じたことを話していた。また初披露の「雪解けに」は,左利きの伊藤さんには扇子さばきが難しく,日常生活でも右手を使う練習に励んでいたそうだ。

 次の曲が最後だと言う陽高さん,そして伊藤さんの音頭で「嘘つき〜!」とレスポンスをするのは,もう「学マス」ライブの恒例に。そんなやり取りのあと,本編最後に歌われたのは,1周年最後となる「初」だ。
 やはりこの曲も,アイドルひとりひとりの物語と彼女らの関係性を大事にした歌割りのセンスが神がかっていて,これまでアイドルたち,プロデューサーたちが重ねてきた物語を語るものだと感じられる。

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 たくさんの「ありがとう」が交わされながらアイドルたちが退場し,十王邦夫学園長からの挨拶,あさり先生からもあらためて「ありがとう」の言葉がプロデューサーたちに伝えられた。
 そして告知コーナーでは,本公演のブルーレイBOX発売と,2025年9月20日,21日に国立代々木競技場第一体育館にて開催予定の「学園アイドルマスター クラス対抗初星大運動会」,そして新シナリオ「STEP3」では紫雲清夏がフィーチャーされることなどが明かされた。



 大運動会も含め詳細はまだ明らかになっていないが,「学園アイドルマスター」のさらなる飛躍を予感させる告知に,熱狂の渦に包まれる会場。続報に期待したい。

 そしてキャストが再登場する。アンコールの1曲目は「ハッピーミルフィーユ」だ。
 川村さん,薄井さん,陽高さんの3人が,楽しく甘い曲に乗せ,乙女の気持ちを表現。チョコを渡すときの台詞には思わず悩殺されてしまった。

 続けて,全員での「がむしゃらに行こう!」。ラララ〜の歌詞に合わせ手を振る会場は一体となる。アイドルもプロデューサーも,リラックスした表情でこの場を楽しんでいる姿が印象的だった。

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 2週にわたって行われた4日間のライブ「The 1st Period」も,そろそろ終演に。キャストの皆さんからひとりずつされた挨拶のときには,感極まって涙が溢れる方がいたり,今までのことを振り返って感慨に浸ったりなど,たくさんの想いを込めたお話を聞くことができた。
 我々プロデューサーも,そこに自分の想いを重ねたことだろう。しっとりと聴き入る会場に長月さんは「アイマス」が20周年であることに触れ,「これからもキャストとして頑張り続けていく」と決意を表明した。

 最後の曲は,もちろん「Campus mode!!」。会場にいる全員が笑顔に包まれ,「学園アイドルマスター」の1周年を締めくくる。
 曲のあとには「プロデューサーさん,これからも,アイマスですよ! アイマス!」と唱和し,ライブは幕を閉じた。

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 「学園アイドルマスター」1周年のライブは,驚きと幸せに満ちたものだった。ソロの完成度の高さを堪能できたことはもちろんだが,ほかのアイドルとのコラボレーションはアイドル同士の関係性が加わることで曲に新鮮さが出るだけでなく,コラボを行ったアイドルの物語に違った角度からライトを当てるような効果を生みだしていた。

 そしてさらに,オリジナルの歌唱者のパフォーマンスにも更なる深みをもたらすものでもある。アイマスらしさ,アイマスの良さが出ていた素敵な施策ではないだろうか。ライブ表現の無限の可能性を改めて感じた公演だったと思う。
 これからも,たくさんの景色を見せてくれるであろうアイドルたちのきらめきに,期待したい。

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「学園アイドルマスター」公式サイト

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