
プレイレポート
強化外骨格,ロボット,気象を操るタワーなど,SF感満載のエクストラクションシューター「Exoborne」の爽快な移動を体験[TGS2025]
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本作は9月26日から10月7日まで第2回プレイテストを実施しており,筆者も事前に参加したうえで試遊に臨んだ。試遊版では強化要素がすべてアンロックされており,短時間でも本作の魅力を存分に体験できる内容になっていた。
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開発を手がけるSharkmobは,「ディビジョン」シリーズのスタッフが中心となって設立されたスタジオ。本作は,大規模な気象変動によって荒廃したアメリカの架空都市・コルトンを舞台に,生き残りを懸けて戦うエクストラクションシューターとなっている。
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ゲームプレイにも,ナラティブにも関わるコアな要素として,強化外骨格「Exo-rig」が登場する。この外骨格により,人間は激しい気候に対処し,機動力や戦闘力も得ている。
Exo-rigは,クラスのような役割にもなっており,プレイヤーは「コディアック」「ヴァイパー」「ケストレル」から好きなものを選ぶ。
コディアックは防御性能に優れ,走り続けることでアーマーやシールドを得られるタンク役。ヴァイパーは光学迷彩による奇襲が得意なステルスタイプ。ケストレルはジェットで高く飛び上がり,ホバリングも可能な機動特化型だ。
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筆者が特に気に入ったのはケストレルで,本作のマップに多い高低差を生かした立体的な移動を楽しめた。落下ダメージがなく,遠距離へはグライダー,横方向や高所への移動にはグラップリングフックを利用できる。さらにその場から高く飛び上がれるケストレルなら,移動の自由度は一層増す。
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ただし,本作はエクストラクションシューターらしく,マッチ中に死亡すると持ち物をすべて失ってしまう。軽快に移動している最中に強敵と鉢合わせすることもあり,油断は禁物だ。ザコ敵は難なく倒せるが,過信すると命取りになる。
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カジュアルで遊びやすいが,しっかりとエクストラクションシューターらしいスリルを味わえる。
マップには,謎解き要素もある。研究所のような施設に入るには,まず発電機をオンラインにする必要があり,その発電機に繋がるケーブルが断線しているので直す,といった感じ。
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アンロックするのが手間な分,強化素材や高く売れる貴重品などが手に入りやすいようだ。
もちろん時間をかけてしまうと,制限時間が来てしまう。時間をオーバーすると,巨大な嵐が来て即死らしいので,近くの脱出ポイントから生還しよう。
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マップには,コレクション要素もある。ストーリーや世界観を深掘りするものになるそうだ。
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機動力の高さによる爽快感と,敵との遭遇戦やアイテムロストによるリスクが組み合わさり,常に張りつめているのではなく,緩急のあるヒリつきを楽しめた。
美しい自然と機械が融合したグラフィックスで,マッチごとに気象の変化で印象も変わるので,どんどんマッチに挑みたくなるように感じた。